「チーム白川」事務局

今回のタウンミーティングは白川議員から「6月定例議会報告」について、ゲストスピーカーの山本正乃議員(21市民ネット・民主党)から「議会改革への取組みについて」のお話を伺い、まちづくりについての忌憚のない討議を行いました。

★ 白川議員よりの概況と今回のタウンミーティングの趣旨説明
・ 東国原、橋本知事の発言等(に見られる現在の状況)をどう受け止めるのか、わが国で初めての本格的な政権選択選挙となる衆議院選挙をいかに迎えるのか。戦後60年自民党は比較第一党の座にあり、小泉選挙以降この4年間、3回首相が変わる(選挙の審判を受けずに交代するという)という疑似政権交代しかなかった。
・ 今回の選挙は、明治維新以来初めて「国民の一票で政権を選ぶ」選挙である。従ってこれを正面から受け止める人だけでなく、これに恐れおののく人が多数いるのも当然のこと。今問われているのは政党のガバナンス(運営していく力)である。自民党のガバナンスはガタガタだが「民主政のためには政権交代が必要である」という民意があるため政治不信とはならず、世論調査では民主党が優勢となっている。
・ 政権を選ぶためには、できうる限り早く自民党と民主党がマニフェストを示して、この国の未来をどうするかを争点にした選挙が行われるべきである。
・ 上記のことと地方議会との関係は深い。板川市長も市政をどうガバナンスしてきたのかが問われており、議会もまた議会として市民とどう向き合ってきたのかが問われている。今回山本議員に来ていただいているのは、「会派のガバナンスがどう変わってきたのか、そのことによって地域との向き合い方がどのように変わってきたのか、市長との関係など」をお話していただくので、その観点から今日のタウンミーティングに参加していただきたい。
★ 山本議員のスピーチの概要
・ 今回の白川議員のタウンミーティングにゲストスピーカーとして参加することには予想以上の反響はあったが、桜井地区の取組み・市議選から2年間の取り組みということでお話をさせていただく。
・ 12年前の市長選挙で一市民として板川市長を応援した。その後1999年の市議選で初当選し、所謂板川与党(例えば市長が出す議案は全て賛成など)としての活動がスタートした。また議長選挙などでは全体の状況はあまり把握できずに会派で決定されたことに従ってきた。2期目にはローカルマニフェスト推進地方議員連盟に参加。2007年3月には、自治体議会改革フォーラム編の<変えなきゃ!議会「討論の広場へのアプローチ>を読み、新たな議会スタイルの必要性を感じていた。3期目当選後、会派の代表となり『市長与党=市長議案に絶対反対できないという思い込み』ではないと思いつつも、現実の議会の中では市長を支える会派として議会対応をして来た。それは二元代表制ということを頭では理解していたが、実践的には理解できていなかった。
・ 転機のきっかけは「副市長一人制の請願署名運動」であった。最初は保守会派等の提案に対して会派として事務的に対応するという考えだったが、市民請願が上がってくる中で支持者の中から2人の副市長はいらないのではないかという意見が上がり始めたことで、会派内の議論を組織できるようになった。2月の議員会の勉強会で講師の福嶋氏の話を聞いていて目からうろこが落ちた。
・ 桜井地区市政報告会の取り組みは、過去の歴史がある。私が1期目には地域の方々(連合自治会、コミ協、スポレク等の代表者)との懇親会兼意見交換会があった。2期目にも継続して意見交換会があり、13地区の中では進んだ取り組みとして行政からも注目されていた。3期目になり、6人の議員が協力し、新年会の舞台で演奏や踊りを披露するなど議員間のコミュニケーションが深まった。そのような中、連合自治会主催で3回の市政懇談会が開かれた後、現在のような議員主催の市政報告会のスタイルになった。「議会として民意を吸い上げる」場として有効な手法だと思う。民意は多様で流動的。つねに双方向のやりとりが必要と考えているので、今後も継続していきたい。また、民意が予め存在して、それを反映した討論が議会で展開されるというのではなく、議会での討論によって論点が明確になり、それを検分することによって民意が徐々に形成されていくという過程が必要ではないか?
・ 今後の課題としては、上記の観点に立った上で、議会・執行部に対しては(例えば「定額給付金」の場合では会派の中で意見が分かれたように)全てが「市長与党」という考え方から、議論を通して決定機関としての議会に変えていくことだと思う。さらには市民に対する説明責任を果していく事だと思う。
★ 討議を経ての白川議員のまとめ
・ 今の山本議員の話を聞いてわかるように、議会活動の報告の中で会派の代表や一議員としてどう意見を取りまとめていくか、そして二元代表制における議会を機能させていくために苦労しておられる様子がイメージできたと思う。まさに今まで見ていた風景が、ある時全く違う風景に見えてくる、この実感を話していただいた。
・ その上で、現在、二元代表制の中で最も拡大していかなければならないのは 市民⇒議会 の直接参加ということだ。(市民⇒市長 この部分の直接参加構造は結構ある)定額給付金の例で言えば「有権者に説明がつくように議会で決定してくれ」ということに他ならない。
・ また二元代表制ということを現実の動く政治の中で機能させていかなければならない。政治の世界では考え方の違いでグループが出来るが、既存政党の多くは選挙互助会の政治文化の中で過ごし、国政と地方政治は下請け関係(国会議員→系列県会議員→系列市会議員)の構図のままだった。その選挙互助会が弱くなってきた(機能しなくなった)今、市長選挙は「この地域をどうするか、それを選ぶ“私たちの”選挙だ」ということで主権者の民意を示し、集約していかなければならない。
・ 市長選挙に関して、「越谷のまちづくりを語る会」は5回の市民セミナーを開催し、「越谷スタイル」=4つの約束=マニフェストを作成し、市長選挙の公募運動の説明会を13地区で繰り広げている。今までの市長選とは全く違うやり方に皆さん「とまどっている」部分もある。また、従来のやり方では通用しない中で新しい基準が作られていないことで右往左往することも起きている。これまでのやり方ではダメだということが分かった上で、国も自治体も新しい価値観を作っていくための産みの苦しみの真っ只中で衆議院選と市長選を迎えることになる。このような歴史の大きな転換点に私達が立っており、今日山本議員が来られたことも決して偶然ではないということを心に留めて、時代の転換に対応していきましょう。

【今後の日程】

市長選挙を語る市民の集い 13地区で開催中
増林地区②   7月23日(木) 午後7時  増森新田センター
蒲生地区    7月24日(金) 午後7時  蒲生交流館
      主催 越谷のまちづくりを語る会

次回タウンミーティング
8月1日(土)  午後2時  白川秀嗣事務所
ふるってご参加ください