H24.9.13「チーム白川」事務局
第107回タウンミーティング報告(8月25日)

★ 9月議会について :白川議員
● 会期 3日から25日まで、議案は25議案(人事1、一般5、補正8、決算11)
● 教育委員の任命について 人事案件は議会の議決を必要とするが、一般議案と違って委員会負託は省略し、本会議場での採決のみとなる。議会は市長に選定基準などを質問できるが一度も行われてはいない。教育委員会は市長部局と同格であり、教育全体を統括しているにも拘わらず、そこで選ばれた教育委員の話を一度も聞かないで選ぶ事になっている。これでは“大津のいじめ”の件と同じで、市長や教育委員会は動いたが、議会はほとんど関与しなかった事と同じ構造になってしまう。総務常任委員会で推薦された本人の意見を聞く事について問題提起をしたいと思っている。
● 平成23年度決算議案について
・ 一般会計:病院事業会計等合わせて1,744億円と過去最高の決算で、借金は利子分を合わせて83億円に上っている。毎年予算が右肩上がりで増額しており、平成23年度予算も過去最高となっており、依然選択と集中(何かを諦める)が不十分である。
・ 歳入の部で個人市民税は 22年度比-1.0%、決算では下がっているが平成24年度予算では3.2%上がっている。何故か?皆さん方の所得に対して、控除の廃止や縮減によって、結果として税金の対象分が拡大しており、増税となったために増額となっている。
・ 病院事業会計:記載上の数字は1億6,000万円黒字。入院患者や外来患者の数は下がっているが診療報酬体系の変化に伴ってのもの。依然として一般会計からの11億円の繰り入れは変わっていないため、実際は大赤字といえる。
・ 補正予算:平成27年3月までに第3庁舎建設のため(18億~19億)設計委託料が2000万円の計上。建設費は国の補助金対象でないため市単費となる。建設の理由は1)生活保護世帯の増加により窓口のスペースがない、2)中核市移行に伴う業務を受けるスペースがない、と言うもの。問題点として、今空いているスペースで本当に対応できないのか、第4次総合振興計画で27年中核市移行は決定済なのに、同総振に記載が一切ない業務のスペースの件だけ何故突然出されるのか、総じて本庁舎(耐震化構造になっていない)、第2、第3庁舎との関係や位置付け等の計画的な構造や役割が全く見えてこないため、全体の計画が不明確であり、納得がいく説明はなされなかった。
● 6月議会で否決された監査委員の選任を巡って 
議会側が推薦して提出した人事案件を議会が否決するという事は、議会の自殺行為であり異例の事態となっている。正副議長選挙を巡る感情的対立が尾を引いており、その影響が自民党会派の幹事長会議の離脱や桜井・大相模地区の市政報告会からの脱会として現れている。又自民党の市政レポートで監査委員の否決の問題(成否同数の場合は否決という議会原則に基づいたもの)を「個人の資格有り無し」として書かれたりしている。こうした状況下で監査委員の選任は9月議会に持ち越されている。
● 桜井地区市政報告会について
・金井議員が自身の市政レポートで突然「桜井地区市政報告会からの退会のお知らせ」記事を掲載した。これは事前に第6回桜井市政報告会の欠席の際に、桜井地区議員の会で協議した内容とは異なるものであった。議会運営委員会で、議会として市政報告会を開催することは公式に決まっている。自民党サイドからは13地区での開催、その際には地元議員優先出席の提案がありながら、現に行われている桜井・大相模地区報告会からは自民党議員を脱会させるという 説明がつかない行動となっている。
・先日の報告会では、従来までの議員報告-質疑応答とは違って、議員報告の後にグループ討議を行った。「敬老祝い金」の見直しが3グループで討議されたように、当事者である市民が、議会が選択肢や結論を出し得ないテーマに踏み込むなど、誰かにお任せして後から文句を言うという空間に歯止めがかけられつつあることが実証されてきている。
● 質疑応答 監査委員の権限と領域について
大きく分けて領域は2つ。1)財政上の領域。お金の使い方(決算)が法律や条令に従って使われているかどうかを監査する。定期監査による監査報告書の提出が議会になされる。2)執行監査。本当に政策が施行されているかどうかを監査する。監査委員が機能し始めると市長に対して税金に対する費用対効果から、見直しの提言や勧告できる強い権限を持っている。又市民が直接監査委員に訴えることも出来る。これは今まで市民側がうまく使いこなしてこなかった部分で、徹底して活用すべきである。

 ★ ディベート
テーマ 桜井地区市政報告会の運営は、A:『現状の地区(議員の地元)開催とするか』、B:『新しいやり方(地元地区以外へ出張)にするか』
● 現状の地元開催が良い:A班の意見
・ 議員にとって自分の支持者がいれば顔が見える関係があるので安心できる。市民にとっても参加しやすいが参加は地元限定とする必要はない。
・ 桜井地区で2名の脱会者が出ているが、その問題をそのままにして他地区への出張は無理がある。
・ 先日の桜井地区報告会ではグループ討議で非常に活発な意見が出たので、地元開催で良い。
● 新しいやり方が良い:B班の意見
・ 選挙自体が人気投票なので地元以外に出て行くことは顔を知ってもらえるので悪いことではない。自分の考えを自分の支持者以外の人にも言えるようにならないと議員ではない。
・ 市民としても広く議員を知る機会になるので地元以外の議員の参加が良い。
・ 他地区の議員の話しを聞く事によって、地元の問題だけでなく越谷市全体の事業の優先順位や事業そのものの必要性を判断できる材料になる。
・ 議員は地元の利益代表ではなく越谷市全体での税金の使い方を考えるべきだ。
● 討議とまとめ
・ 現在3地区で市政報告会が開かれているが、地区ごとで相当報告に違いがある事がはっきりしてきた。今年度予算をばら色で語る報告会もあれば、桜井のように税収減なのに何故この事業が必要なのかを問う報告会もある。
・ 市政報告会は公報と公聴の二つの機能を果たすために開催されている。報告会では議会で決められた事を報告しているが、明らかに受け取る市民の方は要望の仕方や施行される政策への関わり方に変化が出始めている。この変化に議員がどう応えるか。
・ 報告会では議員の資質や責任も問われるが選んだ我々市民の資質や責任も問われる。市民が変わらなければ議員が変わるはずも無く、市民と議員の関係の原則は、市民の側から公平な公表の場を創り議員に来てもらうという基盤を創っていかなければならないのではないか。

以上