第126回タウンミーティング出張版 報告書
「福田 晃と白川秀嗣のジョイント・ミーティング」

●日時 9月6日(土) 13時30分~15時30分
●場所 桜井地区センター A・B学習室
●テーマ 9月越谷市議会の課題-―決算からみえる、これからの地域づくり―
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● 9月議会の状況報告-①:福田議員 
・白川議員とは違う会派だが、議員としてのスタンス、議会改革の方向についての考え方は違っていないと思う。
・9月議会では市民請願が5件提出されており、市民の市政に対する関心が高まっている。
・本庁舎の耐震化については、本庁舎審議会(福田議員はメンバーの一員)での検討が進み、早い段階での市民へのアンケート依頼を行い、パブリックコメントを実施して市民の意見を集約し、基本構想を市長に答申できる段階に来た。この先基本計画に着手、平成32年度に新本庁舎完成の予定で進めている。これまでの審議会とは異なり、行政の提案を何度も差し戻して審議した。
・一般質問では、高齢化社会の進行と共にごみを出せない家庭が増えており、個別収集が検討されているが、従来4億円/年であった収集コストが倍以上の9.3億円/年かかることになる。この対応について質問する。

●9月議会の状況報告-②:白川議員 
・議会は税金を集めて使い方を決める役割を担っている。個々の議員は最初から立場が違っているが、現状の議会では市長が提案する議案を一度も否決したことがない。市民へのアンケート調査では、議会を信頼していると答えた人は6%、あってもなくても良いと答えた人が40%であり、市民の議会への関心は薄い状況である。
・議案になぜ賛成(反対)したのかが市民に伝わらなければ、議会で何が行われているか市民が理解することに繋がらない。昨年11月に議会全体での報告会が試行的に行われたが、議員個人の見解を話さないというルールで行われているため、市民にとっては物足りない報告会になっている。常任委員会のライブ中継を行うことは全会派で合意したことだが、実施時期を6年後の新本庁舎完成時に合わせるという後ろ向きの案が出ているのが現状である。
・9月議会は決算議会と呼ばれ、決めた予算の実行結果を審議するものであるが、市民からは決める前に相談を行って欲しいという意見が出始めている。

● 統一地方選で40%を割る低投票率をどう考えるか 
◆前回市議選の投票率が39.76%であった。低投票率に対する議会からの提案はないか?
<福田議員より>
・常任委員会のライブ中継を行うこと等、議会からの情報を出すことが重要だと思う。市民にとって議会に関心を持つのは、何か問題があった時であるが、それを待って対応するのではなく、議員として情報発信することにより市民生活に役に立つという実感を持って貰うことが不可欠であると思う。議会の存在理由が自治体の制度上必要であることや、行政のチェック機能を果たすという点で留まっていては、市民との接点が作れず、市民が関心を持つ議会にはならない。
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◆参加者の皆さんは低投票率をどう考えるか
<参加者・議員より>
・市民が議会に求めるのは、特定の分野のことだけではなく、越谷全体のことを視野に入れた政策を論じて欲しいと思うが、そうなっていない会派があり、果たして議会としての役割を果たせるのか。
・議会が多様な市民の意見を代弁する役割を持つのであれば、例えば介護や福祉に関心を持つ市民を代弁する会派や、新しい時代の産業分野の市民を代弁する会派があっても良いのではないか。
・市民が行政や議会に関心を持つのは困ったことに直面した時であり、経済が成長した時代は市民の要望を聞くことが出来たが、人口の減少と共に働き方や家族のあり方が変わった時代になって、市民の生き方が変わってきた。行政や議会にお任せするのではなく、自分も考えるから一緒に考えませんかという時代である。従って市民がまちづくりの政策決定に参加する知恵や工夫と努力することが求められている。
・議会改革を選挙の争点にして良いと思う。例えば借金を増やさないようにするとか、減税をするという方向性である。
・市長提案が無修正で通るというのは、そもそも市民に関心がないということで、これを変える必要がある。
◆投票率40%は誰のせいなのか。低投票率は悪なのか、何%なら良いのか。
・オーストラリア等では投票に行かないと罰金を取られる制度になっている。
・制度には一長一短があり、例えば米国のように登録制を取っている国もある。
・頑張っている議員の活動が有権者に理解されていないことが問題ではないか。
・議会では賛否の決定を行っているが、議論を行っていないので論点整理が出来ていないことが市民に理解されにくい原因のひとつになっている。人口減少時代に議会費を増やさないで問題解決するために、議員定数を削減してその費用を議会事務局の人員増と議員の政務調査費を増やし、議会の政策能力を強化する方法が考えられる。
・高齢者の投票率は高いが、子育て世代や若者の投票率が低いことへの対応が必要ではないか。
・日本では成人式で初めて有権者として政治を考える、となっているが、子供の頃から政治を考える場づくりが不可欠である。そのためには子供には自分で問題解決する能力があることを大人が認めることが第一歩であり、学生議会も有効は方法である。

●統一地方選にどのように臨むのか 
【福田議員】:この4年間をどう取り組んできたのか、自分が掲げた選挙公約の実行結果を報告して市民の評価を受けたい。会派としての活動は十分行ってきたと自負している。
【白川議員】:これまでの3年間、議会村は権力闘争に明け暮れた。市民が判断できる材料を提供して審判を受けたい。9月議会で議会改革の市民請願が出されるので、この改革案に各会派がどのように対応するのか、その結果を市民に評価して貰えるようにしたい。

●討議結果のまとめ 
・市民がこのような形で議員と、また市民同士で討議をする場を持てたことは、市民参加・住民自治を一歩進める上で重要な意味を持つタウンミーティングであった。

以上