(09年10月17日)

                           「チーム白川」事務局

今回のタウンミーティングは民主党・鳩山政権が発足してから1ヶ月、「政権」が変わると政治はこのように変わるのかを実感した中で迎えたタウンミーティングでした。テーマは越谷市の焦眉の課題『越谷市長選に向けた主権者市民の取り組み ―市議会の視点から考える』 でした。
★ 白川議員の提起
*政権交代の意義と参加する政治のスタート
・ 今回歴史的に初めて国民の1票で政権が交代した。(細川政権の時は「反自民」で結束して取り組んだわけではなく、比較第一党は自民党であった)
・ 統治機能で言うと、依存・利益誘導型政治とは明らかに違う政治主導(大臣―副大臣―政務官による)で「税金の使い方を決めるシステム」に明らかに変わった。
・ マニフェストの実行・進捗と政権運営の検証=「政権を取ったら実行することは当たり前」の政治文化に変わろうとしている。
・ 「任せる政治」から「引き受ける政治」へ:八ッ場ダムの中止や3兆円の補正予算の削減や今後の仕分け作業等の実行は、今までオープンにされてこなかった情報を明らかにした上で「中止」や「削減」の是非を国民参加で議論するその土台作りが始まったことを意味する。(関連自治体議会での首長と議員との討議や議員同士の討議等)
参考=民主党マニフェストの5原則
①官僚丸投げ⇒政治主導、②政府と与党の使い分ける二元体制⇒内閣の下への政策決定一元化、③各省の縦割り⇒官邸主導、④タテ型の利益社会⇒ヨコ型の絆社会、⑤中央集権⇒地域主権
*市長選立候補者の広報紙から見えてくるものは何か:板川市政の業績に対する評価とマニフェスト(政策)からどのような社会(理念)を作っていくのか は明確にされているのか
・ 高橋努候補:「中央との太いパイプ」を掲げておられるが、中央政府―地方政府―国民という縦割り行政に戻すと言っているのか、板川市政3期12年の「継承」と言うが具体的な評価はない様に思われる。マニフェストでは数値目標、財源、工程表が書かれていないため、肝心の「どうような越谷市を目指すのか」はイメージできないものとなっている。
・ 服部正一候補:しがらみ一掃、世襲・労組からの一掃を掲げておられるが、築地市場の越谷移転など若干荒唐無稽なアイデアに感じられる。マニフェストでの具体案は示されていない。
・ 島村あきお候補:板川市政3期12年の評価はなし。マニフェストでの数値目標、財源、工程表などほとんど示されていない様に感じられる。
■ 結論としては三候補ともマニフェストが求める政策の数値目標、財源、工程表が明らかにされておらず、どの様な町を目指すのか不明確であり、有権者にとって選択に苦慮する事態になっている。
* どういう越谷市を作っていくのか―生産労働人口(15歳から65歳まで)が減少していくこと、グローバル化を前提に、今何をすべきか
【「越谷市のまちづくりを語る会」で取り組んできたこと】
・ 2月、3月、4月の3回に亘る市民セミナー開催と4つの政策による「市民マニフェスト」の作成
・ 5月:市議会会派によるシンポジウムと、6月:各地区における市民の集い開催と市長選候補者の公募運動
・ 8月 公募応募者の公開審査会
・ マニフェスト=4つの大きな約束の提示(この約束自体が、単なるアイデアではなく板川市政の評価から出ている):①小中学校の耐震化、②市立病院の赤字解消・経営改善、③稼げるプロジェクトによる税収UP・産業支援、④市役所改革
・ 越谷スタイルは従来とどこが違うのか
1)政策つくり=市民マニフェスト、2)候補者の決定=市民公募、3)当選後の公約の実現=市民による点検・検証作業 など、一つのモデルケースとして明らかにしていった。
・ 公募者2人とも「語る会」の推薦を受けられなかった。またこの結果を市民にオープンに報告するということが出来なかったことは、賛助会員の立場で「語る会」の運営に携わったものとして非常に申し訳ないと思う。

*議会という観点から
・ 議会はチエック機関だけにあらず、話し合って、議決する(決定する)というところに重要な意味がある。
・ 予算案に関して、板川市政3期12年の間市長案をただの一度も議会で修正をしたことがなかった。(「議会の恥」ともいえる、ここから地方議会不要論がでてくる要因ともなる)
・ 「市民参加」がキーワードになっているが、市長サイドの市民参加は、いろいろ市民の意見は聞くが決定のところは役人が決めていた。この決定過程にどう市民が参加できるかが実現できないと、本当の意味での市民参加ではない。議会サイドでも例えば請願者に議会(常任委員会)に来てもらって直接議員と論議をする等、まかせっきりや陳情ではない我々の主体的チェンジを伴うものになっていかなければならない。
・ しらけた評論ではなく、政権交代によって実感した自分たちが動き参加すれば政治は変えられることを、あらゆる政治過程に参加することで示していかなければならないと思う。

★質疑応答・まとめ
現市政3期12年の評価や、明確なマニフェストが示されない中で、3人の候補の中から選択をするといういわば「苦渋の選択」に多くの参加者から苦心の意見が相次いだ。
・「公募で推薦なしと決まった時に、議員の中から『出る』という動きはなかったのか」「どなたも市長候補に推薦できないならば棄権、白紙以外にないのではないか」「語る会は今後どういう運動をしていくのか」「新市長と議会、および我々市民は何を検証の軸にしていくのか」等、討議はシビアな中にも、政権交代の実感を「市長が誰になろうとも」市政に参加する方向で考えようという討議になっていった。
・先ず棄権・白紙は「お任せ」であり、ダメです。必ず投票に行って下さい。今回の選挙の争点が「3代続いた一族」「産廃問題」対「自治労」「高齢」という構図に思われるが、人口減少の中、現市政をどう評価し、どういう越谷市を作っていくのかで、「誰かいい人はいないか」という候補者選びは破綻した。我々自身が「リーダーを育てていく」ということに怠慢であったのではないか。(「語る会」の運動の限界もここにある)
・今後の新市長(注:10月25日の投票で高橋努氏が当選した) に対して、4年間点検・検証していくことが我々に問われてくる。議会をどう変えていくのか、議会の決定過程に市民がどう参加していくのか、これからの4年間でどのようにして人材を育てていくか、その準備に入っていくことになる。人を育てることは時間がかかる。今回の政権交代で動いた30代・40代を育てていくことで来年の参議院選挙、2年後の市議選、4年後の市長選までの時間を使っていきましょう。

次回タウンミーティング 
11月21日(土) 午後2時より 白川秀嗣事務所にて

第2回 「チーム白川」総会
12月13日(日)午後3時より 白川秀嗣事務所にて 終了後懇親会(会費2000円)です