メルマガ♯がんばろう、日本!         号外(18.6.4)

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「がんばろう、日本!」国民協議会

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Index 

□ 6.10 国会前大行動

□ 安倍政治の〝終わりの始まり〟を、政権選択選挙の次のステージへ

  転轍するための論点整理のために  書籍案内

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■ 安倍政権の退陣を要求する 6.10国会前大行動

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6月10日(日) 1400から1530

国会議事堂正門前

主催・実行委員会

事務局・総がかり行動

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■ 書籍案内

安倍政治の〝終わりの始まり〟を、政権選択選挙の次のステージへ

転轍するための論点整理のために 

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□平成デモクラシー史

清水真人

ちくま新書

*政治主導と政権交代―平成デモクラシーといわれた90年代の統治機構改革が

どのような変遷をたどったのか。ジャーナリズムの作法で事実を描くなかから

上記の枠組みを浮かび上がらせる。

「政権交代2.0」への問題設定が整理される。

□現代日本外交史

宮城大蔵

中公新書

*冷戦後の外交政策は、連立の組み換え・政権交代と密接にリンクしている。

国際環境の変動と連立政権の変遷の関連から、連立政権の新たな方程式を

どう見出すか。

□新・日本の階級社会

橋本健二

講談社現代新書

*格差社会から階級社会へ、継承される負の連鎖と分断社会という課題に

どう向き合うか。このことを避けた政権選択はありえない。

□人口減少時代の都市

諸富徹

中公新書

*人口減少時代に向け、さまざまな難問が可視化されつつある。それについて著者は

こう問いかける。

<以下 引用>

住民自治を「人工的」(政策的)に涵養することは可能か? あえて「可能だ」と回答しておきたい。

住民に予算と権限を配分し、人的資本と社会関係資本への投資が促される環境を整備すること、他方で、市役所は「黒子」に徹し、住民が議論し、自己決定していくプロセスを支えること。これらが飯田市での経験から引き出される、住民自治を涵養するうえでの決定的に重要な要素である。~こうした住民自治の基盤形成が、近い将来に予想される人口減少の本格化までに間に合うのであれば、私たちはパニックに陥る必要はない。「成長型都市」から「成熟型都市」への歴史的転換期を、トップダウンではなく、ボトムアップで乗り切っていく力量が、都市の側に備わるからである。<引用 終り>

□戦前日本のポピュリズム

筒井清忠

中公新書

*欧米で注目されるポピュリズム。しかし戦前日本は、すでにそれを経験していた。

無党派層の増加が政党政治を破壊し、マスメディアが政治不信と「革新論」を煽る

なかで、軍部・革新派官僚が台頭し、「新体制」(総力戦体制)が構築されていった

戦前日本の教訓を、どう活かすことができるか。

□ファシスト的公共性 総力戦体制のメディア学

佐藤卓己

岩波書店

*普通選挙権―大衆民主主義以前には、ファシズムは登場しなかった。

ファシスト的公共性(参加民主主義)に対抗しうる、他者に開かれた公共性をいかに

獲得するのか。総力戦体制とメディアというテーマは、「平時」まで継続するテーマ

であり、「ポスト真実」の時代に、さらに切実なものとなっている。

□「日本人」は変化しているのか 価値観・ソーシャルネットワーク・民主主義

池田謙一 編著

勁草書房

*3つの大規模国際比較調査を柱に、現代(3.11後の)日本人・日本社会の姿(意識)を

分析していく。社会分析・階層分析の基本となるデータとして貴重。

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東京・戸田代表を囲む会

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会場 「がんばろう、日本!」国民協議会 事務所(市ヶ谷)

会費 同人 1000円  購読会員 2000円 

*お詫び

第191回 山田昌弘先生の会が、5月15日となっていました。

正しくは6月1日でした。

今後の「囲む会」の予定は調整中です。

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京都・戸田代表を囲む会

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□第34回 戸田代表を囲む会in京都
6月23日(土) 1900から2100 (1830開場)
会場 コープイン京都

会費 1000円(学生500円)

「人口減少時代の都市とエネルギー転換」

ゲストスピーカー 諸富徹・京都大学教授

         福山哲郎・参議院議員

□第35回 戸田代表を囲む会in京都

8月23日(木) 1830から

会場 コープイン京都

会費 1000円(学生500円)

「保守化? する若者たち」

ゲストスピーカー 山田昌弘・中央大学教授

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総会

7月14日(土) 1000から1800

「がんばろう、日本!」国民協議会 事務所(市ヶ谷)

ゲストスピーカー 諸富徹・京都大学教授

         「人口減少時代の都市と自治」

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石津美知子
「がんばろう、日本!」国民協議会

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メルマガ♯がんばろう、日本!         №238(18.5.31)

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「がんばろう、日本!」国民協議会

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Index 

□ 政権交代なき官邸主導―安倍政治の〝終わりの始まり〟から、

  政権選択と政党政治の次のフェーズへ

●卑怯と無責任のトリクルダウンを蔓延させるのか、

 主権者として統治機構を作りこんでいくプロセスへと転換するのか

●政権選択・政権交代なき官邸主導―安倍政治から、政権選択の次のフェーズへ

□「囲む会」のご案内

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政権交代なき官邸主導―安倍政治の〝終わりの始まり〟から、

政権選択と政党政治の次のフェーズへ

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●卑怯と無責任のトリクルダウンを蔓延させるのか、

 主権者として統治機構を作りこんでいくプロセスへと転換するのか

 森友学園への国有地売却について、財務省が国会答弁と並行して交渉記録の改ざんと廃棄を進めていたことが、ようやく明らかになった。「立法府への愚弄」と言うべき事態に、誰が責任を取るのか。

 参議院予算委員会の集中審議で、参議院事務総長は、森友学園との交渉記録について財務省の佐川前理財局長が「廃棄した」、「記録が残っていない」と国会で答弁をした回数が、去年2月以降、合わせて43回に上っていたこと、麻生副総理兼財務大臣も同様の答弁を合わせて11回していたと説明。さらに衆議院予算委員会の集中審議で、自民党議員が「今回提出されたものが本当にすべてなのか」とただしたのに対し、麻生大臣は「調査すればまだ出てくるかもしれない」と答弁。議場は騒然となった

 「立法府への愚弄」は、国民に対する愚弄にほかならない。国権の最高機関たる国会(憲法41条)で連日、ウソの上塗りと論理のすり替えが繰り広げられる。こんな卑怯と無責任のトリクルダウンを、私たちの社会はどこで止められるのか。

 加計学園と安倍首相との面談を記した県の文書を国会に提出した愛媛県知事は、「何ごとも正直と真実を覆すことはできない」と述べている。日大アメフト選手は会見で、「自分の意思に反するようなことは、フットボールにかかわらず、すべてにおいて、するべきじゃないと思います」ときっぱりと述べた。

 「民主主義を単なる政治のやり方だと思うのは、まちがいである。民主主義の根本は、もっと深いところにある。~すべての人間を個人として尊厳な価値を持つものとして取り扱おうとする心、それが民主主義の根本精神である」(「民主主義1948-53中学・高校社会科教科書エッセンス復刻版」文部省著・西田亮介編 幻冬舎新書)

 民主主義を単なる政治のやり方(≒多数決主義)とする消費者民主主義は、卑怯と無責任のトリクルダウンを支える基盤ではないか。

 「今回のエリート組(財務省82年入省組)の瓦解の遠因に、私を含めたこの世代特有の弱さの存在を感じます。60年代の政治の季節に遅れ、70年代には学校のサヨク的な先生の授業に白けつつ、80年代に入るとポストモダン的自由を謳歌し、時代の先端を走っているつもりでした。ところが、結局、戦後民主主義の精神を次の世代にうまく継承できず、子どもたちに伝える成熟した文化も、つくり得なかったのです。~中略~財務省のトップだった彼が、知的リーダーの最低条件である『自己懐疑の精神』に縁遠かったのはその象徴のように感じました」(福岡伸一・青山学院大教授 朝日5/19)

 では、個人の尊厳や自由のために民主主義を活かす―立憲民主主義の当事者性は、どう集積されてきたのか。どのようなステージで、それを具現化していくのか。

 「現在では日本国憲法は、『この国のかたち』を成すものとして、一定の定着を見たように思います。言い換えれば、この71年は、私たちが憲法に慣れるとともに、憲法を運用によって発展させていく、そのような相互作用の歴史でもあったと言えるでしょう。

 それでは、憲法の役割とは何でしょうか。それは、民主的な政治プロセスを構成し、政治権力を作り出すとともに、権力を制限することで、合理的な統治、ガバナンスを実現するところにある、と私は考えています。
 ~中略~立憲主義に基づく憲法の役割は、権力を構成すると同時に制限する、言い換えれば、合理的で責任ある決定を下し、実施する政治プロセスを維持することにあります。その意味で、憲法は『政治の法』そのものです」(宍戸常寿・東京大学教授 NHK「視点・論点」5/14)

 「安倍一強」は、90年代の一連の統治機構改革という制度の産物でもある。〝安倍政治の終わりの始まり〟とは、この90年代の統治機構改革(平成デモクラシー)の教訓と総括の上に立って、「権力を構成する」=国民主権で統治機構を作りこんでいくプロセスへと転換することにほかならない。

 平成という時代は「失われた30年」とも言われる。たしかに時代の転換に対応するための貴重な時間、資源を少なからず失ったし、消費者民主主義や冷笑主義は、卑怯と無責任のトリクルダウンへと帰結しつつある。一方で、失ったものも多いが、「自分たちのことは自分たちで決めよう」という当事者性の〝始まりの始まり〟を、主権者として統治機構を作りこんでいくプロセスへと転換するために、得たものも多いといえるのではないか。

 そのために「平成デモクラシー」(統治機構改革)の検証から、安倍政治の上手なたたみかたを集積・共有していこう。

●政権選択・政権交代なき官邸主導―安倍政治から、政権選択の次のフェーズへ

 「与野党の権力を巡る競争から、有権者の選択を経て、選ばれた首相に一定期間、権力を集中させる。政権選択と首相主導の組み合わせ。これが『平成デモクラシー』のガバナンスの両輪だ」(「平成デモクラシー史」清水真人 ちくま新書)

 「政権選択と首相主導という『平成デモクラシー』の両輪のバランスを揺るがすのが『安倍一強』だ。衆院任期を半分以上残した一四年の『小刻み解散』。憲法に基づく臨時国会の召集要求を逆手にとった一七年の『冒頭解散』。どちらも自公連立政権の継続以外の政権の選択肢は示されなかった。野党陣営に『政権の受け皿』を提示する責任があるのは当然だが、そもそも、衆院選を有権者による政権選択の機会にさせない思惑が先に立った解散権の行使が続く。

 首相主導の統治への権力集中はあくまで『期間限定』であり、合理的な時間軸で政権選択という権力競争が機能することが大前提だ。首相主導が強まった結果、政権選択を実質的に封じ込める狙いで解散権を行使するなら『平成デモクラシー』への過剰適応とも言える」(同前)。

 平成デモクラシーの総括視点は、大きく言って二つ。ひとつは「官邸主導・政治主導」にかかわる統治機構・統治システムの作りこみ、もうひとつは政権選択選挙、とりわけその核となるべき政党・政党政治のあり方だ。言い換えれば、政治主導・官邸主導と政権交代がセットで成り立つことであり、「安倍政治」とは、政権交代なき官邸主導が行き着いた姿でもあるということだ。

 「問題を一言で言えば、最近の官邸主導の政治のあり方を見直し、内閣、国会、裁判所その他の権力と権力の間のバランスを再調整する必要があるのではないか、ということです。~中略~まず、官邸主導の政治のあり方をどのように考えるかということです。次に、官邸主導の政治に対して、国会はどのように向き合うかということです。第3に、裁判所をはじめとする独立機関の重要性、第4に、マイノリティの声を国政にどのように届けるか、第5に、これは少し別の問題になりますが、継続的に憲法論議を行う場を国政の舞台に用意する必要があるのではないかということです」(曽我部真裕・京都大学教授 NHK「視点・論点」5/15 2―5面「囲む会」も参照)。

「さらに日本の統治機構の抱えるさまざまな問題の根本的な要因として、政権交代がないということを改めて指摘すべきだと思います。他国と同様に政権交代が行われるようになれば、日本統治機構の問題のかなりの部分は、おのずと解決するのではないかという感じがします。

政権交代がないというのはやはり異常なことで、近隣諸国を見ても韓国でも台湾でも、選挙で政権交代をすることが定着しているわけです。日本だけがこういうことができないというのは、問題があるのではないかと思います。これは制度の直接の問題ではありませんが、根本的な問題として重要だと思います」(曽我部真裕・京都大学教授 2―5面「囲む会」)。

政権選択・政権交代が可能になるためには、政党・政党政治のあり方が決定的だ。消費者民主主義→多数決主義では、権力・決定に与らない野党に存在意義は見出せず、「無責任」「だらしない」と言うだけになる。また小選挙区制の導入が政党のイノベーションに結びつかなければ、政党は選挙互助会にしかならない。目前の選挙のために旧民進党がたった一日で、しかも国会議員だけで、曲がりなりにも二十年間積み重ねてきた蓄積を放り投げたことは、その典型といえるだろう。

「国家と社会をつなぐという政党の基本的機能に関して、現在の政権は上からの政策処理を前提として、自民党などの政党を通じて、広く有権者の参加を促していないのではないかという疑問がありうる。~中略~政党政治の危機ということであるならば、政党が国家と社会をうまくつなげていないという疑問こそが、重大な問題であると考えられよう」(飯尾潤 ジャーナリズム2017.6)

 「取り残された民意」「制度の外の社会の問題提起」を、どのように政治的に表出させるのか、そのための公共圏・言論空間をどう作り出していくのか―そういう政党・政党政治をどうつくりだしていくか。またその「参加」において、何が問われてくるのか。

 「一九世紀の民主主義は『財産と教養』を入場条件とした市民的公共圏の中で営まれると考えられていた。一方、二〇世紀は普通選挙権の平等に基礎を置く大衆民主主義の時代である。そこからファシズムが生まれた事実は強調されなければならない。理性的対話による合意という市民的公共性を建て前とする議会制民主主義のみが民主主義ではない。~何を決めたかよりも決定プロセスに参加したと感じる度合いがこの民主主義にとっては決定的に重要であった。~ヒトラーは大衆に『黙れ』といったのではなく『叫べ』といったのである。~つまり民主主義は強制的同質化とも結託できたし、その結果として大衆社会の平準化が達成された。こうした政治参加の儀礼と空間を『ファシスト的公共性』と呼ぶとしよう」(佐藤卓己「ファシスト的公共性」 岩波書店)。これは「ポスト真実」の時代にはいっそう切実な問題提起だ。

 異質な他者を排除しない開かれた公共性は、いかにして可能か―生きるうえで他者性を前提とする地域・くらしの当事者性を基礎に、弛みない対話をどう積み重ねていくか。そして「課題を共有できたときに公共はうまれる」という多様な公共圏を、自治の現場からどのようにつくりだしていけるか。「ゆっくり、いそげ」で、その着実な集積を。

(「日本再生」469号 一面より)

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東京・戸田代表を囲む会

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会場 「がんばろう、日本!」国民協議会 事務所(市ヶ谷)

会費 同人 1000円  購読会員 2000円 

□第191回 東京・戸田代表を囲む会
「若者の『保守化』?」(仮)
5月15日(火) 1845から
ゲストスピーカー 山田昌弘・中央大学教授

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京都・戸田代表を囲む会

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□第34回 戸田代表を囲む会in京都
6月23日(土) 1900から2100 (1830開場)
会場 コープイン京都

会費 1000円(学生500円)

「人口減少時代の都市とエネルギー転換」

ゲストスピーカー 諸富徹・京都大学教授

         福山哲郎・参議院議員

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総会

7月14日(土) 1000から1800

「がんばろう、日本!」国民協議会 事務所(市ヶ谷)

ゲストスピーカー 諸富徹・京都大学教授

         「人口減少時代の都市と自治」

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石津美知子
「がんばろう、日本!」国民協議会

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