九月越谷市議会では、女性議員が活躍できる環境を整備するため「事故」しか認められていなかった会議の欠席理由に「出産」を追加の協議が行われました。さらに自治みらいは、子どもの急病時などの「育児」による欠席の追加の会議規則変更を提案。
 その議論の際「育児の代理は立てられるが、議員の代理は立てられない(刷新クラブ)」「議員は特別職。責務を優先すべきで疑問を禁じ得ない(自民党)」などといった発言が相次ぎ、疑問を感じた山田裕子議員がフェイスブックでこうした発言を公開。
 ところが、刷新クラブの松島孝夫代表が「客観的事実に反し、市民に誤解を与える」と問題視。これを受けて山田議員が代表者会議に呼ばれ約3時間各会派代表者から投稿の真意を聞かれるという事態に発展しました。
 市民も傍聴に訪れた代表者会議では、問題視する会派代表者から「育児という文言の追加には反対したが、育児で欠席することに反対はしていない」「市民に誤解を与えているので記事を訂正すべき」などと発言。    
 また自民党の野口佳司代表は「代表者会議に多くの時間を費やしたことに対し謝罪の言葉はないのか」と発言しました。これに対し山田議員は「議員が育児を理由に欠席すること自体が問題だという発言は育児に対する理解の欠如だと感じた。自身の意見と共に発信したことは問題ではない」と反論しましたが結論は出ず、議論は平行線まま継続して代表者会議で取り扱われることになりました。
 一つの物事に対して多様な視点や意見があるのは自然なことです。議員が議会の様子を自分の言葉で発信できなければ、議会と市民の距離は遠くなり市政への無関心や投票率低下に繋がります。
 また、共働きやひとり親世帯が子育てと仕事を両立するためには、多様な働き方ができる環境の整備が必要です。このような社会的な課題について議会がどのような意識を持つかによって、市の施策も変わってくるのではないでしょうか。