平成26年.6月,28日

第125回タウンミーティング出張版 報告書
「辻 浩司と白川秀嗣のジョイントミーティング」

●日時 5月10日(土) 16時~18時
●場所 大袋地区センター 大会議室
●テーマ 3月議会報告 -―子供達に負担を回さないために―
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● 3月議会報告―①:辻議員
1.ジョイントに関して:白川議員とは違う会派だが、議会改革等で一緒に活動している面もあれば、議決で賛否が違う立場を取ることもある。今回のジョイントミーティングでは、賛成・反対の意見が両方一度に聞けるので是非立体的に聞いて市民の判断材料として下さい。
2.平成26年度予算について:1,618億円と4年連続で過去最大の額を更新した。歳入では自主財源が61%。借金は通常債(建物等)は減少しているが、特別債(国の肩代わりで借金をするもの-臨時財政対策債)は増加し続けている。この傾向は越谷市だけではなく全国の自治体も同様。歳出では高齢化に伴い扶助費-社会保障費の割合が増えており、高齢化率は25%(全国平均22%)で全国で最も高い。
3.当初予算について:議会では賛否が分かれた。私は賛成、白川議員は反対。毎年50億円以上の借金をしない事、毎年返済もしている事で賛成した。市長提案に対して議会で修正を入れながら議決していくことがベストだが合意を図る力は越谷議会にはない。
4.中核市移行について:3月議会は国に中核市移行の申し入れをする議案。私は賛成、白川議員は反対。移行に際して県から2,000近くの業務が移管される。(保健所業務、身体障害者手帳の交付、災害救助隊の運営等)賛成理由として、出費が増える不安材料(地方交付税の割り増し)はあるが、身近なところで住民サービスの権限の行使が増えるのでメリットはある。ただし移行の認知度が24年度調査では13%であり、合意形成されているとは言えず早急に是正していく必要がある。
5.敬老祝い金一部廃止について:議会では賛否が分かれたが、私も白川議員も賛成。高齢化人口が増えていく中で平均寿命より若い年代(77歳)に給付し続けるが真っ当な行政サービスといえるのか、現金支給ではなく福祉と医療の現物サービスを振り分ける事もできるのではないか、が賛成理由。
6.ツイッター事件の請願について:私も白川議員も賛成。請願書「議会では多様な意見があって当たり前なのに多数の力で意見を封じ込めるのは議会の自殺行為ではないか」。反対意見「議会で一度決定した議決を撤回することこそ自殺行為」。との二つの象徴的な見解が出された。反対意見は、「選ばれし者の判断だから後は議員に任せろ」という見解で、特権意識ゆえの市民不在の考え方で、誰が主権者なのか全く理解できてない。今回の請願は議会と市民の関係を問うもので画期的な請願であった。
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●3月議会報告―②:白川議員
1.何故ジョイントミーティングをしているのか:全国の自治体では市長提案にほとんどの議会が賛成し、反対するのは0,3%位しかない。賛成といっても各々の理解のレベルに差があり賛否双方の課題の共有を持つことは重要である。プラス・マイナス両面の納得感が欠ければお任せになる。今回のジョイントミーティングでは賛成・反対理由の納得感を是非持ってもらいたい。
2.当初予算について:昨年10名、今年も9名当初予算に反対した。反対理由:日々2千人の市民が訪庁する本庁舎の耐震化を先行せずに第三庁舎建設予算を先行計上している事。しかも「第3庁舎は職員が使うので市民に相談する必要はない」等、市民への説明責任が実行されてない。借金だけでも約1,400億円以上あり、毎年71億円借りて79億円返している勘定になるが返済計画が明確に提示できていないし、完済するという基準が全く無い財政規律である。
3、敬老祝い金について:市長から初めて直接市民サービスの削減が提出された事は大きい。だからこそ関連団体等に事前説明が必要だったにもかかわらず「事前に言うと混乱するから」と言う理由で説明会などは行われなかった。前述の「職員が使うので、市民に説明する必要はない」と同じお任せの市民参加意識ではないか。
4.中核市移行について:市民参加という意識が抜けて、税負担がなくサービスが増えるからいいじゃないかという観点では当事者意識は助長されない。2.000以上の業務が移管されて来ると言う事はサービスを受けるだけでなくサービスを提供すると言うことでもあり、そうした市民主体を作ることを忘れた移行では認知度がひろがるはずはない。
5.セクハラ発言に関する懲罰動議について:日常の関係が上手く出来ているところでは回避できる事柄だと考えられる。懲罰動議反対理由は「セクハラは解るが懲罰は重すぎる、議員は公人である」と言うもの。越谷議会は前述のツイッター請願否決に続いて、深刻化する社会問題への歯止めや規範(女性蔑視)軽視に対する自浄作用の希薄さを世間に露呈することとなった。
討議とまとめ
・当初予算に対して:反対する立場から、安心・安全を謳いながら震度5強で倒壊する本庁舎立替を先送りした中核市移行-第3庁舎建設予算関連予算に関して、さらには前述の市民参加を回避した議案提出に対して、「市長サイド」にいる議員の役割に対して質疑があり、議員だけでなく両議員を支持する市民に対してどのような報告がなされているのか、等の市民を巻き込んでのシビアな討議になった。
・合意形成について:これまでの合意形成はプラスの側面が多いので市民もお任せしてきたが、今後は市民サービスの削減というマイナスの合意形成が伴うからこそ説明責任と討議空間が必要であり、市民の意思で決めた決定事項に責任を持つという当事者意識が必要とされてくる。
・今後の議員の資質について:例えば敬老祝い金の説明に関して、予算が足りないからとか平均寿命が延びているから廃止というだけでは説明責任足りえない。税金の使い方を今までの消費的な使い方(高齢者や既得権)から 未来への投資(子供達や子育て世代)に変えていく事が必要であること、つまりこういう社会を作りたいのでここは我慢してくれという説明が無ければマネジメント足りえない。今問われているのは合意形成するための提起の仕方、当事者として議論が回るようなマネジメント能力、これこそが社会的資産であると言うことが解るリーダーを選択していくかが統一地方選での課題である。
以上