PDFファイル⇒17年8月天秤棒駅頭26 (1)

カンパ箱の位置を尋ねて、1000円を
 昨朝の駅立ちは、せんげん台駅西口で、午前5時30分から開始。暫くして、今は現役を引退された団塊のサラリーマンで、何時も娘さんを駅まで自家用車で送って来られ、チラシをお渡しする市民に挨拶。
昨朝も同じ行動だったが、カンパ箱に小銭を入れて頂いた。また、旧知の佐賀銀行員の方が。
毎回だが、1000円のカンパを頂いた。
ありがたい。更に午前7時頃、前回の駅立ちの時カンパ箱の場所を尋ねられた中年のサラリーマンの方が、今回1000円を頂いた。
場所はあそこでいいですよね、と指をさしながら。ええ、大切に使わして頂きます、と返事。
次に旧知の中年の女性が二人、二人とも登山のスタイルだったので、どこかの山に行かれるのですか?と尋ねた。
すると元気な声で富士山登頂に、との返事だった。夏場なので、山頂までだろうが、十分気をつけて、楽しんで下さい、と声を掛けた。
午前8時過ぎ馴染みのジョギング姿の中年女性から、熱中症に気をつけて、と笑顔で話し掛けられた。
一旦エスカレーターで登っていかれたが、すぐに階段を降りて来られた。ビル2階にあるパンショップからアイスコーヒーを買って、頂いた。
様々な市民から差し入れを頂くが、初めての事だった。市長と徹底的に闘って、と付言された。本年10月の市長選挙が、大きな戦いになる。
            (7月20日)

越谷選挙区の一部が、改変された結果が
昨朝の駅立ちは、大袋駅西口で何時もの様に、午前6時から開始。相変わらず早朝から蒸して暑い。
午前6時30分民進党埼玉県第13区支部長の三角そうたさんがミニバンに乗り一人でチラシ配布にやって来られた。
場所を変えますが、との話だったが、かぶってしまうが、どうぞ活動して下さい、と応じた。
次回の衆議院選挙から、現在の第3区(草加市、越谷市)の内、越谷市の大袋地区とせんげん台地区が、第13区(春日部市他5地区)に編入されることになり、越谷市内では、旧来の3区の候補者と第13区の候補者が選挙に取り組むことになった。このため、三角さんの駅立ちは、限られるがこの大袋駅西口とせんげん台駅西口での駅立ちになったのだろう。
チラシの配布が私の直ぐ傍で行われるため、三角さんのチラシを受け取って行く市民は、比較的若いサラリーマンや女性が多い事に少し驚いた。
自民党批判が爆発した東京都議選の影響か、初めて見る第13区の予定候補者への興味なのかは定かではないが。   (7月21日)

自治体学校in千葉に参加のため早朝電車で
今朝の駅立ちは、千葉市で開催されている第59回自治体学校イン千葉の講座が、午前9時30分から開始のため中止した。
この講座は、先週の土曜日、日曜日、そして今日の三日間の連続となっている。テーマは、憲法施行70年をテーマに、今日は千葉大学名誉教授 長澤成次先生が。
せんげん台駅を午前7時に出発して、会場に到着するまで、二時間を要した。朝から蒸し暑く汗がじわーっと体を覆うので、ハンカチと扇子が手放せないが、それでも次々と吹き出してくる。
ただ仙台市長選挙で、野党統一候補が当選した事に爽やかな空気が会場に漂っていた。
(7月24日)

「一心太助」に時々涙する記事が
今朝の駅立ちは、北越谷駅東口で、午前6時前から開始。 昨日に引き続き曇り空の中、涼しい。ところが、午前6時30分過ぎから小雨が降り出し、少しずつ強くなっていった。
そのため、通勤客は傘をさしての出勤となり市政レポートが渡し悪くなった。
また、街宣用テーブルが濡れて来た。
この為、街宣用具は全て撤収して駅構内に置く事になった。すると直ぐに自転車を引いた30代の女性から声が掛かった。
何時も市政レポートを楽しみに読んでいます。日々の活動を丁寧に描いていますね。主人も同じ意見です。本にされたらどうですか、と。 何処が面白いですか、と応答した。
時々涙が出そうになります。この前の北中学校の修学旅行の記事の中で、修学旅行に行けない生徒の話です、と返答された。
何気無い日々の暮しの中で、時代や社会の変化が市民の暮らし向きに現れている。
すでに下り坂の時代に入っている。これを私の視点でこれからも発信を続ける意味を、今日教えて頂いた。       (7月28日)

5000円ものカンパを定期的に
今朝の駅立ちは、越谷駅東口で午前6時から開始。昨日からの雨の影響で、曇り空で涼しく活動がし易い。(昨朝は、大雨のため駅立ちは中止)このため何人もの馴染みの市民から、涼しくていいね、日差しが弱いわね、と声を掛けて頂いた。
午前6時30分頃、駅前の日高屋(ラーメン店)の看板の架け替えに二人の作業員が従事。
駅立ち終了時間の午前8時30分を過ぎても作業は続いていた。
同じ看板の件で、越谷駅東口前のガーヤちゃんの蔵屋敷(越谷市特産の販売店)への案内看板が柱に設置されていた。
午前8時頃馴染みの40代のサラリーマンから、5000円のカンパを頂いた。定期的に同額のカンパを頂く。大変礼儀正しい方で、それだけでも恐縮している。また何時ものサラリーマンの方からもペットボトルの差し入れが。
(7月27日)

電池切れのスピーカーに立ち往生
今朝の駅立ちは、北越谷駅西口で午前7時から開始。朝から気温は上昇。街宣用のマイクを通して、本日の超党派の8人の越谷市議主催の、第4回市政報告会の参加呼びかけを始めた。
ところが、15分もしない内に、スピーカーの電池が切れてしまった。年に一度位前日に蓄積容量を確認せずに実施する事があり、今日が。
結果、現地でマイクが使用出来ず立往生してしまった。止む無く撤収するため妻に連絡するが、ついていない時は、ついていない。
20回以上呼び続けたが、午前8時過ぎにやっと話が出来た。妻のスマホも電源切れで繋がらなかった。1時間程マイクなしでいたら、馴染みの自転車整理係の方から声が。もう終わりですか?と。事情を説明したが選挙ではない日常で、コツコツと継続的に取り組む議員を市民は、良く見ていますよ、と付言された。
昨日開催した私のタウンミーティングで、越谷市長選挙をテーマで論議したが、市民税の増税で子ども達の問題解決の財源にする事に、参加者の賛同が示された事に驚いた(7月31日)


PDFファイル⇒17年8月天秤棒駅頭25

夜中、歯痛のため睡眠不足に耐えて
今朝の駅立ちは、新越谷駅西口で、毎回の駅前清掃の後午前6時から開始。直ぐに民進党の越谷市議の福田議員が車から降りて来た。
日程表では、民進党の街宣とは重なっていないはずだ、と思っていたら、福田議員の母親が長崎県壱岐市に法事のため、羽田空港に向かうバス停まで、送って来た、との事。
その後、差し入れのペットボトルを持参した、お母さんと壱岐市のウニが美味しい事等話し込んだ。気をつけていってらっしゃい、と送り出した。
しかし、体調がゼツ不調。昨晩は午前12時過ぎに床についたものの、歯ぐきの痛みで2時過ぎに起きた。昨日からの歯痛と頭痛のため眠れない。撤収して、雨を避けながら市政レポートを配り終えたのが、午前8時30分過ぎ。
直ぐに北越谷のホームドクターの日高歯科医院で、朝一番で治療を受けた。昨日から左上の歯ぐきが痛み、右下の奥歯も痛みがあり、食事を取る事も出来ない状態だった。先生に治療して頂きやっと安心したが痛みは暫く続いた。
             (7月4日)

越谷市長選挙の話題が出始めた
今朝の駅立ちは、蒲生駅東口で午前6時から開始。
連日の猛暑のため朝日がビルに遮断さ太陽が昇っていない内は、何とか市政レポートを配布出来た。
7月31日(月)午後6時30分、桜井地区センターで開催する越谷市議会の8人の有志議員が主催する、第4回の市政報告会の案内チラシを配布。
しかし。午前7時には、太陽が正面から照りつけ麦わら帽子も余り効果がない。すると馴染みの市民から場所を変えて陽射しを避けて配布したら、と心配の声が寄せられる。
その為屋根つきのベンチ前に移動した。午前8時頃中年の旧知のサラリーマンから、今度の越谷市長選挙では、誰を応援しますか、と。
まだ誰とは、決めていませんが現職市長は支持しません、と返事したが少しずつ市長選挙モードに入りつつある。
更に高齢の馴染みの女性から、1000円のカンパをほんの少しですが、と付言され頂いた。
毎回の事で恐縮してしまう。次に別の高齢女性から、暑いので体を大切に、帽子が涼しそうですね、と、褒められた?
午前8時20分頃旧知のサラリーマンから、冷たいペットボトルの差し入れが。体中汗が吹き出していて、生き返るとはこんな状態だと思える程助かった。
終了して朝食をとった最寄りのデニーズで見た朝刊には、昨日開催された国会での閉会中の委員会審査の記事が。前川参考人の毅然とした発言が目立つ。
       (7月11日)

雑念を飛ばす、朝の青空
今朝の駅立ちは、新越谷駅西口で、午前6時から午前8時30分まで実施した。
 昨日までの猛暑から、涼しい風が吹き抜ける朝となり、活動が楽に。見上げる空は青空が広がりまばらな雲も静かに移動して行った。
毎日の駅立ちが、時には苦行に思える時があるが、青空を見上げている時間に自分の雑念が飛ぶ様な感覚になる。     
(7月12日)

午前9時30分出発の行政調査、朝食はバスの中でパンを             
今朝の駅立ちは、越谷駅西口で、午前7時から開始。早々に馴染みの自転車整理係のシルバー人財センターの高齢男性から、今日も暑いですね、と声が掛かった。
午前8時30分過ぎに終了して、東埼玉資源環境組合議会の行政調査が、今日、明日のため直ちに集合場所の資源環境組合に向かった。
越谷市議会を始め、周辺の5市1町の議会の議員代表で構成されている、一部事務組合の議会だ。
参加は17名の議員と5市長と町長。千葉県旭市の「旭クリーンパーク」と成田市の「成田市宮里いずみ清掃工場」が調査対象に。バスに乗り込み前日から用意していたパンが朝食がわりに。午前9時30分出発した。
(7月13日)

今日の駅立ちは中止。成田市も朝から暑い
今朝の駅立ちは、環境資源組合議会の行政調査のため、成田市のホテルで朝を迎えたため、中止。相変わらずカーデンを抜けて朝から強い陽射しが、朝食会場にも差し込んでいる。
駅立ちの習慣で、午前5時前にはベットから起きてしまった。出発は午前9時30分なので、4時間以上もあるのだが。
朝の報道では、安倍首相の国会の委員会出席に、昨日自民党の国対委員長が拒否したにも拘らず、その3時間後には一転して、出席をする、と転換。          
(7月14日)

毎回カンパを頂くが、どなたなのか確認出来ない
昨朝の駅立ちは、せんげん台駅東口で、午前5時30分から駅前清掃の後開始した。
街宣用具を準備していたら、客待ちで談笑していた二人のタクシー運転手さんから、おはようございます、と挨拶をされた。
朝早くからご苦労様です、と返事。
午前6時30分過ぎに、自民党の浅子越谷市議が車からのぼり旗やパネルを大量に降ろし始めた。
自民党の黄川田衆議員の街宣予定を調べて重ならない事を確認済みなので、不思議に思って尋ねてみた。
すると今年10月に越谷市長選に出馬予定の畔上越谷市議のチラシ配布をするとの事だった。午前7時前には、畔上議員も到着してスタッフを含め総勢8人が集合。
畔上議員もマイクを使用するため、私のマイクと重なる事態が想定されたが、畔上議員から声がダブらない様にします、との話しがあったが気にせず活動して下さい、と応じた。
ただ今後は、自民党、民進党、共産党に畔上議員の街宣と重ならない様に計画するため、日程調整が難しくなるのが、想定される。
畔上議員のスタッフは、西口にも分かれて午前8時までチラシ配布が続いたが、終了してそのチラシを5枚頂いたが、夜開催された埼玉政経セミナーの会議で市長選挙に関する参考資料として回覧した。
駅前ロータリーを毎日清掃している馴染みの高齢男性から、また差し入れを頂く。
しかも2本も。栄養ドリンクまで頂き、恐縮してしまう。
竹ぼうきで一生懸命に清掃して汗をいっぱいかいているのは、毎回この男性なのだから。
午前8時40分に終了して用具を片付けながらカンパ箱を見たら1000円札が。
前回も同じ金額のカンパがあったので、同じ市民の方だと思われるが、大変残念な事に確認が出来ないが、感謝している。 (7月19日)


メルマガ♯がんばろう、日本!         号外(17.8.18)

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Index 

□ 民進党代表選挙 候補者討論 8月21日

□「囲む会」のご案内 

  

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民進党代表選挙 候補者討論 8月21日 1815より

Yahoo!みんなの政治

https://seiji.yahoo.co.jp/article/719/

<出演>(敬称略)
出演:前原誠司(民進党)、枝野幸男(民進党)
司会:荻上チキ
パネリスト:
神保哲生(ジャーナリスト、ビデオニュース・ドットコム代表)
浜田敬子(元AERA編集長、BUSINESS INSIDER JAPAN統括編集長)
吉田徹(北海道大学法学研究科教授)

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■第179回 東京・戸田代表を囲む会 特別編

「フォロワーシップの波をつくりだすリーダーシップとは」

8月27日(日) 1300より

ゲストスピーカー 廣瀬克哉・法政大学教授 湯浅誠・社会活動家・法政大学教授

「がんばろう、日本!」国民協議会事務所(市ヶ谷)

同人1000円  購読会員2000円

*二回の政権交代の経験を、フォロワーシップの転換としてどのように語るか。その糸口を探る議論をしたいと思います。


メルマガ♯がんばろう、日本!         №226(17.8.3)

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Index 

□ 二回の政権交代を、フォロワーシップの転換としてどう語るか

  ~民主主義のバージョンアップの糸口へ

●「決められる政治」の〝終わりの始まり〟 フォロワーシップの転換の〝始まりの始まり〟

●「決められる政治」(多数決民主主義)か、

多様な「国民」の有機的統合プロセスとしての「議論による統治」か

□「囲む会」のご案内 

  

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二回の政権交代を、フォロワーシップの転換としてどう語るか

~民主主義のバージョンアップの糸口へ

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●「決められる政治」の〝終わりの始まり〟 フォロワーシップの転換の〝始まりの始まり〟

東京都議会議員選挙での自民大敗に続き、仙台市長選挙でも与党候補が敗北、安倍政権の支持率は「危険水域」といわれる20%台まで急落している。世論調査では「自民党に対抗できる政党が必要」が八割(朝日新聞 7/11)にのぼるものの、その「受け皿」となる野党が見あたらないなかで、民意は行き場を失っている(ように見える)。

私たちは、ここからどの方向へ進むのか。政治不信と消費者民主主義の肥大化―感情の劣化と政治の劣化という負のスパイラルを、自らの足元を掘り崩すところまで進めるのか。それとも、「一票で政権をつくる」という二度の政権交代の経験を、フォロワーシップの転換として語る糸口を手にしていくのか。

東京都議会議員選挙は、その試金石となるか。

都議選の投票率は51%、前回(2013年)より8ポイント上がった。民主党政権誕生前夜、09年の都議選より3ポイント低いが、イメージ的にいえば、政権交代に期待し、がっかりして棄権した人びとのなかで、再び投票所に足を運んだ人がそれなりにいた、ということだろう。

もちろん、これには「小池効果」がかかわっている。時事通信の出口調査では、「支持政党なし」の約55%が、都民ファースト公認または推薦の候補に投票している。その「期待」を、安倍批判や「小池劇場」効果といった感情の動員レベルだけで語って終わりにするか。あるいはそこから、消費者民主主義のユーレイ(地に足がついていない、どころか「足がない」)からの転換の可能性を見出すべく、とらえていくのか。「小池都政への期待」という形で表れた有権者の気持ちを、社会的政治的表現にしていくために、どのようなコミュニケーションが求められるのか。

「別の言い方をすると、日本で初めて選挙で政権交代をして、民主党政権の経験をしたうえで今日に至っている……その中で自分と社会との関係、あるいはフォロワーとの関係の作り方の型を、それぞれが持ちつつあるということです。政権交代とその『失敗』の経験を、組織として集積することはまったくできていません。個人として集積するしかない。~中略~そのためには、他者との関係で気持ちが通じ合うということでないとダメですね。気持ちというのはそれぞれですから、百人いれば気持ちの通じ方も百通りを越える。それがないと、『伝える』活動、『広げる』活動は分かりません。『自分は正しい』『自分はこれをやりたい』とさえ言っていればいいと思うのは、素人です。

気持ちを分かち合うということがない時は、…『アンチ安倍』とか、『○○に反対』ということで、何かしら一致しているように思っているということです」(戸田代表 457号「囲む会」)

賛成・反対の二択や、与えられた選択肢から自分の気に入ったものを選ぶ・うまくいかなければ文句を言う、という消費者的態度にとどまらない「小池都政への期待」の可能性があるとすれば、ひとついえることは、二〇二〇年以後の超高齢・人口減少フェーズにおける東京の課題に関する「自分事」感覚―当事者性の萌芽―ではないか。

 「都議選で投票する人を決めるとき、市場移転を重視するかどうか」について、朝日調査では「重視する」30%「重視しない」63%。読売調査では、争点として重視するテーマは「医療や福祉政策」76%、「地震などの防災対策」65%で、市場移転問題は48%にとどまっている。曲がりなりにも、「二〇二〇年以後の東京」を中心課題として訴えたのは、小池知事がはじめてだろう。この「期待」に応えずに、〝国政あそび〟にうつつをぬかすことを許さない。それが、二元代表制の一方である都議会に託された民意というべきだろう。(都民ファーストの国政進出について、「進出してほしい」42%、「してほしくない」36% 朝日7/11)

 都議会では、都民ファースト55議席をはじめ小池知事支持勢力は79議席と過半数を上回る。常識的に考えれば、これまでブラックボックス化していた都政のチェックや情報公開、議会改革(開かれた議会)は、少なくとも全国標準並みにはなるはずだ。(「あったもの」を「なかった」とは言わない程度の、常識の公文書管理など。)

問題は誰がそこに魂を入れるか。政権交代前夜に民主党は都議会第一党となりながら、過半数に達しないために苦労した。その経験から何を学んだかということであり(多数をとりさえすればできるor合意形成プロセスをマネージする)、さらに言えば「オープンガバメント」を目指したものの混乱に陥った民主党政権の失敗の経験を、どこまで「自分事」にできるのか、ということでもある。

そしてそこで、有権者の「期待」と接点をもつコミュニケーションを、どれだけ集積できるか。これは政治に対して「結果を出せ」と要求する消費者的態度から、合意形成に関わる当事者性への転換の糸口だ。

これからの日本社会では、縮小均衡は避けられない。そこで政治に求められるのは、「みんなが満足する結果」ではなく、「それぞれが納得する(「仕方ない」と思える)結論」を出せるかであり、必要なのは「お互いさま」と思えるような合意形成のプロセスと、そのインフラ整備だ。

 「(区画整理を)市の施工でやると、その地域の住民は消費者になって、行政不服審査を何十通も出してきたりするんですね。組合施工でやると、何となくお互いさまという中で、そんなに異論は出てこないんです。

 当事者意識というのは、そういうところだと思うんですね。お互いさまだと思えれば、ある程度がまんして、辛抱強く着地点を見つけようとするのが人間だと思います。ところが自分は消費者側だとか、自分は当事者ではないという判断をした時には、何と言うか人間の獰猛さみたいなものを感じることもあります。

 下り坂の時代とか、撤退戦という話がありましたが、特に首都圏ではこれから、いろいろ嫌な判断をしていく場面が本格的にでてくるわけです。公共施設の再編なんかもそうですね。そういう時に、みんなが当事者意識を持って判断していけるところに持ち込むことができれば、下り坂を降りていくのにマッチした社会が作れるのかなと思います。

そのためには繰り返しになりますが、身の回りの範囲でみんなが考えていく、身の回りの範囲のことを役所からも投げかけていく、そんなことができればなと思っています」(松本・和光市長 6/18シンポジウム)

多様なフォロワーシップの波をつくりだし、そのコミュニケーションの繰り返しのなかから当事者性を涵養していく―こうした合意形成プロセスをマネージしていくこと。「決められる政治」の対極ともいえる、こうした政治プロセスへの転換の地歩を、足元から固めていくときだ。劣化した土壌のまま、化学肥料とF1種と農薬で「いい」野菜を作っても先細るだけ。必要なのは、豊かな土壌づくりだ。そのためにも、「お試し改憲」をはじめとする政治の〝煽り〟行為を封じるフォロワーシップの波を。

●「決められる政治」(多数決民主主義)か、

 多様な「国民」の有機的統合プロセスとしての「議論による統治」か

 安倍一強体制の崩壊、民進党の迷走…。過去二回、「一票で政権を替える、作る」経験をした私たちは、こうした液状化現象にどう向き合うのか。

 「官僚主導でやってきた行政が本格的に転換したのは2009年に民主党政権が発足して脱官僚依存を唱えた時点からです。民主党政権は政治主導を制度化しないままに自民党政権に代わり、4年間、政治主導として進めてきたことの限界が出ています。~略~政策形成は限界にぶつかっている。~略~多角的に問題の所在を認識、分析しないまま、~略~短絡的に考えられています。十分に練られた政策とはいえず、思いつきに近いものです」(牧原出・東大教授 朝日7/25)。

 政権交代の「先」の政治プロセス、合意形成プロセスを「お任せ」にして、「結果を出せ」と要求する消費者にとどまるか、政権交代の「先」の政治プロセスにも「自分事」感覚を持つフォロワーへ、歩みを進めるか。

 民主党政権の混乱を「決められない政治」と批判した安倍政権の「決められる政治」とは何だったか。「多角的に問題の所在を認識、分析しないまま、~略~短絡的に考えられ」た「思いつきに近い」(牧原 前出)政策が、多数決至上主義で「短絡的」に決められた。その「歪み」が端的に表出したのが森友、加計、日報問題ではないか。

 オープンな決定過程を目指すゆえの混乱か、「官邸の意向」次第で「決められる政治」か。「決められる政治」(多数決民主主義)か、多様な「国民」の有機的統合プロセスとしての「議論による統治」か。二度の政権交代の経験を、この点からも検証するステージに進もう。

 民主党政権は曲がりなりにも原発・エネルギー政策という国民的課題を、参加とオープンなプロセスで決めようとした。安倍政権では、3.11以前に戻っている。その「逆コース」をなお押しとどめているのは、地方における「脱原発依存」の根強い民意であり、エネルギーを「自分事」とする暮らしの営みだ。

 特区は民主党政権では、地域発の要望を受けたボトムアップの認定過程だった。安倍政権では「やる気のある地域を国が指定する」という、自治分権とは対極に転換した。森友、加計は、そこに群がる「お友だち利権」の一端にすぎない。その背景には、「天下り」ならぬ「天上がり」(458号岡田・京都大学教授「囲む会」参照)という利害関係者による政治プロセスの占有―国民(国会)、自治体は排除―がある。

 政権の都合で「あったもの」を「なかった」と言い、「戦闘」を「衝突」と言い換える。そんなことが頻発する「決められる」政治は、まともではない。(退却を「転戦」、略奪を「調達」と言い換えた時代は、「忘れていい」過去ではない。)

 「議論による統治」には、まだまだ混乱や紆余曲折は避けられない。しかし、多角的な問題の所在を共有すれば市民もすぐに「結果をだせ」とは言わない、という実践知、経験知はすでに自治の現場では集積されつつある(6/18シンポジウム参照)。こうした土壌をさらに豊かなものにすることこそ! 

 そのためにも「お試し改憲」より、「人たるに値する生活の必要」(労働基準法)を充たすべく憲法の実質化を!

 

(「日本再生」459号 一面より)

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「囲む会」のご案内 

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2009年民主党政権、2012年第二次安倍政権という二回の政権交代の経験を、

フォロワーシップの転換としてどのように語るか。

今年後半から来年にかけては、こうした問題設定から各種の催しを企画していきます。

政治不信と消費者民主主義の肥大化―感情の劣化と政治の劣化という負のスパイラルを、

自らの足元を掘り崩すところまで進めるのか。

それとも、「一票で政権をつくる」という二度の政権交代の経験を、

フォロワーシップの転換として語る糸口を手にしていくのか。

予定される総選挙、憲法改正論議などを、

民主主義のバージョンアップにむけたとば口として迎えるべく!

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■第179回 東京・戸田代表を囲む会 特別編

「フォロワーシップの波をつくりだすリーダーシップとは」

8月27日(日) 1300より

ゲストスピーカー 廣瀬克哉・法政大学教授 湯浅誠・社会活動家・法政大学教授

「がんばろう、日本!」国民協議会事務所(市ヶ谷)

同人1000円  購読会員2000円

*二回の政権交代の経験を、フォロワーシップの転換としてどのように語るか。その糸口を探る議論をしたいと思います。

■第106回 シンポジウム

「民主主義のための社会的投資とは」(仮)

10月21日(土) 1300から

TKP麹町駅前会議室 ホール8A

諸富徹・京都大学教授 廣瀬克哉・法政大学教授 佐無田光・金沢大学教授 ほか

参加費 2000円

*6/18シンポジウムの「続編」。民主主義のインフラとしての社会関係資本(人びとのつながり)を

豊かにするための社会的投資とは、そこでの自治・自治体の役割、可能性とは…

■第29回関西政経セミナー 
「まちづくり・地域経済と、自治・民主主義」(仮)
11月4日(土) 1400から

キャンパスプラザ京都

川勝健志・京都府立大学准教授、田中誠太・八尾市長 ほか
参加費 1000円

*上記と同様の趣旨で。

■第31回 戸田代表を囲む会in京都

「中東を考える」(仮)

9月26日(火) 1830から

コープイン京都

末近浩太・立命館大学教授

参加費 1000円

■「がんばろう、日本!」国民協議会 第八回大会第五回総会

11月12日(日) 1000から1800

「がんばろう、日本!」国民協議会事務所(市ヶ谷)