平成25年3月26日
第9回桜井地区市政報告会 議事録

・日時   2月24日(日) 14時~16時
・場所   桜井地区センター「あすぱる」2階学習室A・B
・テーマ  平成25年3月議会について

★ 白川代表挨拶
 市政報告会は4回/年、議会が終わってから報告を行っているが、これに加えて新年度予算を決定する3月議会に際しては、市長から提案される予算案の内容を議会前に市民の皆さんに説明して意見を伺い、どのように対応するか議員がそれぞれの会派で検討して議会に臨むようにしている。議会の役割は、市民から徴収する税金の集め方、使い方を決定するところであり、議会が決定しなければ予算を実行することはできない。そのような議会の役割を果たすために、市長から提案される予算案、新規事業に関して、事前に市民の声を聞き、決定に反映させるべく開催している。

★ 平成25年度予算の説明
● 25年度予算概要:白川議員 
・3年連続過去最高額の1,564億円の増額予算。歳入は地方交付税、個人市民税共に減。理由は団塊世代の退職、所得300万円未満の若者の増加による。歳出は民生費が40%を占めており、国と同様年々増加。教育費、雇用、農業関係費の割合は少ない。生産労働人口減による歳入減と高齢化社会にともなう歳出増の流れは今後さらに加速する。
● 新規事業-1 公共施設マネジメント白書作成事業―700万円:菊地議員 市保有の公共施設の老朽化が(全国でも)増えており、その利用状況や管理等の実態調査及び施設整備の課題を把握するための白書作成業務委託料として。
● 同-2 本庁舎整備審議会-724万円:白川議員 本庁舎は震度5強で崩れると診断されている。老朽化、狭隘化、耐震化、情報化を目的に審議会が設置されるが、その委託費。既に建設されている他自治体では基本構想の検討、資料作成、議事録作成など作業がある。
● 同-3 第3庁舎建設事業-3億2,075万円:白川議員 事務室の狭隘化や27年度中核市移行に伴うスペースの不足解決のために建設。(既に24年度9月議会で基本設計委託料は可決されたため計上されている)仮設事務所借り上げ、第3庁舎工事費、解体工事費等が含まれる。
● 同-6 難聴児補聴器購入助成費-30万円:小林議員 対象の枠を増やすための難聴器購入助成金。難聴器の価格は4.3万円から10.3万円、負担は県1/3、市1/3、本人1/3。
● 同-7 プレーパーク-30万円:小林議員 西大袋区画整理地内の原っぱ公園が設備された事により『遊びのプロ』による築山やトンネル、通常の公園では出来ない穴堀りや泥んこ遊び、火を使用できる常設のプレーパークを開設。指導員の謝礼、道具、保健。
● 同-8 障がい児支援事業-2,500万円:小林議員 該当者は今まで通りだが、これまで県から給付されていたので、春日部市の窓口に行っていたものが越谷市で出来るようになった。
● 同-9 保健所整備事業(保健所建設工事等)-約4.9億円:菊地議員 もともと市にあった保健所が県の統廃合で春日部に移転されていたが、中核市への移行に伴い新たに設置される。場所は現在廃止されている看護学校の跡地。
● 同-10 急患診療所整備事業(保健所併設建設工事費)-8,100万円:菊地議員 旧来あった小児夜間診療所に加えて成人向けの夜間急患診療所も統合して、新設される保健所の中で一体的に整備される。25,26年合わせて1億8,100万円。
● 同-13 高収益農業推進事業-2億5,000万円:福田議員 越谷市は面積の1/4が農地で、都心から近い割には農地が多いが、農業所得が少ない、兼業が8割、高齢化や後継者いない、新規参入者がいない等の課題がある。解決策として儲かる農業を振興するため、イチゴ栽培の温室8棟(1,200m2)を市が建設し農業従事者に貸し出すことにより、集団で農園を作り観光地として人を呼び、活性化を目指すもの。イチゴは作るだけでなく加工・流通さらにはイチゴ狩り等の観光まで手がける。
● 同-14 農業従事・後継者育成支援事業- 700万円:福田議員 対象は越谷市特別認定農業者(10ha以上の水田所持)、大規模農家への補助金で利子の免除等。

★  3月議会に向けての抱負、補足事項
・福田議員:新規事業のネットパトロールについて インタ-ネットによる誹謗中傷やいじめを止めさせるためのもの、県が止めた事業を市が引き継ぎ、市として初めてのチャレンジ。「やってダメなら撤退する」という行政の積極性が出る雰囲気つくりが必要。
・小林議員:若い就労世代の課題について 自分の家族の中に年収200万以下のものがいる。税金の適正な使われ方を痛切に望む。新聞織り込みに入れていた自分の会報紙に初めての反応があった。内容は先程のいちご農園に関するものだった。
・菊地議員:3月議会について 6つの会派が代表質問を行う(新政クラブは菊地議員)。前回の報告会の質問「越谷市の体罰」に関して、教育委員会では認識していない(報告は上がっていない)、体罰の定義は難しいとの解答。子供たちの心をより良くする環境教育という観点からも踏み込んで質問していくことを考えている。
・白川議員:越谷市の借金は1,500億円位、H25年度に82億円を返済して新たに77億円借り入れるため、実質返済額は5億円である。新規事業に毎年20事業・20億円位使っている。今後、市庁舎関連費用として、第3庁舎建設費が約20億円、本庁舎建て替え工事費60~80億円、合わせて約100億円見込まれる状態で、今年度予算を果たしてこの編成方針で行って良いのだろうか。年収200万以下の若者が保険料・年金等の負担を背負う構造は破綻することが目に見えており、我々現役世代が次の世代の人生の選択肢を縮めているやり方を変えねばならない。

★質疑応答
Q:越谷市も今後歳入減・歳出増の流れは変わらない事、その状況で報告されたH25年度の予算編成を行うことは、子供や孫に負担を押し付けることを意味することはよくわかる。将来を見据えると市長や行政への文句ではなく「自分達で何が出来るか」を考えざるを得ない。どこかで区切りをつけて「負担してもらわなければならない」ということを議員さんは有権者に言わなければならないのではないか。選挙がある議員にとって、それは大変難しい事はわかっているつもりだが、打開策はあるのか。
A:650ある事務事業や毎年の新規事業に関して現状がどうなっているのか、本当に必要なのか、必要であってもそれは税金を使ってやることなのかをもっとオープンに議論する必要がある。現在、新規事業の申請は行政の中で審査・決定されているが、何を行い、何を諦めるのかについては、利害が対立する当事者の市民同士が討議し納得ある結論を導いていくような場を作る必要がある。
A:人口が急速に減少に向かう時代、今後のまちづくりは拡大ではなく、縮小のための知恵が必要である。老朽化した施設の建て替え時には、現にある施設を多機能的な施設に作りかえ、施設の数を減らして行く工夫が求められている。
A:どこの自治体も歳入額は限られており、歳出の課題が多岐に及んでいるので、市単独で問題解決することが困難な状況にある。五市一町、近隣都市全体で施設の運用をシエアしていくという観点を持つべきでないか。

以上