当事者意識なき地方議員を生む温床とは ー連続する不祥事を改革のチャンスへー
PDFファイル⇒B5-市政レポート2014-8
東京都議会のセクハラ発言、兵庫県議の号泣会見、神奈川県議の危険ハーブ事件等々地方議員の不祥事が毎日報道されています。さらに政務活動費の不適切な支出も問題となっています。
問題となった議員本人は当然ですが、実はその周りにいるその他大勢の“普通”の議員が、何故問題に正面から対応せず、結果として見て見ぬふりをしてしまうのかが、深刻なのです。
越谷市議会でも本年3月の本会場上で、佐々木浩議員(清流越谷代表)が、特定の女性議員にセクハラ発言をした、として本人の陳謝を求める懲罰委員会が数十年ぶりに設置されましたが、結局は自民党、公明党、共産党、清流越谷が懲罰に反対し不問となりました。
また、辻浩司議員(民主党・市民ネット)が、特定秘密保護法を巡り、自らのツイッターで自公を批判したことを問題視され、「辻浩司議員への反省を求める決議」が、昨年自民党、公明党、清流越谷の賛成で残念ながら可決されました。更に同決議を撤回して欲しいとの市民請願も否決されました。また、本年6月議会では正副議長が“都合”により辞任したことから新たな正副議長が選出されました。これで3年前の改選以来今期も一年で正副議長が後退する年中行事が数十年も続いています。
これら越谷市議会での出来事に対して、市民から“市民の常識は議会の非常識だ”の度々批判されて来ました。勿論議会には多様な意見があり、時には激しく対立しますし、また最後は多数決で議案を決する仕組みとなっているため、一旦選挙で当選が決まれば四年間は同じ議員間で合意形成を進めるしかありません。
市民にとって自分が一票を投じた議員が、どの様な賛否の判断をしているのか、また他の議員がどの様な意見を持っているのか、知りたいと思うのは当然のことです。
その上で来年の市会議員選挙の判断材料としていくことは極めて自然なことです。このため、昨年11月には市議会主催の市政報告会を試行として開催しましたし、本会議上での中継に続き予決算特別委員会でのライブ中継の実施をすでに3年間に渡り検討してきており、全ての会派が賛成しています。
ところが、このテーマを議論した8月の議会運営委員会では、「市政報告会は必要だが、学生議会の開催も予定しており、改選後にやってはどうか」「ライブ中継には新たな設備を必要とする。本庁舎の建て替えが6年後に控えているので、その時に設置すべき」と言う、驚くべき意見が出されています。
議会の活動の徹底した情報公開を通して、市民への説明責任を果たし、常に市民の判断と意見に耳を傾ける議会の姿勢と仕組みの確立が問われおり、注目が集まっている今が好機です。
 
市民検証大会で「統一政策」を参加した市民全員で検証

 来年の市会議員選挙まで1年をきりましたが、7月6日、越谷市中央市民会館で、統一ローカルマニフェスト2011(3年前の市会議員選挙で超党派の市議候補が掲げた共通政策)を毎年市民が検証する第3回市民検証大会が開催されました。
えてしてマニフェストの検証大会は首長や議員の自己満足や手前みそになりやすいものですが、主催した政経セミナー運営委員会では文字通り参加した市民が、検証結果の判定を全員で行いました。結果としては数人の市民が不認定の表示をしましたが、是となりました。写真はグループの発表会。

今年で10回目となる14時間マラソン演説会を完走

5月27日(火)小雨降る中せんげん台東口で早朝6時
にスタートし、午後8時まで連続14時間演説を開催しました。
当選以来毎年この時期に開催してきており、今回で連続10年目となる恒例行事となっています。
当初は私を中心にした取り組みから、近年は多様な市民の参加や主催に代わってきており、このため主催も「チーム白川」となって来ました。写真は終了直後の満足感一杯。

超党派議員による桜井地区市政報告会では、意見交換会で市民参加が更に進む

 6月議会の報告のため、桜井地区議員の会(4人)が主催する、第17回桜井市政報告会が、7月13日(日)、桜井地区センターで開催されました。正副議長選挙、集団的自衛権の行使における解釈改憲に反対する市民請願、学童保育室の全生徒への適用など報告。これを受けて参加した市民は各グループに分かれ、各議員への質問、意見が活発に出されました。

再生エネルギーを子ども達と共に学ぶ。国際交流フェスティバルを舞台に

おひさま発電・こしがやプロジェクトは、大袋幼稚園への、市民の共同寄付による太陽光パネルを設置し、3月1日に点灯式を行いました。この運動を受けて、6月1日には越谷駅東口で国際交流イベントが開催されたため、同プロジェクトチームも初参加しました。
当日は太陽光発電日和で、総勢16名の会員が集合し、600名を超える来場者へのアプローチ、塗り絵を通じたビラ配布300枚と大盛況となり、時間いっぱいまで普及啓発を進めました。
子供たちは手回し自家発電のおもちゃ遊びに興じ、発電の大変さや電気の大切さをアピールし、環境活動を広げる事が出来ました。特に太陽光発電と風力発電は子供たちの“なんで”を引き出す力があります。知識としてだけでなく、体感することで圧倒的な納得感を引き出す効果があるので、これをうまく使う事で、電気その物への認識が子供も大人も変化したことは大きな一歩でした。
 今後は、小学校の屋根貸しで太陽光パネルを設置し環境教育を市民の手で進めて行く予定です。
がんばろう、日本!国民協議会が主催する岡山県真庭市でのバイオマスツアーが、7月31日、8月1日の両日開かれ、私を含む全国から35名の議員や市民が参加しました。バイオマス発電・ペレット製造施設・コンクリートと同様の強度をもつ木材を組み合わせたCLT工法の製造過程を含む都合10か所もの現場を訪問し、説明を受けました。特に真庭市は桧の有数の生産地で、市役所前には大きな桧の正門があり、庁内の冷暖房はペレットや木片を燃やして稼働させています。つまり再生エネルギーは、太陽光や小水力や木材などその地域の特性を生かし、市民や地域共同体が運営・管理していく事が必要であり、担い手こそが最も重要な資源なのです。写真は、工場内の家庭用の展示ストーブでペレットが燃えていました。

越谷市のまちづくり、前期基本計画の検証作業が各地区で始まる。

 8月5日第2回桜井地区まちづくり会議が、地区センターで開催されため、傍聴して来ました。まちづくり会議は地域コミュニテー推進協議会が中心となった市民組織で、第4次越谷市総合振興計画の前期基本計画の中で、13地区のそれぞれの地区まちづくり計画を策定してきた経緯があります。そこで、前期基本計画(5年間)の最終年度を迎え、どこまで計画が実現したのか、またその実績に応じて後期基本計画の素案づくりを協議するものです。
 桜井地区では、桜井地区まちづくり会議の提言書の中で4つの目標と重点項目があり、それに132項目の提言がされていましたので、この日これに対して行政から、その実施状況の説明と質疑がありました。132項目の中には、すでに実現したもの、現在実施中のもの、未実施のものなど分類した一覧表で説明されたのち、市が委託したファシリテーターからグループ協議が予定されていました。しかし、それぞれの項目の逐条による検証作業が必要との強い意見が噴出して、次回の会議で改めて検証作業をする事になりました。前期基本計画よりもさらに時代は激しく変化しています。
それは人口減少による税収の落ち込みや超高齢社会のさらなる進行を始め、公共施設の建て替えの困難性さらには、5年前には議論されなかった来年4月の中核市への移行など、制約条件を十分想定した上での論議が必要です。そうしなれば町をこれまで以上に膨らましていくことになり、結果として子ども達にツケを回すことになりかねません。

お知らせ

「約束から成果へ」~あなたの議会から地域を変える~
■日時 8月22日(金)13:00~17:00
■場所 埼玉県勤労福祉会館5階
■主催 ローカルマニフェスト推進地方議員連盟
■対象 埼玉県内地方議員、一般
■参加費 ビジター(現職)7000円(研修費5000円、本代2000円)
■内容 基調講演 北川正恭 早稲田
    大学教授「地方議会から日本を変える」
    「議会改革とマニフェストサイクル」
    「議会改革自己診断ワークショップ」
    「議会改革自己診断から議会の現状と
     課題を考える」
「緊迫する東アジア情勢に、どう向き合うのか~〈戦略なき夢遊病〉に陥らないために」
■日時 9月14日(土)13:30~17:30
■場所 アルカディア市ヶ谷
■参加費 2000円
■主催 がんばろう日本!国民協議会
■パネルデスカッション
     中西寛 京都大学教授
     大野元裕 参議院議員
     李鍾元 早稲田大学教授
3「越谷市議会9月定例会」(予定)
■日時 9月1日(月)10:00から24日(水)17:00
■会場 越谷市議会
■議案 一般議案、人事議案、平成25年度決算議案