(09年12月19日)
「チーム白川」事務局

 今年最後の12月タウンミーティングは、ゲストスピーカーに21市民ネット・民主党会派の細川威議員をお招きして『高橋新市長への議員としての向き合い方と課題』についてのお話と、白川議員からの12月定例議会報告がなされました。内容としては、12月定例市議会を巡っての話が中心となりました。10月の市長選で、35%という低投票率の中ではありますが、新しく誕生した高橋新市長の「選挙公約」(マニフェスト)の基本的考え方や、実現していくための工程表、予算の裏付け等を、市民として点検・検証していくことを政治文化とする第一歩としていきたいと思います。

【高橋新市長への議員としての向き合い方と課題】:細川威議員
 三輪事務局員の司会により、参加者の自己紹介から始まり、細川議員から高橋新市長の誕生を会派として応援した立場と、二元代表制の議会の一員としての立場から、お話をしていただきました。細川議員は、生まれてから今日に至る経歴の中で、細川律夫衆議院議員の秘書になり議員事務所のナレッジマネージメントというテーマに取り組んできたこと、父親の背中を見てこられた話から入りました。
そして、市長選では高橋候補を応援した理由として、社会福祉政策の充実というマニフェストに同感したことと、高橋候補が民主党所属議員だったことを挙げられました。ただ、マニフェストの中身については、ある一定レベルまでは議論されていたが、十分に議論できていたとは言い難いとの見解でした。投票率の低さについては、様々な要因が想像できるが、衆議院選の選挙疲れみたいなものも一つの要因だったのではないかとの見方でした。いざ、二元代表制という議会の中で市長と向き合ってみると、応援をしたからといって市長提案議案に全て賛成という立場でなく、議決機関の一人として議案一つ一つに責任を持っていきたいと話されました。
 具体的な内容につきましては、参加者との質疑応答を通じてより深めることが出来ました。
<新しい、若い議員として、実際に議員になっての感想>:子供の頃から接してきた父親の国会議員像と違って、地方議員はテレビ等で報道されることは少なく、派手さもないが、非常に地元の生活に密着した仕事を行うので、地域の代表者であると感じている。
<財政健全化について>:越谷が夕張になってはならない。では越谷の財政がどうなっているのかは分かり難い。したがって、まず財政の仕組みを市民にとって分かりやすく説明することが先決である。
<事業仕分けについて>:総論として賛成であり、市民に公開しているところに意味がある。越谷市でも行ってよいと考えるが、国と地方では市民生活の密着度が違うので、慎重に行う必要がある。

【12月定例議会報告】:白川秀嗣議員 
白川議員から12月定例議会の報告が行われました。
(1) 事業仕分けについて
政権交代を含めて、税金の無駄遣いを辞めてくれという国民の期待が、小泉政権以降の流れであると思うが、では、いったい無駄とは何なのか? 国が行った今回の事業仕分けは、自民党政権下でやられていた事業の仕分け(①国の仕事、②自治体の仕事、③民間の仕事)をしているものである。そして目的に沿って税金の使い方に無駄がないかどうか点検・検証するものであった。自民党政権下では、目的のためと言えば通用したが、目的に従って、日常的に何にどれだけのお金を使っているかがチェックされた。よって市民に一番近い、地方自治体での仕分け作業が重要であり、国の事業仕分けに連携し、越谷市においても、オープンな場で議論をすることが必要である。高橋市長には、そこを突破してもらいたい。600の事務事業の見直しをすべきであり、議員自身が今一番問われている。市民の側からも、そのような声が起こってくる様にすべきである。
(2) 高橋市長の選挙公約について
市長の公約(マニフェスト)についてこれ程多くの議員が質問したのは初めての経験。自分の言葉で実直に語る高橋市長の姿に、応援をした人も、しなかった人も、約束は守るもの!という共通の認識が出来たことは成果である。では、その公約の実現のために、財源はどうするのか?借金をするのか、他の事業を削るのか、1年以内に行うと約束したものに関しては、工程表や見積はどうなっているのかについて、回答が得られなかったので、予算編成の中で明らかにしていく必要がある。1月30日まで市民には、明らかにして欲しい。
(3) 推進会議設置条例について
12月議会の最大の争点は、自治体の憲法である自治基本条例の進行・管理をする推進会議設置条例であった。6月議会では、11名の反対がありながらも、自治基本条例は多数決で可決された。一方で、「推進会議設置条例」は十分な討議になされてないと云う理由で9月議会において否決された、この条例が、12月議会では、一言一句の修正もないまま、再提案された。問題は最高規範性をもつ自治基本条例の「推進会議設置条例」の再提出までの合意形成が、これまでと同じ様に役所内部の討議と決定にある。どの様に素晴らしい条例だろうと、その形成過程や参加に「市民参加」が担保できなければ何の意味もない。つまりどんなに良い条例を作っても、プロセスに市民が参加し、使いこなしていくことがなければ、一遍の文章に過ぎない。議会も市民参加を通して“見える化”を、各議員が徹底してやっていくことが求められる。
 
 明日は(20日)、第4回 桜井地区 市政報告会を、6名の議員が行います。このようなことを、全市的に行っていける様にしたい。市民にとって、一番身近な地方議会が変わることで、市民参加を保障していくシステムを作り出していきたい。民意は、投票という形で一番反映されるので、議会の可視化に責任を持っていきたい。(第4回桜井地区市政報告会については、別紙参照してください)
以上

次回 第77回 タウンミーティングは1月23日(土)午後2時を予定しています。
皆様のご参加お待ちしております。