白川ひでつぐ 市政リポートNo.69
PDFファイル⇒B5-市政レポート2015-5

選挙を非日常にしない。私たちの民主主義をつくるため、我らかく戦う

新たな段階を迎えた、ローカルマニフェスト運動へのトライアンドチャレンジ
4月26日に投開票が行われた、越谷市会議員選挙は、4年前3,11東日本大震災直後の選挙運動自粛ムードの中、過去最低投票率(39,76%)から、微減の38,99%となりました。
微減となった今回の選挙は、東京都知事選挙や大阪府知事選挙がなかったため、既存政党の組み合わせでの“風”が一切吹かない中、定数32名に44名が立候補者する、かつてない多数激戦となったことだけではなく、3,11以降価値観や人生観の転換に気付いた一定程度の市民の投票行動があったのではないか、と推測しています。
 選挙結果は、前回の市議選と同様に超党派候補者による統一政策「みんなの越谷マニフェスト2015」(埼玉政経セミナーが主体)を掲げた、8名(現職5名、新人3名)のうち現職5名全員と新人1名が当選しました。
 全体の当選者では、立候補した現職26名中24名が当選しましたが、前回より得票が増えたのは僅か8名に過ぎず、軒並み現職には市民の強い批判となりました。
私の得票結果は、3805票(第3位当選)で、前回選挙より327票を上積みして4期目を迎えました。1期目は2709票(第13位)、2期目は3253票(第7位)、3期目は3478票(3位)で、期数を重ねるごとに支持を増やすことが出来ました。

前回の統一マニフェストの市民検証の4年間を経て、バージョンアップされた「みんなの越谷マニフェスト2015」を掲げての選挙
4年前の市会議員選挙では、超党派8名の市議候補者と同じく3名の県議候補者は、「統一マニフェスト2011」を、選挙の公約に掲げ、統一行動に取り組みました。
この間3回に渡り毎年市民検証大会を開催し、2か月に1回の特別セミナーも開催し、常に政策づくりも進捗状況の説明も市民とともに計画し、実行して来ました。この運動は、昨年第9回マニフェスト大賞の議会部門での優勝賞を受賞しました。
今回は、これまでの運動をさらに進め、より市民参加を広げながら市議選の統一政策を策定する過程を重要視して来ました。
より広く市民の意見を聴取し、地域の問題を拾い上げるため、市内全世帯の12万世帯に第1次草案へのアンケート用紙を新聞折り込みで配布しました。
そして、このアンケート調査を経て、3月21日には「みんなの越谷マニフェスト2015」最終政策発表の市民集会を開催しました。
この様に、徹底して政策づくりが通常議員や少数の関係者で策定される現実を、変える継続的な取り組み、特に市民が当事者として参加し、考え、決定する運動が展開されました。
今回は特に、日常活動の積み重ねの範囲での選挙活動であり、これで市民の審判を受ける。
これは私自身の日ごろの活動の継続性だけが問題ではなく、市民が投票日の翌日から地域再生の主体になることを、つまり次のステージに向け新たな市民間のパブリックの関係性を作ることが出来るかを問うものでした。
選挙活動のスタイルが、当選後4年間の議会活動を規定してしまいます。選挙のための選挙を行うために急造された選挙組織が選挙を担う構造を変えなければ、どんなに政策中心の選挙活動を実施しようとしても限界があることを何度も見せつけられて来ました。
これを変えるためには、私自身の選挙スタイルを目に見える形で実施することから始めました。
① 選挙カーでの連呼や走行中でのスピーカー使用の禁止②選挙事務所を新たに設置しない
② ボランティア選挙を徹底し、公費補助は最小限とする④街宣活動は、朝、夜の駅頭を始め辻立ちのスタイルで行う。等でした。

少数会派からのスタートとなったが、直接市民と向き合う事が出来る議員が結集
市議選後の初の議会を前に、新たな議員間で会派の再編が行われ、私は新会派「自治みらい」(4人)を結成し代表となりました。メンバーは全員政経セミナーの市議です。
議会全体の勢力から見れば、少数会派となり3期12年間の中では最小人数の所属会派となりました。
しかし、会派結成の基本である選挙マニフェストや基本姿勢が一致している事が、原則でありその点からは思う存分連携が取れて行くことが出来ます。
何より、常に市民と向き合い、市民自身に地域や社会における責任や役割を問い続ける事を、組織として展開出来るチームとなった事は、これまでにはない特徴です。
2025年問題を政治的テーマとして、今後2回の統一地方選挙をどの様に準備するのか、また2年後の越谷市長選挙で権力構造をどう変えていくのかを最大の舞台と位置づけ、持続活動が求められています。
この様に、常に私個人の日常活動ではなく、チームや市民それも次の時代を担おうとする多様な市民を対象としての組織活動に、今後とも全力で取り組んでいくことを改めて確認しています。
私たちの民主主義は、私たちの日々の活動を通して、その過程が紆余曲折しながらも、未来への一里塚となることを信じて。

                       
5月21日開催された臨時議会で、私は議長選挙に立候補しました。結果は、橋詰議員(公明党・3期)が22票、宮川議員(共産党・2期)が3票、無効票2票で、私は5票となり、橋詰議員が議長に当選されました。副議長は、島田議員(自民党・2期)が22票、辻議員(自治みらい・3期)が6票、山田議員(共産党・2期)が3票、無効票1票で島田議員が副議長となりました。以下は私の議長選挙への公約全文です。

2015(平成27年)年5月21日
越谷市議会議員各位
議長選挙公約(所信)について
                                  越谷市議会 自治みらい
                                 代表 白川 秀嗣
私は、5月21日に開催される臨時議会におきまして、議長選挙に立候補させていただきます。
 越谷市議会として、この間「市民に開かれた議会」をめざし、様々な議論と改善が行われて来ました。
 議長選挙にあたり、立候補の意志ある議員が、その所信を文章にし、かつ出来うる限り各議員に説明をすることを始めたのは、2011年の臨時議会からであり画期的なことでした。
 これを皮切りに、代表者会議や議会運営委員会を中心に、様々な改善に向けた提案や真摯な論議が続けられて来ました。
 国政とは異なり二元代表制をとる地方自治制度においては、議会自らがその権限を遺憾なく発揮することに努め、市長との機関競争を重ねることで、住民福祉の向上に資することこそが最大の目的です。そのためには、この間の積み重ねを基礎としながら、さらに市民の信頼を勝ち取っていく持続的な活動が求められています。
 つきましては、私は「市民により開かれた議会」への歩みを進めるため、以下の7点を議長公約(所信)として明示し、議長の職責を全力で務めさせて頂く覚悟です。
 共感とご理解をいただけましたら、ぜひともご支持頂きたく、お願い申し上げる次第です。

議長選挙にあっての私の公約(所信)

1、 議会改革を進めていくため、議長1年交代の慣例を改め、最低2年間とします。
2、 議長選挙公約(所信)は、議長選挙後に当選した議長のものを市民に公開します。
3、 予算・決算特別委員会を皮切りに、出来うる限り早期にインターネット中継(録画     放映だけの検討も含め)を実施します。
4、 議会基本条例の制定を任期中に実現します。
5、 前期までの取り組みを踏まえて、市議会主催の議会報告会を本格開催します。
6、 SNSの積極活用等によって議会の広報広聴機能を高め、子育て世代など若い世代をはじめ、多様な市民の意見を議会運営に反映させます。
7、 議員提出議案を増やし、前期の空き家等適正管理条例制定を先進事例として、議会の政策立案機能を高めます。

第8回大会 記念シンポジウム 「住民自治の力で創る、人間の復興・地 域の再生」
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「がんばろう、日本!」国民協議会 第八回大会 記念シンポジウム
2015年6月21日(日) 13時 より17時
連合会館(旧総評会館 御茶ノ水)

住民自治の力で創る、人間 の復興・地域の再生

1300-1400 第一部 講演
3.11から考え る「人間の復興・地域の再生」
立谷秀清・相馬市長 岡 田知弘・京都大学教授
1410-1700 第二部 パネル ディスカッション
テーマ 住民自治の涵養・ 地域主体の地域再生
パネラー
熊谷俊人・千葉市長、松本 武洋・和光市長、立谷秀清・相馬市長
岡田知弘・京都大学教授、太田昇・真庭市長
廣瀬克哉・法政大学教授 ・隠塚 功・京都市会議員、白川 秀嗣
1730- 懇親会

      参加費 シンポジウム/2000円 懇親会/5000円
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第26回 関西政経セミナー
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シンポジウム「地域の自治力を問う」
住民自治の涵養と地方議会の役割・地域 自主組織の底力

5月30日(土)午後1時より5時まで 終了後懇親会
エルイン京都 JR京都駅八条東口前 1階大会議室

問題提起:岩崎恭典・四日市大学教授 (兼・パネリスト)

パネリスト:山中光茂・松阪市長、隠塚 功・京都市会議員、中小路健吾・長岡京市長
四方源太郎・京都府議、上村 崇・元京都府議、白川 秀嗣 ほか