メルマガ♯がんばろう、日本!         号外(18.3.22)

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「がんばろう、日本!」国民協議会

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Index 

□3月&4月「囲む会」のご案内

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東京・戸田代表を囲む会

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いずれも

会場 「がんばろう、日本!」国民協議会 事務所(市ヶ谷)

会費 同人 1000円  購読会員 2000円 

□第186回 東京・戸田代表を囲む会

 「立憲民主主義と地方自治・住民自治」(仮)

 3月24日(土) 正午(12時)から

 ゲストスピーカー 松本武洋・和光市長

*地域包括ケア、ネウボラなど地域を軸とした福祉政策から、地域自治・住民自治の当事者性をどのように涵養するのか。

伝統的なコミュニティがない都市部で、自治をつくりだすには?

□第187回 東京・戸田代表を囲む会

 「米朝戦争の危機と日本の針路」(仮)

 4月9日(月) 午後6時45分から

 ゲストスピーカー 柳澤協二・元内閣官房副長官補

□第188回 東京・戸田代表を囲む会
「日本国際ボランティアセンター(JVC)の活動をふりかえって」(仮)
4月20日(金) 1845から
ゲストスピーカー 谷山博史・JVC代表

□第189回 東京・戸田代表を囲む会
「アフリカの今とこれから」(仮)
5月15日(火) 1845から
ゲストスピーカー 坂井真紀子・東京外国語大学准教授

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京都・戸田代表を囲む会

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□第33回 戸田代表を囲む会in京都
4月23日(月) 1900から2100 (1830開場)
コープイン京都

「憲法改正の論じかた/立憲的な憲法改正の論じかた・非立憲的な憲法改正の論じかた」

ゲストスピーカー 曽我部真裕・京都大学教授

会費 1000円

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著書紹介 「人口減少時代の都市」(中公新書) 諸富徹・著

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人口減少時代を「危機」ではなく「チャンス」に転じるカギは「自治力」。

地域経営と地域自治について、この間の議論の蓄積が的確に整理された良書。

定価800円+税のところ、特別価格780円(税込)で取扱い中 (残部わずか)


石津美知子
「がんばろう、日本!」国民協議会

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PDFファイル⇒18年 2月天秤棒駅頭40

選挙中ではないが、陣中見舞を頂く
今朝の駅立ちは、北越谷駅東口で通常どおり午前6時から開始した。
開始に向けて、街宣用具の準備をしようと、車から運んでいたら、近くの公衆電話ボックスの中で、30代の女性が何かを食べておられた。
なんと、湯気がたっているカップ麺を一人で立ってすすっておられたのだ。
依然として寒気が厳しい中、朝食を取る時間もなく、しかしお腹を満たす食事として、コンビニで購入したカップ麺にお湯を注いで、外で食べるわけにもいかず、電話ボックスの中となったのでは、と勝手に想像しながら準備を進めた。
午前8時前、馴染みの中年サラリーマンの方から、ほんの少し、本当にほんの少しと話して、のし袋に入った1000円のカンパを初めて頂いた。しかも“陣中見舞”と記されており、住所、氏名も書かれていた。
 選挙期間中ではないので、“陣中見舞”の文字も初めての事だが、常在戦場との意味では、それもありか、と思った。
えー、ずうーっと持ち歩いておられたのですか、と応答したら、そう、何時か渡そうと思って持っていた、との返事だった。
最近、常に鞄で持参していて、駅頭時にカンパを頂く市民の方が増えている。
日ごろから、市政レポートや活動を気にして頂いている証左なのだろうと、受け止めている。  
               (2月9日)
風呂場の暖房を巡って
今朝の駅立ちは、越谷駅東口で午前6時から始めた。午前7時頃、旧知の中年サラリーマンの方と立ち話になった。
この方は、霊きゅう車の販売とリースをする会社に勤めていて、毎回暖かいペットボトルをホッカイロ代わりに、と頂いている。
やはり異常な寒さが続いているので、葬儀が多く仕事が忙しいですか、と私が尋ねた。
えー、やっぱり増えています。風呂場やトイレの寒暖の差がこの季節は大きく、死亡される方が多くなっています、と。
特に風呂場は、一旦服を脱いでしまうので高齢者は体調に異変を起こしやすので、自身も自宅の脱衣場には、暖房の設備している、との事だった。
5時間の夜の駅立ちが終了して、心底体が冷え切っているところに、熱い風呂に飛び込む様な私などが一番危険ですね、と返答した。
脱衣場の暖房は、妻からも希望されてはいるが、ついつい後回しになっている。
(2月14日)

大雪は駅前広場の天井を壊していた
今朝の駅立ちは、新越谷駅東口で通常どおり午前6時から開始。駅に到着して街宣用具を設置して何時もの様に駅前清掃の後、市政レポートの配布を始めた。
暫くすると、何組ものペアルックの2人組の少女達が、キャリーバックを引きながら通過して行く。中には、3人組の少女も。これまで時々見かけたが、ミッキーのセーターを着ていたのでディズニーランドへ向かうのか、と思っていたら、ライブに参加するとの事も。(裏へ)
今日も恐らくそうだろうが、だれのライブなのだろうか。少女達はみな楽しそうな顔つきで、おしゃべりをしながら南越谷駅へ向かって行った。(一日楽しんで、と心で呼びかけた)
午前7時30分頃、馴染みの30代のサリーマンの方から、駅天井の下の歩道2か所に応急の柵が設置されている事に関して、早く修理が出来ないでしょうか、と話し掛けられた。
先般の大雪のため天井の透明ガラスが破損して破片が落下するので、通行人の安全を図るために設置されていた。
これまで、天井が破損した事の記憶がないため、今回の寒気による雪の重さとは相当なものだろう。
更に市政報告の演説をしていたら、作業服姿の中年男性が、じっとこちらを見ていたがⅠm
近くまで接近して何かを呟いている。
明らかに酔っていて、こちらの演説に、あなたは真面目かもしれない、そうそう税金は高い、と反応しているが、私に話し掛けようとはしない。
この状態で10分以上も私の前に立ちはだかっていたため、すみません、演説中なので少し避けて頂けませんか、とお願いした。
すると直ぐにきびすを返して近くのパンショップ前にいた友達(同僚?)と暫く談笑していた。恐らく、現場作業員で、夜勤の仕事を終わり、居酒屋で一杯引っかけて私を見かけたのだろう。政治への不満や日々の生活の苦しさを聞くような政治家がいないため、一言言おうとしたのだろうが、気が小さくて演説を中断させるほどの勇気もなかったのでは。(アルコールが完全に抜けたら、ゆっくりしましょう、と言う間もなく去って行った)
午前8時過ぎ、中年女性が近づいて来て、白い財布の中から、これカンパです、と1000円をカンパ箱に入れて頂いた。
最近どの駅でもカンパや差し入れが継続している、多様な市民の皆さんと小さな絆が広がっている実感がある。   (2月15日)

次々に寄せられるカンパは
今朝の駅立ちは、蒲生駅東口で、通常通り午前6時から午前8時30分の時間帯で実施した。何時ものことだが、午前6時から午前7時までは通勤客は少なく、当然だが市政レポートの受け取りも少ない。
しかし、15年間の駅頭の取り組みで、馴染みの市民は確実におられる。
午前6時10分頃、現場の仕事だろうか厚い防寒着(警備員?)の高齢男性、午前6時20分頃何時もの笑顔で挨拶をされて、市政レポートを受け取って頂く女性や、市政レポートは受けとらないのだが、おはようございます、と挨拶を交わす20代前半(と見える)の女性など多様な市民と出会う時間帯となっている。
午前7時過ぎ、何時も自転車で駅前を通り過ぎて行く高齢男性が、自転車を降りて歩道まで来られて、40年位前東武鉄道の高架に関して越谷市が標語を募集した折、優秀賞を受賞した、等の話で盛り上がっていた。
すると馴染みのサラリーマンの方が、演台に置いてあるカンパ箱にカンパを頂いた。お礼を言って話し掛けようとしたら、高齢男性との談笑に気を使われたのか、笑顔で直ぐに改札に向かわれた。
駅立ち終了後、カンパ箱を確認したら2000円が入っていた。
その後、ベンチコートを着て犬と散歩中の高齢男性が無言で、私に近づいて来られた。
通常は市政レポートを受け取って頂くのだが、その様な様子でもないので、話し掛けようとしたら1000円をカンパ箱へ。
ありがとうございます、大切に使わせて頂きます、と応答し市政レポートを手渡したが、それでも最後まで無言で立ち去って行かれた。
しかし、私や市政への関心がなければこんな行動にはならないのだから、また市民との距離感が縮まった。
午前8時過ぎ、旧知の高齢女性から、今回も1000円のカンパを頂いた。直ぐにお礼を言ったのだが、裸のままカンパをするのは、失礼かもしれませんが、他の方はのし袋に入れてカンパされているので、との返事だった。
(これまでの市政レポートに、最近掲載された、のし袋を使ったカンパが多いとの記事を見られたのだろう)
とんでもありません、皆さんから気持ちを頂いているので、それぞれですよ、応答した。
終了後、カンパ箱の中をみたらなんと合計4000円にもなっていた。より強いつながりが生まれている。      
(2月16日)


PDFファイル⇒18年 1月天秤棒駅頭39

大雪には勝てない日々
昨朝の駅立ちは、午前7時から越谷駅西口で開始した。先週壊れてしまった、たれ幕を吊すキャンプ用具のカンテラ用のグッズを初めて使用した。
先日イオンレイクタウン店の近くにあるワイルド1(アウトドアの専門店)で購入したのだが、やはり年月が経つと、更に使いやすく改善がされていて軽くて安定している。
ただ、慣れていないので、設置に少し時間はかかったが、前のより倒れにくい。
街宣用具を設置して、市政報告会を始めようとした、矢先小雪が降って来た。
天気予報では、午後から雪のはずだったが、結構降って来て小雨まじりなので、止む無く決断して中止。
直ぐに妻に電話して、戻って来る様に連絡したら、案の定何故早く言わないのーと、もう直ぐ家に着いちゃうよう、と不機嫌そうな声で。
えーこちらも全て設置したのだから、実施したいのは山々ですが、実行出来ないのですから、との言葉を飲み込み、何回もお願いして撤収。
そして、今朝は昨夜からの大雪で、一面の雪景色。そのため今日も駅立ちは、中止となった。
明日以降は、一段と冷え込む、との予報なので春が待ち遠しい。    (1月23日)
電車事故の影響なのか、大渋滞

今朝の駅立ちは、午前7時から越谷駅西口で実施した。先週からの大雪と連日の寒気のため、大通りは通常通り通行出来るものの、日蔭や小道には残雪があり、所々アイスバーン化している。
 気温は相変わらずで、駅頭でも肌を刺すように風があたり、寒い。そのためなのか、道路が混んでおり、自宅から駅までに行くのに通常より時間がかかった。
 午前7時開始と同時に、馴染みの犬の散歩中の30代の男性から、今回もワンコインのカンパを頂いた。
 午前8時30分過ぎに終了して、街宣用具を片付けていたら、改札付近から大きなマイクの音が聞こえて来た。何だろうと思って確認のため改札に行ってみたら、曳舟駅付近で人身事故のため、電車が混乱していた。
 そのため駅員さんが、降車してくる乗客、特に高校生に向かって、「学校には東武鉄道からすでに連絡をしています」と呼びかけていた。
 恐らく遅延証明書の発行は必要がない、との案内だったのだろう。
 そして、妻の迎えの車を待っていたが、中々到着せず、30分以上待ってやっと来た。
 大通りが大渋滞のため動かなかった、との事で、午前6時過ぎからの混雑が更に激しくなっていたせいだと、妻から聞かされた。
 待っている間、馴染みの自転車誘導整理係の高齢男性から話し掛けられた。
先日は直ぐに撤収されましたね、と。そうなんですよ、準備が整った途端に雪が降り出して来て、中止しました、と応答した。(大雪となった、1月22日の朝の出来事だ)
 また、駅前のごみや吸い殻の散乱が相変わらず多い。更に駅前のパン販売店の前の道路が凍りついているため、滑って危ないので、市民からこの高齢男性に対して通行出来るように対処して欲しいと要請されたが、断った、との話だった。
 自転車誘導が主な仕事であり、雪の処理までは出来ず、むしろパン販売店にお願いしてもらいたい、との思いだと話された。(裏へ)
 大雪の影響は、こんなところまで及んでいるが、数日後にはまた大型の寒気に襲われるとの天気予想に、多少うんざり気味の気分になった頃、妻の車が到着した。
自宅に帰り着いたのは、午前9時30分をすでに回っており、朝食を取れたのは、午前10時を過ぎていた。     (1月30日)

自転車の駅前問題は解決したのか?
 今朝の駅立ちは、午前7時から開始したが、やっぱり寒さが身に沁みる。
先般開所した有料自転車駐輪場には、値下げしましたとの、のぼりが立っていた。
この間、環境や健康に気遣うため通勤、通学のための自転車利用が急増したため、駅前の自転車駐輪や放置問題が大きな論議となった。
私にも何人もの市民から陳情を頂いた。
このため、駅前には駐輪場の整備が全駅で着々と進み、この駅でも有料駐輪場が設置されていた。
先般、更に増設された駐輪場だったのだが、確かに空車が目立つ状態になっていた。
料金を下げたのは、利用者が少ないのだろうが、すでに、市民の要望は満たされているのだろうか。
午前10時から都内代々木で開催された「保育・幼児教育制度の転換と地方行政」のセミナー参加のため、午前8時30分終了と同時に電車に飛び乗った。こんなタイトな時間の時は、何時もそうするのだが、コンビニでおにぎりとペットボトルを購入して、朝食をとっている。
最も、電車の中で口にするのは多少気が引けるのだが。何とかセミナー開始の2分前には会場に到着した。        (2月6日)

朝と夕方の駅立ちの違いは
今朝は、午前5時30分からせんげん台駅東口で駅立ちを開始して、午前8時30分までの3時間の活動を終えた。
午前5時過ぎに駅前に到着して、低位置に街宣用具の設置に取り掛かろうとしたら、歩道に残雪があり、完全に氷状態になっていた。
止む無く、位置をずらして設置したが、カチンカチンの状態で看板がすべりそうになるほど。更に依然寒気が襲って来って来る。すると駅前清掃係りの馴染みの高齢男性から午前8時頃、暖かいお茶とコーヒーのペットボトルを2本も頂いた。2週間に一度のペースで、この駅での駅立ちでは毎回必ず差し入れを頂いており、恐縮してしまう。
 また、カンパ箱には、これも旧知のサラリーマンの方から定期で1000円を頂いた。
 この日は、午後5時30分から同駅で、自治みらい(私が代表の市議会の会派)の駅頭市政報告会を実施し、会派の会報「ギカイタイムス」(12月市議会報告の特集)を配布した。
 すると馴染みの市民からは、朝貰ったから(私の市政レポートを)との反応が数人あったが、いいえ、これは会派の会報です、と手渡した。明日も午前7時から、せんげん台駅西口で自治みらいの駅前市政報告会に取り組む。
               (2月7日)

駅立ちの日程は、公表してはいなのだが
今朝の駅立ちは、午前5時30分からせんげん台西口で開始したが、市政レポートの配布を始めた途端、馴染みの高齢男性から、のし袋に入った1000円のカンパを頂いた。
こんな朝早くから事前に準備されていたのではないだろうから、徒歩で駅に向かう途中に私の姿を見てか、声を聴いて用意されたのだろう。それにしても、新品ののし袋を持ち歩いていないと、対応が出来ないはずで、感謝の言葉しか浮かばなかった。
更に、午前6時頃、旧知の佐賀銀行の行員の方からも定期の1000円のカンパを頂いた。
そして、前回は15日でしたね、と話し掛けられた。(前回とは、1月15日に実施したこの駅での駅立ちのこと)銀行員なので数字には強いのだろうが、正確に期日を記帳しておられる事に驚いてしまった。また、旧知の市民から500円がカンパ箱へ。
午前7時から自治みらいの駅前市政報告会を開始するため、私の街宣用具はその前に撤収した。今回から自治みらいの街宣用具の運搬は、山田裕子議員が担当する事になり、山田議員の車が開始前に到着した。これから1時間自治みらいの活動を続けた。     (2月8日)



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Index 

□まっとうな働き方ができる、まっとうな政治を

安倍政治―立憲的独裁に抗して、立憲民主主義を具現化する糸口へ

●安倍政治の検証から、立憲民主主義を具現化する糸口へ

●「働いた分の給与は払ってほしい、残業させるなら残業代は払ってほしい」

 まっとうな働き方を!

□「囲む会」のご案内

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まっとうな働き方ができる、まっとうな政治を

安倍政治―立憲的独裁に抗して、立憲民主主義を具現化する糸口へ

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●安倍政治の検証から、立憲民主主義を具現化する糸口へ

 今国会で安倍首相が改憲とともに前面に掲げる「働き方改革」、その柱である裁量労働制をめぐってとんでもないことになっている。法案の前提・根拠とされるはずのデータがまるでデタラメ、さらに「なくなった」とされていたデータの元である調査票原本が、厚労省の倉庫から段ボール32箱分、野党によって「発見」された。第一次安倍内閣(07年)の「消えた年金」問題を彷彿とさせるような事態ともいえる。

 ここには、安倍政治の検証に関わる二つの論点があるといえる。ひとつは「安倍一強」の下での政策プロセスの問題。もうひとつは、首相が働き方改革を「戦後の労働基準法制定以来、70年ぶりの大改革」と称するように、憲法実現法律(*)ともいうべき労働法制の改正をめぐって、立憲民主主義を支える意思を暮らしの現場でどう作り出していくか、という問題だろう。(*「『憲法』とは、憲法典だけでなく、憲法典に散りばめられた理念をより豊かなものにしていく憲法実現法律も含むわけです。政治は、『憲法』に縛られつつも、『憲法』を充実していく責務を負っていることになります」山本龍彦・慶應大学教授 7面参照)

 論点のひとつ、政策プロセスについて。

 上西充子・法政大学教授は、安倍政権の労働政策は「労政審(有識者、労使の三者で構成)ではなく、労働側が加わらない官邸の会議など、官邸主導で進められることが目立つ。裁量労働制の対象拡大や『残業代ゼロ制度(高度プロフェッショナル制度)』もこの手法で法案化された。このやり方を労働側は再三批判してきた」と、官邸主導の政策プロセスを問題視している。

 「安倍一強」の下での政策プロセスは、従来のような党や既存の審議会の議論を経ることなく、首相の意向を受けて官邸主導で進められるようになった。消費税の使途変更、教育無償化、出国税、企業拠出金など最近の目玉政策は、押しなべて官邸主導の決定である。

 首相の意向で政策が決まり、国会では野党の質問にまともに答えず、時間が経てば「審議は尽くした」として数の力で押し切る。あたかも「選挙で勝ったのだから、『期限付き独裁』だ」とでもいうような政策プロセスは、民主的というにはほど遠い。

 代議制民主主義の下、国民の声は選挙で選出された議員を通じて国会に届けられる。国民の声を代弁する野党議員の質問には答えず、国民を代表するはずの与党議員もただの頭数にしてしまえば、代議制民主主義はますます機能不全に陥る。(議院内閣制においては、野党は主に国会審議を通じて、与党は主に政府・与党が一体化した政策形成プロセスを通じて、国民の声を代表する。)

 さらに安倍政権の下では、政府税制調査会、中央教育審議会、社会保障審議会なども形骸化している。「隠れみの」「官僚の振り付けどおり」と批判されることもある審議会だが、時の政権に批判的な委員も含まれ、一応国民を代表する形となっている。ところが今やこれに代わり、首相直属の有識者会議が問題ごとに組織され、短期間議論し報告書を作成する。

 「今回の最大の問題は、官邸の産業競争力会議という厚生労働大臣も正規メンバーではなく、労働者も入ってないところで、裁量労働制の拡大を決めて閣議決定でおろしてきた。そのひずみがデータ問題等の現実無視のものとして噴出している」と長妻議員は指摘している。

 「選挙で勝ったのだから、『期限付き独裁』だ」とでもいうような官邸主導の行きすぎは、容易に行政権の私物化に結びつく。国有地、補助金、許認可、特区などをめぐる「お友達」案件の疑惑の数々、それに伴う公文書管理や情報公開といった、民主主義のインフラの毀損の数々。

 「安倍一強」の下で進みつつあるのは、立憲的ではあるが独裁的な政治であり、「議論による統治」「議論を通じた合意形成」をすっ飛ばした「決められる政治」にほかならない。

 「(1930年代に提唱された「立憲独裁」という概念は)『デモクラシー』とはかけ離れたもので、『「立憲デモクラシー』ではありませんでした。『立憲的独裁』は、政党政治から、(行政権に直結する少数の)専門家による国家支配への移行を目指す考え方です(引用者/軍部支配も専門家支配の一形態)。明治憲法を変えることは事実上できないので、明治憲法の枠の中で政治のあり方を変える手段でした」(三谷太一郎 1/22毎日)

 「日本の権力形態は今後、『立憲的独裁』、つまり『専門家支配』に進むのではないかと危惧しています。~中略~『議論による統治』、言い換えれば『立憲デモクラシー』の原点にもどる必要があるでしょう」(同前)

 安倍政治の検証を通じて、「立憲的独裁」に替わる「議論による統治」としての立憲デモクラシーを具現化していく糸口へと、どう転じていくか。ここが問われている。安倍政治を「反立憲」「立憲的独裁」と批判するだけでは、立憲民主主義を支える意思は生み出されない。

 「立憲主義という言葉が登場するのは、大正デモクラシーの時期、薩長藩閥政治との関係の第一次護憲運動です。その時は明治憲法ですから天皇主権。戦後は国民主権ですから、立憲主義も『憲法で権力をしばる』のみならず、『主権者国民が権力を構成する』と。ここが分かっていないと、立憲民主主義は分からない。単なる反権力になってしまうわけです」(戸田代表 11-12面)

 「憲法というのは、憲法制定者が憲法典を作ったらそれで完成ではない。重要なのは、憲法典というフレームワークの上に、どのような憲法秩序を建築するか、です。政治は、あるいは民主主義は、憲法典のフレームワークに制約されながらも、憲法を積極的に建築するものです。そこに、立憲『民主主義』の意味があると私は考えます。憲法に制約された民主主義というのは『立憲民主主義』の一面的な理解でしかない。より豊かな憲法秩序を積極的に『建築』することも、『立憲民主主義』の重要な要素ではないでしょうか」(山本教授 前出)

●「働いた分の給与は払ってほしい、残業させるなら残業代は払ってほしい」

 まっとうな働き方を!

 労働基準法は第1条で「労働条件は、労働者が人たるに値する生活を営むための必要を充たすべきものでなければならない」としている。憲法的価値を実現するための憲法実現法律と位置づけられるだろう。同時に労働者と資本の関係には圧倒的な非対称性がある(対等ではありえない)ため、労働三権の保障をはじめとして、さまざまな労働者保護が制度化されている(少なくとも形のうえでは)。この労働者保護の「岩盤規制にドリルで穴を開け」ようというのが、今回の裁量労働制の拡大にほかならない。

 裁量労働制とは、実労働時間ではなく「みなし労働時間」で時間管理をする制度で、「みなし労働時間」が8時間なら、実際には9時間働こうが10時間働こうが8時間分の賃金しか支払われない。本来であれば、8時間を超える労働には残業代の支払いが必要であり、なおかつ労使協定(三六協定)の範囲内での残業しか認められない。しかし裁量労働制では、実際に労働者が何時間働いても「みなし労働時間」に対する賃金だけ払えばよい。「定額働かせ放題」「残業代ゼロ円」といわれる所以だ。

 これまで対象職種は厳格に絞り、かつ手続きを必要とすることで、その拡大を抑制してきたが、その対象を拡大しようするのが今回の法案。どの程度の労働者が対象となりうるのか、政府は具体的に示していないが、いったん法改正が行われれば、裁量労働制が際限なく拡大してしまう可能性がある。山井議員の質問主意書への答弁書によれば、正社員だけでなく、契約社員などの有期契約労働者にも適用することが可能で、最低賃金で働く労働者にも適用可能とされている。

 裁量労働制といっても、そもそも働く側に業務量についての裁量はない。使用者側はめいっぱい仕事を与えて、9時間かかろうが10時間かかろうが、「あとはご自由に」ということにすぎない。自分で業務を裁量できる職位や職種ならともかく、業務量について裁量権のない普通の労働者にとっては、ブラック労働が合法化されるに等しい。

 月百時間まで(過労死ライン!)という時間外労働の上限規制の一方で、裁量労働制の実労働時間は上限規制の対象外なので、むしろ上限規制の抜け穴が拡大されかねない。このように裁量労働制の拡大は、憲法―労働法制を大きく揺るがすことになる。

 これに対して「働いた分の給与は払ってほしい、残業させるなら残業代は払ってほしい」というのは、至極まっとうな要求だ。自己責任論が蔓延する世間のなかで、これをどのようにして多くの人の当たり前の声にしていくか。

 自己責任論は、将来不安のなかで誰かを他者化してバッシングすることで蔓延してきたといえるだろう。欧米では主にネオ・ナショナリズムとして現れる「不安」は、日本では「弱者」に「自己責任論」を投げつける形をとることが多いのではないか。こうしたなかで社会活動家の湯浅誠氏は、子どもの貧困は自己責任論を乗り越えられると言う。選択・責任を問うことができない子どもの貧困からは、自己責任論を乗り越える糸口が見えてくる可能性があると。

 そのひそみにならうなら、選択の余地のない労働者を拡大する裁量労働制の拡大は、これまで雇用形態によって分断されていた働く側が、「働いた分の給与は払ってほしい、残業させるなら残業代は払ってほしい」というまっとうな要求を共有する糸口ともなりうるのではないか。それはまた、われわれの民主主義が共通の参照点としうる憲法秩序を、暮らしの現場で具体的に獲得することでもある。ここにも、立憲民主主義を支える意思をつくりだそう。

(「日本再生」466号一面より)

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□第185回 東京・戸田代表を囲む会

 「今国会の論戦と『安倍政治』の検証」(仮)

 3月13日(火) 午後6時45分から

 ゲストスピーカー 小川淳也・衆議院議員(希望の党)

□第186回 東京・戸田代表を囲む会

 「立憲民主主義と地方自治・住民自治」(仮)

 3月24日(土) 正午(12時)から

 ゲストスピーカー 松本武洋・和光市長

□第187回 東京・戸田代表を囲む会

 「米朝戦争の危機と日本の針路」(仮)

 4月9日(月) 午後6時45分から

 ゲストスピーカー 柳澤協二・元内閣官房副長官補


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