第91回タウンミーティング報告

             2011.5.14「チーム白川」事務局    

 今回の開催(3月19日)は、東日本大震災の直後でもあり、同時に4月の統一地方選挙を間近に控えた時期であったため、予算の審議過程や税金がどのように使われているのかへの関心が高く、選挙での投票行動を意識したタウンミーティングでした。

 

★報告概要

    3月議会報告:白川議員

    今年度予算は一般会計830億円、特別会計580億円、病院会計111億円、合計1,521億円と過去最大の予算を計上した。

    市民税・法人税の減(市民税は437億円で一般会計の約半分しかない)で越谷市が自由に使えるお金は減っており、財政は硬直化しつつある。一方民生費(不況の反映で生活保護世帯の民生費増等)は増えている。

    病院会計は増額されているが、収支は3年連続の赤字。8病棟の閉鎖はそのままで外来患者数は3000人減(昨年度比較)、入院患者数も3,000人減(一昨年度比較)のままである。

    4次総合振興計画が決定した事により新規事業が増えた。要求は42事業・23億円であったが、39事業・24億円に変更されて議会に提出された。

    市長が予算の見える化(予算の要求・査定の過程の公開、事業内容や成果目標・比較参考値等、要求額と決定額をHPで公開等)によって、予算の作られる過程がわかるようになった事は評価できる。また、議会で質問がしやすくなった。

    財政調整基金30億円のうち15億円を取り崩して一般会計に組みこみ、1億円を災害対策費に組み込んだので、基金の残高は14億円となった。

    観光資源創出事業(要望275万円⇒実際5000万円)について:市役所東側の葛西用水沿い165mにウッドデッキを整備し、朝市・イベントの開催を見込む「市長肝いり事業」として計上された。ここで目線が額の増大にのみ向きがちだが、問題は朝市やイベントを行うという事業の計画段階から市民が参加して議論を行い決定する必要がある。従来は市が設備投資を行い、完成後の運用に市民参加となっていたが、事業の計画段階から市民が参加するやり方を作ることが今後の課題である。

    学校給食事業の民営化について:人件費から見ると84人の正規職員637万円(1日33500円、時給4100円)、49人の臨時職員242万円(1日12,000円、時給1500円)であり、かなり市場の額からみてもかけ離れているが、人件費が大変だから民営化に移行というだけではなく、高齢者の弁当作りや、3つあるセンターの1つを例えばイチゴ農園への代用転地化するために民営化するような議論等、学校給食だけの枠に留まらない事業を考えた議論を、条例・法制上の改定等も視野に入れて展開していく事が求められているのではないか。

 

    「白川ひでつぐと語る市民の集い」開催報告:「チーム白川」三輪辰宏

    3月6日 越谷中央市民会館で「チーム白川」主催による「白川ひでつぐと語る市民の集い」が70余名の参加者で開催された。テーマは「市民が参加し、責任を持つ地域への挑戦」―すべての資源を次世代への投資に転換する―。

    集会では白川秀嗣議員から基調報告として、市議選に向けた統一ローカルマニフェストの内容が提起された。この政策は昨年から1年間に亘り超党派有志議員と市民による「政経セミナー運営委員会」が5回の特別講座とその後の検討会議を通して策定されたものである。

    基調の提起を受けて政経セミナーの超党派の議員・予定候補者がパネラーとしてマニフェストの内容を説明した。パネラーは、辻 浩司市議(21市民ネット・民主党)、菊地貴光市議(新政クラブ)、橋本哲寿市議予定候補(無所属・民主党推薦)の3名、コーディネーターは白川秀嗣市議。

    統一地方選で超党派の仲間と共に統一マニフェストを掲げ、民意を最も反映する議会を変えることを通じて新たな時代に対応する地域を作り出していくこと、その主導権を握っているのが市民であることを参加した市民全員で確認した集いだった。

    パネルディスカッション後、フラダンスチームや阿波踊りの連の皆さんが会場の雰囲気を盛り上げていただき、統一地方選に向けた一歩を仲間のみなさんと共に踏み出した。

    集会には超党派の地方議員をはじめ、多数の方に来賓として参加頂き、木下博信前草加市長、石川下公越谷市議会議長、中村譲二市議から挨拶を頂いた。また、政経セミナーの講師をしていただいた柴山昌彦衆議院議員(自民党)、松本武洋和光市長から祝電・メッセージを頂いた。

 

(注 市議選では、統一ローカルマニフェストに賛同した8名の候補者が資料に名前を明記し、統一ロゴのシールの作成(選挙ポスターに貼る)、ノボリ旗の作成を行い、8名全員による駅頭合同演説会を開催した。市議選の結果7名の当選(うち新人1名)を成し得た。― 「チーム白川」事務局)

 

    「トライ&チャレンジ」号外第2号要旨説明:「チーム白川」岡田英夫

    号外2号は「熟年者」と「若年者」に分けて作成してある。

    これは単なる年齢分けではなく、政治的知識・関心の度合いの差でもある。

    「若年版」は自分の感覚をある程度基礎にしている。全く政治への興味がなく必要性すら感じない人を少しでも前に動かすための内容となっている。

    「熟年版」は国も県も市もこれだけの借金を抱えているにもかかわらず、今のところ現実の被害がないため、責任意識が無いように感じられる人に向けた内容である。

    「日本は大丈夫」「明日はまだ大丈夫」という意識が日本を総無責任体制にしてきたのではないか。これを変えたいと思って第2号を作成した。

    地域の方が独立精神を持っていかなければ財政が更に悪化するし、市民の手によって政治への意識改革を行い、それを議会改革へとつなげて、我々市民も32万人のことを考えて発言していかなければならない。そうした自立できる越谷を一緒に目指していただけませんかというメッセージを込めている。

    また、上記の内容を伝えるのに、例えば「『そうはいっても自分の子供に資産は残しているから借金を残しても良いんじゃないかな』と思っている人は手を上げてください」のような様々な質問を投げかけ(参加者は熟年が多いため中々直ぐに反応できなかったが)、その現実から号外の内容に絞り込んでいくという工夫がなされた要旨説明であった。

 

                                                                以上