メルマガ♯がんばろう、日本!         №230(17.10.14)

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「がんばろう、日本!」国民協議会

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Index 

□ 立憲民主主義の旗は立った

  立憲民主主義を支える意思を、私たちはどう示すか

□「囲む会」のご案内 

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立憲民主主義の旗は立った

立憲民主主義を支える意思を、私たちはどう示すか

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熊  各紙の世論調査では、「自公堅調」「与党300議席に迫る勢い」。ただ「読売」では、内閣支持率37%、不支持は48%。「共同」では、比例投票先未定は47.7%、特に無党派層は55.1%が未定だ。

八  希望が失速するなかで、安倍批判票の受け皿を見極めているってとこじゃないか。未定の50%のなかの「安倍さんは人格が信用できない」という無党派にとって、希望の失速は悪いことじゃない。政党が乱立するなかで、自分の一票をどうするか、考え抜くことになるわけだから。

熊  そこにどうアプローチするかだ。「安倍一強」を支えているのは、50%という低投票率と「他よりはよさそう」という消極的な支持。ただ今回は、前回(2014)総選挙前とは内閣支持・不支持の数字がほぼ入れ替わっている。(例 支持44%・不支持36% テレビ朝日2014.12)

八  「他よりはよさそう」という消極的な支持が、自民党や安倍さんに向かいにくい状況というわけだな。都議選では、瞬間的に都民ファーストがその「受け皿」になったわけだが、今回はそうもいかない。「政党が乱立して、どこに投票したらいいのか分からない…」にとどめてしまうか、もう一歩、投票に向かう意欲を後押しできるか。

熊  前回も小選挙区では野党が分立した結果、20%台の得票率の自民党が圧勝となった。このときは2千票以内の僅差で当落が決まった選挙区が、295選挙区のうち10あったといわれている。今回は、48選挙区で自民苦戦が予想されるといわれているように、前回以上に、どこが勝つか分からない選挙区が多くなると思うんだな。

八  言い換えれば、「自分の一票で当選者が決まる」と思える選挙区が多い、ってことか。今回は単純な「二択」じゃない選挙区が多いから、その分しっかり目を凝らそう、いっしょに考え抜こうってことだな。

熊  与党300議席に迫る勢い、といわれても個々の選挙区をみていくと、まだまだどうなるか分からない選挙区は結構ある。選挙区と比例、二票をどう生かすのか、少ない脳みそを絞って考えようや。

みらい選挙プロジェクト ‪@miraisyakai ‬さんによる衆院選情勢報道(2017)

https://twitter.com/i/moments/918494528943697921

八  共産党が立憲野党の立場で選挙区の候補者を降ろしたこと、旧民進から希望に行ったところには立憲民主は立てないという「枝野原則」が、選挙区では意味を持つんじゃないか。つまり自公に対抗する候補は、立憲、共産を軸にした「市民と野党の選挙協力」をどう生かせるか、ということになる。

お松  Aさんのところはさ、去年の参議院選挙のときから、市民と野党の選挙協力の話し合いを続けてきたんだけど、民進党の候補が希望に行っちまってさ。立憲民主は立ててないから、市民の人たちは共産党候補を応援することにしたんだ。ただ、民進党の地方議員のなかにも当たり前だけど、いくらなんでも希望というわけにはいかない、という人もいる。だからそういう人も参加できるように、「共産党の○○」じゃなく「唯一の女性候補」って打ち出してほしいって言っているんだって。

お梅  立憲野党とか、市民と野党の協力ってことになると、これまでのように「わが党が~」とか「私が~」とかを前面に出してちゃ、まとまるものもまとまらなくなるってことだよね。お互いの立場を認め合った上で、どこでどう譲り合うかっていう度量というか、懐が問われるよね。

お松  「私の理念は~~」とか「私はこの政策をやりたい~」とか言っているだけじゃなくて、相手の話をきちんと聞いて、どうすればいっしょにやれるか、考えられるのが政治家なんじゃないかって、最近思うよ。えだのんが「まともだな」と思うのは、そこだよね。

お梅  Bさんのところは旧民進の人が立憲民主で出たから、共産党は候補者を降ろして積極的に応援している。ただそうなると、共産党は比例票のための選挙運動も制約されるんだよね。そこで立憲民主の候補者が自分の公選はがきのうち、1万枚を共産党地方議員を推薦人として、「選挙区は○○、比例は共産党」と印刷したんだって。男前だよね~。

熊  そりゃあ、たいしたもんだ。虎の子の比例票が目減りするのを分かった上で、立憲野党・市民との協力という大義のために候補を降ろしたことへの、義理立てだな。香川1区の小川さんは、昨年の参院選では全国で唯一、民進党候補を降ろして共産党を野党統一候補にした。小川さんは今回希望から出るが、その恩義に報いる意味で「例外」として共産党は候補を立てていない。

お松  市民と立憲野党の協力っていっても、組織の代表が協定にサインすればできるってもんじゃなくて、現場で実際にやっている人たちのあいだで、ぶつかり合いながら一歩ずつ信頼関係を積み重ねていくこと以外にないんだよね。地方議会選挙になれば、お互いに票を争う人たちが選挙協力しようっていうんだから。

お梅  公示日に掲示板のところで、共産党候補のポスターを貼りに来ていた老夫婦に会ったら、「もう少し早く決まっていれば一本化出来たのに、残念です」って言ってた。さっきの公選はがきじゃないけれど、こういうお互いに現場で支えている人たちが納得して支援しよう、と思えるような関係を積み重ねないと。

八  ボトムアップ型というからには、今からでも終盤戦に向けて、そういうアプローチをどれだけできるかだな。立憲民主(プラス希望に行かず無所属)が立っているところでは、候補を降ろして協力している共産党の現場の人たちが納得できるような配慮をできるか。また立憲野党が共産党だけ、という選挙区もいくつかあるが、そこは無党派も含めて幅広い人が「乗れる」ような舞台をつくれるか。それを媒介に、「自公も希望もゴメン」という人が「仕方がないから共産」ではなく、立憲民主主義の大義のために、ということで動けるようにできるか。

お梅  立憲野党の力がそれぞれ100パーセント発揮できて、市民が思い切り動ければ、「足し算」以上の波及効果になるはずだね。でもって、そういうフォロワーの基盤ができればできるほど、候補者や政治家もそれによって育てられるし、検証もされるようになるってわけだ。

お松  そういう共同の基盤は地方選挙(議会、首長)や、地域課題の取り組みにも引き継いで生かしていけるはずだし、生かしていきたいよね。

熊  「安倍一強」を支えているのは、50%という低投票率と「他よりはよさそう」という消極的な支持だ。今回、希望が一瞬かく乱要因になりかけたが、予想以上に早く失速したおかげで、「安倍一強」に対して、立憲民主という新しい独立変数が見えてきた。これで選挙の構図も大きく変わったんじゃないか。

八  永田町の足し算、引き算という発想じゃ、この独立変数は見えねぇってことだよな。考えてみりゃあこの20年くらい、二大政党だ、政権交代だって言って、やってきたのは自公に替わるとか、自公批判の受け皿とか。いわゆる非自民非共産の政権交代論で、そいつは最初は「悲劇」、二度目は「喜劇」、「茶番」に終わったのが「希望」ってわけだ。

熊  立憲民主主義の旗が立ったことで、国民主権・立憲民主主義の当事者性という〝魂〟が入っていない政権交代論がどういうシロモノか、はっきりしたともいえる。立憲民主主義の旗が立ったことで、これまで投票箱に収まらなかった民意に選択肢ができたおかげだ。

お松  ってことはあれだねぇ、「安倍ちゃんはどうも信用できない」って人に、「安倍批判の受け皿として、一票を」ってアプローチじゃ、届かないってことだよね。

お梅  えだのんの演説は、そうじゃないもんね。「まっとうな民主主義を、みんなでつくりましょう」、「立憲民主党は枝野が作ったのではありません、枝野の背中を押したみなさんが作ったんです、あなたが作ったんです」、「この選挙は、立憲民主党の選挙ではありません。日本の民主主義を次のステージに押し上げるための、みなさんの選挙、あなたの選挙です」、「立憲民主党に一票を、というお願いはしません。周りの人、どうせ変わらないとあきらめてしまっている人に、あなた自身の思いを伝えて下さい」って。

えだのん 10/14新宿 

お松  隣で聞いてた人が目頭をぬぐってたけど、あたしもさ、この歳になって政治家の選挙演説に感激するたぁ、思わなかったね。確かに内閣不支持が支持を上回っているのに、自公が300議席ってのは、どうにも納得いかないけど、白紙委任をしている人に「白紙委任はおかしい」といくら言っても伝わらないよね。立憲民主主義を支える意思っていうものを、私ら自身がどう見せるか、どう伝えるかってことだね。

熊  なんとか、小選挙区で競っているところで自民の議席を一つでも多く減らし、比例でも票数、議席とも前回を下回るようにしてぇよな。それは「安倍批判票の受け皿」としてじゃなくて、立憲民主主義を支える意思をどう俺ら自身が示せるか、伝えられるかにかかってるってわけだな。

八  まだまだ都会のユーレイは、主体的な意思を持つよりも、圧倒的に「拒否反応」で動く。都議選のときは、安倍ちゃんの「こんな人」発言、今回は小池の「排除」がそれだった。だから安倍ちゃんは街頭演説も「極秘」、演説会の取材もシャットアウトと、人前に出さないステルス作戦で、ユーレイの「拒否感」を引き起こさないようにしているんじゃないか。その意味でも「失点」をあてにせず、立憲民主主義を支える意思をどう示すか、で勝負することだろうな。次につなぐ一歩という意味でも。

お梅  民進党から「苦渋の選択」で希望に行った人のなかには、小池とのツーショット(3万円!)はおろか、希望の「き」の字も出さずに選挙を戦っている人も、結構いるんじゃないか。立憲民主主義の旗が着実にはためいていることにこそ、勇気づけられて、自力で勝ち上がってきてほしいよね。

(通りすがり  希望は選挙後は空中分解じゃないですか。開票速報の光景を考えたって、本部もなければ幹事長もいないのに、どこで誰が出るんですか。しかも代表とやらは、前日にさっさとパリに高飛びでしょ。あの人、都議選のときだって、選挙が終わったら勝手に代表を変えたんですから、今回だって… 首班指名?あら、新しい代表にまかせるわ、うふっ。新しい代表?AIが決めるんじゃない? くらい平気で言いますよ)

三太  「これはあなたが作った政党です、これはあなたの選挙です」って、あれだけ言われちゃうと、そうかなって俺も思ったりして、知り合いに誘われて事務所に行ってみたんスよ。そしたらまあ、手が足りないっていうか、なんていうか…。

 それならってんで、ホームページの一角をよこせって、言っちゃったんス。友だち何人か集めて、自分たちが考えてることを書く、立憲民主を支持するとか応援するってことじゃないが、自分たちが考えてることが、立憲民主の五つの柱とどうつながってるかって形にするからって。

 それで今作業しているだけど、選挙ってこうやって俺らが作るんだなって。

熊  えだのんが、立憲民主党は永田町の外の声、国民のみなさんの声によってできた、日本ではじめての政党です、と言っていた。お金も個人献金がぞくぞく集まっているらしい。立憲民主主義を支える国民の意思があってこそ、「まっとうな政治」が成り立つ。その一歩を踏み出す選挙にしようってことだな。

八  立憲民主主義を支える国民の意思を「見える」化する。それによって選挙後の政治も、永田町の足し算、引き算ではなくて、いかに国民の意思を反映するか、という新しい軸がみえるようになるんじゃないか。

(枝野)

実は昨年の参議院選挙ぐらいから、有権者の皆さんが「よりましな政治状況をつくる」ための「戦略的投票」行動をかなり広範囲でやっていただける時代になっている。政治家が永田町の合従連衡で「どう安倍政権を倒すか」というのではなくて、むしろ有権者の皆さんが「戦略的投票」で安倍1強を終わらせる。(政党や政治家が考えるより)そこに委ねることの方がむしろ国民の皆さんの信頼を得られ、「このままではまずい」と思われている幅広い皆さんの期待に応えられるのではないか。(千葉県浦安市内で記者団に)

立憲民主主義を支える国民の意思を「見える」化する選挙に!

政党、候補者の選挙ではなく、私たちの選挙に!

【ご注意】

比例は正式には「立憲民主党」

・「民主党」は○ 「民主」は×(自由民主党、社会民主党など「民主」を含む政党があるため)

(「民主党」は立憲民主党の略称として届けられているので○)

・「立憲民〝進〟党」「民進党」は、無効票とみなされる可能性あり

大切な一票です、無駄にならないようにしましょうね。

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「囲む会」のご案内  

~「凡庸の善」で考え続け、立憲民主主義を支える意思を持続するために

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■第106回 シンポジウム

「自治・民主主義のための社会的投資と地域経済とは」

10月21日(土) 1300から

TKP麹町駅前会議室 ホール8A

諸富徹・京都大学教授 廣瀬克哉・法政大学教授 佐無田光・金沢大学教授 

参加費 2000円

*6/18シンポジウムの「続編」。民主主義のインフラとしての社会関係資本(人びとのつながり)を

豊かにするための社会的投資とは、そこでの自治・自治体の役割、可能性とは…

■第29回関西政経セミナー 
「まちづくり・地域経済と、自治・民主主義」
11月4日(土) 1400から

キャンパスプラザ京都

川勝健志・京都府立大学准教授 田中誠太・八尾市長 中小路健吾・長岡京市長 ほか
参加費 1000円

*上記と同様の趣旨で。

■第106回 シンポジウム

テーマ 外交・安全保障

*北朝鮮危機、中国の台頭、トランプの暴走…のなかで、「正義」を振りかざすのではなく

「正気」を保つために

12月3日(日)1300から1700

TKP神田駅前ビジネスセンターホール 5階

川島真・東京大学教授 李鍾元・早稲田大学教授 大庭三枝・東京理科大学教授

大野元裕・参議院議員 柳澤協二・元内閣官房副長官補(安全保障担当) ほか

参加費 2000円


石津美知子
「がんばろう、日本!」国民協議会

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