PDFファイル⇒17年2月天秤棒駅頭17

自治みらい全員の思いは、通じる
今朝の駅立ちは、私が代表の越谷市議会の会派 自治みらいの街頭市政報告会を、せんげん台駅西口で、午前7時からメンバー4人全員で開始。昨日も同様に朝は大袋駅で、夕方は北越谷駅で取り組んだ。
今週は猛烈な寒波と北風のため震え上がりマフラーも手袋もコートもホッカイロも余り役に立たない程。
それでも、自治みらいの会報の12月議会の特集号を市民に届けたい一心で、全員マイクを握りレポートを配り続けた。
その思いが通じたのか、東口駅前を毎日清掃しているシルバー人材センターの男性から、温かいペットボトルを4本も頂いた。
以前にも同様にして頂いている。直ぐに喉と身体に流し込んだ。感謝、感謝。市民の中には、今日は大勢での街宣ですね(何時も一人のため)と、声を掛けて頂くことも多くなった。
     (2月6日)  

ギリチョコでも、駅頭で頂くのは嬉しいものだ
今朝の駅立ちは、せんげん台駅西口で午前5時30分から開始。
昨夜来の雨が心配されたが天気予報が曇り後晴れだったので街宣用具を設置したものの、直ぐに強風のため倒れてしまった。
おまけに、午前6時過ぎには雨まで降ってきたため街宣用具を全て駅構内に移動させた。
だが、これが裏目に。
30分後に馴染みの佐賀銀行員の方がカンパをしようとしたが、カンパ箱がないため次回にします、とエレベーターを登って行かれた。
同時に民進党のスタッフの方が街宣のため看板設置を始めた。
駅立ちの日程は予め承知していたが、民進党は東口だけと勘違いしていた。
更に2名での予備校のチラシ配布も始まった。
この時間帯の駅前は、大勢の獨協中高の生徒も含めて賑やかな場所になってしまう。
そして、民進党のスタッフの一人の方が、私の市政レポートを配布しましょう、と声を掛けて頂いたが丁寧にお断りした。
また、暫くして温かなペットボトルの差し入れに来られた。度々ご配慮ありがとうございます。
終了間際の8時40分過ぎにハッピーな出来事が。馴染みの中年女性から、チョコレートを頂いた。いつも頑張っているから、ギリチョコですと笑顔で渡されたが。
体が冷え切っているため近くの星野珈琲で新メニューのスープモーニングを注文。落ち着いた頃に、同じ会派の辻浩司議員が朝食に偶然入って来たので、妻と3人で暫く歓談した。
(2月10日)

別れ話がこじれた末に、起こること?
今朝の駅立ちは、午前5時からせんげん台駅東口で街宣用具の設置を始めた。
直ぐに駅付のタクシー運転手さんから声が掛かった。この道40年のベテランで前は都内のタクシー会社で働いていて、今は松伏タクシー。今日は午前5時から午前0時までの、長時間勤務で私の事は良く知っていると。
大袋駅でも駅立ちをしているし、こんなに早くから活動している議員はいないと、話した後、良く思い切ったね(私がタクシー運転手から選挙に出た事)と付け加えられた。
午前6時頃20代の男性1人女性2人連れの内の一人の女性がいきなり男性に殴りかかった。男性は応戦して女性を突き飛ばした。
このため女性は、地面に倒れたが、更に殴り掛かろうとする。泥酔状態だ。少しもみ合いの後男性は離れて行った。
もし男性がこれ以上腕力を振るったら止めに入ろうとした矢先だったが、女性は警察に訴えてやる、と叫びながら路上に寝転んでいる。それまで静観していたもう一人の女性が介抱をする。
心配となり、女性の所に向かっていたら、その男性とすれ違い、ほほから少し血を流していたので、大丈夫ですかと声をかけたら笑顔で大丈夫です、との返事だった。(冷静に見えた)
更に、介抱している女性にも、声を掛けたが同じ様に笑顔で、大丈夫だと、返事があった。
恐らく別れ話がこじれて末の激怒だろう。
少し落ち着いたので、市政レポートの配布を続けた後、様子を見に行ったら未だ警官が来ていない最寄りの交番前に二人で座り込んでいた。
午前6時30分頃再度交番を見に行ったら、中で警官が対応していた。安心した午前7時30分頃その女性二人は笑顔で歩いていった。
酔いから覚めて、現実の世界に。
(2月15日)

国民皆保険の恩恵を受けて、透析治療
作朝の駅立ちは、越谷駅東口で実施した。午前7時30分頃20代後半の男性が、咥えていたタバコを火がついたまま歩道に捨てて行った。駅に向かっている市民も大勢いる中でのこと。
確かこの男性は、以前同じ様にタバコの吸殻を缶コーヒーに入れて、そのまま歩道に放置して行った男性ではないのか
マナーとかポイ捨て禁止レベルの話しではない。何しろ火がついており、事故が起きたらどうするのか。
午前8時、駅正面のツィンシティビルに設置されている大型スクリーンから映像と音楽が流れ始めた。越谷市の観光や伝統を紹介するビデオを始め、ビル内で営業している居酒屋や用品店のCMが何回の放映されている。
その前には、毎回必ず温かいペットボトルを差し入れて頂く旧知の市民に出会う。
更に大袋駅から乗車して越谷駅で下車している中年の馴染みの女性から声が掛かった。
駅前ビルの病院で働く看護師の方で、透析治療を担当しており、若い患者もいて国民皆保険制度だから患者は安心して透析が出来る、と。
午前8時30分過ぎ、自転車に乗った男性が笑顔で話しかけて来た。すでに引退したが、現在38才で15年前にはフライ級のプロボクサーで、対戦成績30勝無敗で、当時は1億円も稼いでいた。
そのため、彼女に一軒家を買って上げたり、車の購買等で散財し、貯金ゼロになった。
その内白内障が悪化した事や酔って喧嘩し相手をボコボコにしたため逮捕された体験もある。
今は、駅近くの職場で商品のピッキング内職中、と次々と話が続いた。
様々な市民と出会う駅立ち。当たり前の様だが、それぞれの市民にはそれぞれの人生があり、悲喜こもごもだろう。
やはり社会を形成する人は多様であり、だから面白くもあり、また辛くもある。(2月23日)


メルマガ♯がんばろう、日本!         №221(17.2.28)

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Index 

□乱気流を突き抜けて民主主義をバージョンアップするために、

小さくても無数の行動を持続し、広めよう

 ●曲がり角を迎える民主主義 

  21世紀型民主主義へのバージョンアップか、民主主義の脱定着か

 ●トランプさん、ありがとう

 「警告」に応えて行動し、民主主義のバージョンアップのための社会関係資本を積み上げよう

□「囲む会」のご案内 

  3.11を忘れない

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乱気流を突き抜けて民主主義をバージョンアップするために、

小さくても無数の行動を持続し、広めよう

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【曲がり角を迎える民主主義 

 21世紀型民主主義へのバージョンアップか、民主主義の脱定着か】

 民主主義が大きな曲がり角を迎えている。2016年は第二次大戦以降でもっとも、民主主義の限界と欠点が明白になった年といえるだろう。民主主義は人権の尊重や社会的連帯のためのツールである一方、憎悪と対立を増殖するツールともなりうることを、私たちは目の当たりにした。20世紀、二度の世界大戦を通じてファシズムと全体主義に打ち勝った自由民主主義を、21世紀のそれへとバージョンアップできるのか。その歴史的挑戦の只中に、私たちはいる。

 とくに3月15日投開票のオランダ総選挙、4月から5月のフランス大統領選挙、6月のフランス国民議会選挙、9月のドイツ連邦議会選挙は、こうした攻防の焦点となる。

 オランダでは、移民受け入れ反対や反EUを掲げる右翼・自由党(PVV)が首位の勢いを保つ。比例代表制の下、今回は31の党が出ており、PVVは150議席中30議席を得て第一党となると予測されている。しかし過半数を得る政党はないため連立が不可欠となるが、PVVと連立を組む政党はないだろうと見られている。

 フランス大統領選挙は今のところ、一回目の投票でどの候補も過半数を得られず、決戦投票が予想されている。極右・国民戦線のルペン候補は、前回(2012年)は決選投票に進めなかったが、今回は決選投票に残ると見込まれており、決選投票での当選の可能性は高くはないが、完全に排除することもできないと見られている。

 ドイツでは、前EU議会議長を首相候補に擁する社会民主党の支持率が急伸、メルケル首相率いる与党連合と支持率を競っている。移民受け入れに反対する「ドイツのための選択肢(AfD)」の支持率は10%程度、依然として議席獲得ラインの5%を上回っているが、今年に入ってからは低下傾向にある。

 トランプ大統領のアメリカでは、大統領令の乱発と司法による対抗や地方政府のサンクチュアリ宣言、あるいは政権スタッフの更迭、メディアとの対立、タウンミーティングでの議論など、立憲民主主義を機能させるとはどういうことか、その「生きた教科書」のような事態が展開されている。「人々の感情の烈風を受けた政治家の人格に、政治が過度に左右されないための建国者たちの工夫」(岡田憲治 日経ビジネスオンライン11/15)の数々が、はたしてどこまで機能するかが試されている。

 かつてチャーチルは、「民主主義は最悪の政治といえる。これまで試みられてきた、民主主義以外の全ての政治体制を除けば」と述べた。だが皮肉なことに、冷戦の終焉によって民主主義が「唯一のゲーム」となったにもかかわらず、むしろ民主主義の正統性は揺らぎ始めているように見える。

 「過去三〇年を通じ、北米と西ヨーロッパの民主主義では、議会や裁判所といった政治制度に対する信頼が大きく低下した。同様の傾向は投票率にも現れている。政党への帰属意識は弱まり、党員数が減少する中、市民の既存政党への支持も低下した。代わって有権者はシングル・イシューの運動を支持し、ポピュリスト的な主張をする候補者に投票し、自らを現状への反対派と位置づける『反体制』政党への支持を強めている。世界で最も経済的に発展し政治的に安定した地域においてさえ、民主主義は修復が必要な状態にあるように見受けられる」(「民主主義の脱定着へ向けた危険」ロベルト・ステファン・フォア、ヤシャ・モンク 世界2月号)

 自国において民主主義がうまく機能していない、あるいは政府がきちんと仕事をしていないと不満を感じても、選挙や抗議行動を通じてそれを変えることができると人々が考えているなら、体制としての民主主義は定着しているといえる。

 だが、1995から2014年の世界価値観調査のデータを基にしたフォアとモンクの分析は、次のように警鐘を鳴らす。

 「筆者らが分析から得た知見は憂慮すべきものである。民主主義が深く定着しているとされる北米や西ヨーロッパ諸国の多数の市民は、自国の政治的リーダーへの批判的な姿勢をただ単に強めたわけではない。より正確に言えば、彼らは政治体制としての民主主義の価値を疑い、自ら行動を起こすことで政策に影響を及ぼせるという希望を失い、民主主義に代わる政治体制としての権威主義の支持に前向きになっている。以前と比較し、民主主義の正統性の危機はより多くの指標に亘って現れているのである」(フォア&モンク 前出)

 ヨーロッパでは「既成政党に対する不信」、「グローバル化による格差拡大」、「イスラム移民に対する拒否感」が、こうした動きの要因として挙げられるため、日本からは距離があるように見えるかもしれないが、必ずしもそうとはいえない。「ポピュリズム」(中公新書)の著者、水島治郎千葉大学教授は、「ポピュリズムというテーマは学生も関心が高い」と、次のように述べている。

 「質問や講義後のコメントを通じて、学生の関心が強いのが伝わりました。~略~ポピュリズムに関心があるといっても、少なくとも日本では、学生が排外主義にシンパシーを感じているということではありません。若者たちは既成政治への違和感を強く持っていて、ポピュリズムの持つ『既存の権威への挑戦』『エリートに対する逆転劇』といった要素に共鳴している部分もある、他方で危うさも感じている、いずれにせよ関心を寄せている、ということだと思います」

(http://www.chuko.co.jp/shinsho/portal/101818.html)

 ポピュリズムは単なる大衆迎合主義ではないし、必ずしも排外主義に直結するわけではない。既存の民主主義制度の外側にいる(と感じざるをえない)人々、「自ら行動を起こすことで政策に影響を及ぼせるという希望を失い」、あるいは「自分たちは忘れ去られた」と感じている人々を、「内側の一員」「当事者」として包摂、再統合することができる民主主義のバージョンアップこそが問われている。

「水島 二〇世紀型の政治の在り方が、二十一世紀になってかなり崩れているにも関わらず、それを見る眼鏡は過去のままではないか、という気がしています。政治社会的な構造として言われてきたのは、政党は基盤となる利益団体や支持団体を持ち、支持団体の下に人々を掌握する。その仕組みの中で上がってくる声を取りまとめ、政策を統合し、結果、政党はデモクラシーの中心で力を発揮できると。政治はこれまで、そのような構造として、捉えられていたと思います。~略~

 しかし、かつてのように、誰もが労働組合、農業団体、中小企業団体、専門職団体、さらには地元の自治会といったものに所属する時代ではなくなっていますよね。二〇世紀は既存の団体の力が強かった時代です。しかもそうした既成団体は、政党と繋がることで利益を擁護してきた。団体は政党を支持し、政党は団体に利益をもたらす。保守政党、左派政党を問わず、そのようにして安定的に成り立ってきたのです。

 ところが一九九〇年代以降、グローバリゼーションの波の中で、その仕組みが崩れていく。今ではグローバリゼーションに対応することが、右派も左派も、政治エリートの至上命題になっているのです。そういう流れの中で、足元の社会と政党がかけ離れてしまう。一方で既成の団体も足腰が相当弱っていて、人々のアイデンティティを組(ママ)み取る力がない。

 ~略~切り捨てられたサイレント・マジョリティは、ツイッター等で直接ポピュリストリーダーへ繋がります」(「民主主義(デモクラシー)の曲がり角で、今」 対談・宇野重規・水島治郎 週間読書人ウェブ2/10 http://dokushojin.com/article.html?i=829)

 

 これまでの既存の政治構造では「外側」「周縁」化され、政治化されてこなかった人々の声や問題を、どのように社会として取り上げ、政治化し、新しい合意を形成していくか。これは狭義の政治には収まりきらない、いわば民主主義の社会的な基盤、社会関係資本をつくり出していく営み、運動と一体のものだ。

 「……人間生活の政治化ということだと思います。『政治化』とは、イデオロギーということではなく、地域に根差した人たちがどうやったら生きていけるか、それを調整し組み立てるということです。~そうした本来のポリティクスないしは政治的経済によって、グローバル化に対抗する。アメリカで今回それを担ったのがサンダースの支持者たちでした。~(『アメリカ第一』のトランプのポリティクスに対し、『この地域の我われ住民』という/引用者)サンダースの訴求力が弱かったとすれば、それは、結局『敵』をつくりだして自らの立ち位置を固める、そうした言説で支持者をまとめるほうが勝ちを占めたということでしょう」(西谷修「アメリカのない世界」 世界1月号)

 人々の感情を煽ることが容易い「ポスト真実」や「デマクラシー」と言われる時代の乱気流のなかで、民主主義のバージョンアップのための社会関係資本の集積、それを可視化する「新しい現実」を、暮らしや自治の現場にどれだけつくりだすことができるかが問われている。

【トランプさん、ありがとう

 「警告」に応えて行動し、民主主義のバージョンアップのための社会関係資本を積み上げよう】

 「民主主義は一晩で滅びるわけではなく、脱定着へ向けて動き始めた民主主義が必ず崩壊するわけでもない。~多くの市民が熱心に民主主義を支持し、反体制政党が周辺的な存在ないしは皆無であり、主要な政党が政治ゲームのルールを重んじる世界である時、民主主義が破綻する可能性は限りなく低い。しかしながら、我々が住んでいる世界がこうした世界であるのかはもはや定かではない」(フォア&モンク 前出)

 この数年を後から振り返ったとき、「あれは私たちへの『警告』だった」と言えるだろうか。

 「私は、怒りを感じる一方、とてもフシギな感覚に陥っている。トランプ大統領という新世界の『化け物』は、空から降ってきたものでも、戦争や暴力によって生まれたものでもない。~略~

 トランプ大統領によって、私たちは権力が暴走すること、政府が嘘をつくこと、自由主義諸国のリーダーといえども常に疑いの目でみて、時には彼らを強く批判して、私たちの手で止めないといけないことを、逆説的な意味で学んだ。

 こうした考えは、なんとなく日本では『サヨクっぽく』聞こえる。反対ばかりしている変わった人の考えにみえる。

 しかしながら、トランプ大統領という思わぬリーダーの登場によって、左翼も右翼も関係なく、こうした『批判的なスタンス』は、私たちが近代社会や民主主義の社会を生きる『市民』として、大前提として持っておくものだ、ということを改めて知った。~略~

 トランプ氏は自身のことを、これまでのワシントンの政治家と違い、『口先ではなく、行動する大統領になる』とたびたび口にしている。私たちもactionあるのみだ」(竹下隆一郎 ハフィントンポスト日本版編集長 

http://www.huffingtonpost.jp/ryan-takeshita/what-i-think-about-presidenttrump_b_14522924.html)

 時代が大きく転換し、それまでの秩序や体制が液状化するなかで、ある人々は思考停止に陥るが、ある人々は「警告」に耳を傾け行動し始める。この分岐は、「エリートと庶民」「リーダーとフォロワー」という線に沿って走ってはいない。それはわれわれ庶民、フォロワーのなかの主体分解だ。

 「ポスト真実」や「デマクラシー」と言われる時代の乱気流のなか、「風頼み」の凧やグライダーの出番はない。社会関係資本の集積とつながらない「政治」の出番はない。持続可能性と結びつかない経済活動、経営には乱気流を抜ける展望はない。

 混迷を突き抜けた先、破局の先に「新しい現実」が見えている者は、この乱気流を突き抜ける準備を整えつつある。3.11以降の「新しい現実」は、暮らしと自治の現場に着実に集積されている。

 そして危機の時代には、多数の「普通の」人々のなかからも、「警告」に応えて行動する人々が生まれてくる。

 第二次大戦後に民主主義が強く支持されたのは、その理念によってよりも、豊かな中間層を作り出したことによってだというのは、その通りだろう。同時に、その豊かな中間層が支持した民主主義は、日本では消費者民主主義、お任せ民主主義というべきものだった。(トランプ氏の選挙スローガン〝MAKE AMERICA GREAT AGAIN〟で想起されるAMERICAがGREATだった時代は、人種分離が合法とされていた時代でもある。その「豊かさ」はどういう民主主義とセットなのだろう。)

 今や、その中間層はやせ細り(相対的貧困率は16%でOECD30カ国中四番目に高い)、「自ら行動を起こすことで政策に影響を及ぼせる」という希望を失うどころか、その概念すらはじめから奪われている人々、社会的な自尊感情や政治的有効性感覚を持てない人々を大量に生み出している。

 ここの社会関係資本を豊かにすることを伴わずして、民主主義を鍛えることも、バージョンアップすることもできないだろう。私たちのなかでのフォロワーシップが、勝負の鍵を握っている。その主戦場は、暮らしと自治の現場にほかならない。

 「昨年の参院選では、はじめての18歳選挙権ということもあって、主権者教育ということがさかんに言われましたが、多く場合やっているのは投票者教育ですよね。それはどうなの、と思います。投票というのは、いわば最後の行為です。それ以前に、自ら主体になる経験値を貯める必要があると思います。

 自分が毎日通う学校のことや、住んでいる地域のことを考えたこともない子どもが、マニフェストを勉強して国政のことを語ったところで、どんな意味があるのか。勉強することに意味がないとは言いませんが、自分たちの学校や地域のことについて、みんなで苦労して合意形成してきた経験があれば、市政だろうと国政だろうと、もっと言えば国際政治だろうと、自分の価値観でしっかり判断できるだろうと思います」(熊谷・千葉市長 5―7面インタビュー)

 消費者民主主義からの主体分解が、「消費者として文句を言う」ところから始まることは避けられない。暮らしや地域自治の現場では、企業や組織など、タテの価値観で仕切られた集団のなかではほとんど出会わない、数々の小さな摩擦や衝突に出くわす。その摩擦や衝突を繰り返すなかで、我を通す=「消費者として文句を言う」だけなら、持続性は生まれない。

 はじめは「耐える」だけだとしても、関係性を持続するなかから他者を意識する感性が生まれるかもしれない。その小さな違いは、タテの価値観では見えなかった(存在しているにもかかわらず、「ない」ことにされていた)社会の関係性のなかでの、ちょっとした「ありがとう」かもしれない。

 世間の大半の問題は、賛成・反対や単純な多数決では決着がつかない。多様で複雑な利害や意見の違いをぶつけ合い、「まぁそれなら仕方ないか」といえるところまで議論を重ね、折り合いをつけることによって民主主義の正統性は育まれる。「消費者として文句を言う」ことから始まったとしても、「まぁそれなら仕方ないか」というところまでのプロセスに参加し続けることで、政治的有効性感覚が集積される。

 その意味で、政治は百円ショップで気に入ったものを買うことよりも、日々妥協と取引を重ね、相手に働きかけをしながら、折り合いを付けていく結婚生活に近い。(「日本再生」四五一号 吉田徹・北海道大学教授インタビュー参照)

 その結婚生活にも、新しい可能性が見えているのかもしれない。『逃げるは恥だが役に立つ』というドラマ(ラブコメ)が評判になった。「契約」で同居をはじめた男女が、結婚して「共同経営責任者」という関係を築くというストーリー。

 「一つ確かなことは、この二人には、出発点に素敵な仕掛けがあったということだ。『契約』関係という仕掛けだ。対等な契約当事者として、二人は互いに尊重し合い、『合意』を目指して丁寧に話し合うことを重ねてきた。対等であることが、、参加を強要せずして真摯な話し合いを可能にし、紛争の解決を導くのだ。~略~二人の小さな政治共同体が、希望のありかを教える。家事に象徴される共同性の責務は、たえざる分担の見直しを迫る。だからこそ、決定に参加する地位が対等に当事者に保障されていなければならないのだ」(「ラブコメで語る男女共同参画」糠塚康江 世界3月号)。

 民主主義のバージョンアップを可能にする社会関係資本を、暮らしと自治のあらゆる現場から集積しよう。そのための小さくとも無数の行動を波を起こそう。何度でも、あきらめず。

(「日本再生」454号 3/1 より)

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囲む会のご案内  「凡庸の善で考え続けるために」

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◆第173回 東京・戸田代表を囲む会【会員限定】

 「〝トランプのアメリカ〟と、どう向き合うか~先が見通せない時代の指針を考える」

 3月6日(月) 午後6時45分より

 ゲストスピーカー 大野元裕・参議院議員

「がんばろう、日本!」国民協議会事務所(市ヶ谷)

 同人1000円/購読会員2000円

◆第174回 東京・戸田代表を囲む会【会員限定】

 「孤立と分断に抗して~『目線を合わせる』ということ」

 4月11日(火) 午後6時45分より

 ゲストスピーカー 湯浅誠・社会活動家・法政大学教授

「がんばろう、日本!」国民協議会事務所(市ヶ谷)

 同人1000円/購読会員2000円

◆第175回 東京・戸田代表を囲む会【会員限定】

 「民主主義のバージョンアップとフォロワーシップの転換~自治の視点から考える」

 4月16日(日) 午後4時より

 ゲストスピーカー 廣瀬克哉・法政大学教授

「がんばろう、日本!」国民協議会事務所(市ヶ谷)

 同人1000円/購読会員2000円

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 東京で語り継ぐ東日本大震災

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7回目の3.11を迎えます。5年目の昨年と比べて、メディアで知り上げられる機会も、

ずいぶん減っているように感じますが、まちづくりをはじめ復興は、これからが正念場。

2013年9月、東北の復興を飲食業として支えるべく東京に「かき小屋」をオープンした飛梅では、

今年も「東京で語り継ぐ東日本大震災」の集まりを開催します。

飛梅に食材を提供している漁師さん、蔵元さん、水産加工業者さんたちの話を聞き、

おいしい料理とお酒を味わいながら、「これから、わたしたちにできることはなんだろう」

と考えてみませんか。

東京で語り継ぐ東日本大震災

3月10日(金) 1830から2030

かき小屋 飛梅 神田西口店

会費 6000円(料理7品 ドリンク飲み放題)

売上の一部を「あしなが育英会」に寄付。

申し込み・問い合わせ 03-3527-1663

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 3.11を忘れない 福島から未来へ

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(主催 FoE Japan のよびかけより)

東京電力福島第一原発事故から6年。帰還促進政策の中で、現行の災害救助法に基づく住宅提供の打ち切りが迫り、原発事故被害者は精神的にも経済的にも追いつめられた状況に置かれています。2016年4月から小売り電力の全面自由化が始まり、私たちは再生可能エネルギーの電力を選べるようになりましたが、国は託送料金への上乗せという形で国民全体から廃炉費用を回収しようとしています。
しかし、希望もあります。昨年、福島の高校生達がドイツに招かれ、持続可能な未来にむけてドイツやベラルーシの若者と交流しました。彼らは新たな期待を持って、未来に向かって動き出しています。ベトナムは原発計画を中止しました。世界が持続可能な社会に向けて動き出しています。
原発事故被害の実相とエネルギー政策の未来をみつめます。
ぜひお誘いあわせの上、お越しください。

http://www.foejapan.org/

3.11を忘れない 福島から未来へ

3月10日(金) 1300から1600

文京区民センター 2A

第一部:原発事故の被害の実相
・基調講演:つながり合う被害者と福島の今…武藤類子さん/ひだんれん共同代表
・事故後6年…各地で迫られる選択

 帰還せざるをえなかった母親からの訴え
 母子避難を支える父親として
・福島の高校生から~ドイツで学んだ福島の姿
・廃炉作業員と福島原発事故の現実…なすびさん/被ばく労働を考えるネットワーク
・保養の現場から…矢野恵理子/福島ぽかぽかプロジェクト

第二部:原発なき未来に向けて
・基調講演:どうなる東電?どうなる私たちのお金?…大島堅一さん
・「原発事故と電力自由化後の日本のあるべきエネルギー政策」…吉田明子 /FoE Japan
コメント:福田健治さん/弁護士、福島の子どもたちを守る法律家ネットワーク代表

資料代 500円

要申し込み http://www.foejapan.org/


石津美知子
「がんばろう、日本!」国民協議会

http://www.ganbarou-nippon.ne.jp


PDFファイル⇒17年天秤棒駅頭16

産業道路の開通は、いつなのか?
今朝の駅立ちは、蒲生駅東口で、午前6時から開始。午前7時前に自転車を引いた50代の女性が、直ぐ近くのマンションに、昼間ピッキングで空き巣が頻発している。市長への手紙でも防犯をお願いした。 現状を知っておいて下さい、との話だった。
駅前交番の後方の場所だけに、大胆な犯罪だ。
午前8時30分過ぎ、15年来の旧知のタクシー運転手さんから、産業道路の南越谷地区の開通は、何時なのか。
また東側の広大な土地に何が出来るのか、尋ねられた。即答が出来ないため後日市役所で調べて答えます、と返事をした。
この運転手さんは50年前の東武鉄道の駅舎の様子まで良く知っていた。
街頭用具を片付けていたら、後方に高齢男性が倒れていて、中年男性が介助していた。
私も直ぐに近寄り手伝った。この男性は76才で独協病院に電車で行く途中転んだとの事。
メガネが飛び、顔面も擦り傷で少し鮮血。
介助の男性は、朝から駅前で布教していた宗教団体の人。高齢男性は、タクシーで独協に向かわれたが、無事に診察は終わったのだろうか。

(1月18日)
(その後、調べてみた結果)
南越谷の産業道路(県道越谷八潮線の西方工区)の開通や工場跡地の土地利用について越谷市道路建築課で調査した。
 工事は、埼玉県越谷県道整備事務所が、担当しており本年3月25日に開通予定。
懸案の中央圧延の工場の跡地約7000㎥の一部600㎥を、産業道路に供与する。また、残りの土地は中央圧延から王子圧延に譲渡し開業の方向だったが、王子圧延も開業を断念した。
 現在は新日本興和不動産が所有しており、現在その利用は未定である。

駅前のごみは、誰かが掃除している
今朝の駅立ちは、新越谷西口で午前6時からスタート。到着して何時も様に、吸殻やゴミの清掃作業を行なったが、通常よりゴミが少なかった。
通常なら空き缶やペットボトルや、ファーストフードの容器等散乱しているのだが。午前6時前に誰かが清掃したとは想像しにくいので、昨夜誰かが清掃して頂いたのか? 
 (1月19日)

電池切れのスピーカーへの対応は
昨朝の駅立ちは、新越谷東口で午前6時から開始。掃除後エスカレーター前での市政レポートを配布して、午前7時からタクシー乗り場側に移動してスピーカーによる市政報告会に移った。ところが、10分もしない内に電池が切れていて使用不能に。充電をしていなかったためだ。時々充電を忘れてしまう。仕方がないので、エスカレーター前に戻って配布を再開。
しばらくして、馴染みの中年女性が何時もと違う場所での配布ですね、との声が。
14年も続けると定位置が風景になるものだ。
その後、越谷駅で出会う馴染みの団塊男性から、南越谷駅を利用し都内の病院に通院している、との会話が続いた。
暫くして立ち去られた後、すぐに後ろから呼び止められ、1000円のカンパを頂いた。黙って行く訳に行かないと、笑顔で付け加えられた。
      (1月21日)      

防寒対策の秘訣 ここにあり
今朝の駅立ちは、越谷駅東口で午前6時前から開始。昨日の暖かな北越谷駅とは打って変わって強風と寒さのため、顔が痛くなる程。
このため、ホッカイロ二個で暖をとっていたが、それでも体が冷え切って行く。
また強風対策で幟の長さを短くして設置したものの、激しくたなびき今にも倒れそう。
午前7時過ぎ、馴染みのサラリーマンから毎回必ずペットボトルの差し入れが。
直ぐにベンチウォーマーのポケットに入れ込む。更に30代の男性から同じペットボトルの差し入れが。
そこでこれもポケットの中へ。ホッカイロ2個、ペットボトル2個と何より市民の気づかいが最強の防寒対策となった。  (1月31日)

朝食は、野田市のサンドイッチをほおばる
今朝の駅立ちは、せんげん台駅東口でいつもの様に駅前の清掃の後、午前5時30分から開始したものの、猛烈な風が吹き付けて来る。
そのため、街宣用具の設置にも、手間取り市政報告会の案内幕を立てらない程だった。
しかし、市政レポートの配布は、通常どおりスムースに運び午前8時30分過ぎには終了した。
連日の寒さのため、体が冷え切っており、また自家用車で迎えに来た妻も自宅に帰ってからの朝食の準備に時間がかかりそうだったので、先般来行きつけになっている、お隣の町の野田市のサンドイッチ専門点に二人で向かった。およそ30分位で店に到着した。
 この店は、午前7時から営業しており50種類ものサンドイッチしか販売しておらず、持ち帰りは勿論、広い店内でモーニングサービスとして食べることも出来る。
サンドイッチは、ガラスケースにずらりと並べられており、好きなものを指定出来る。
1個500円から350円まで好きなものをチョイスできるし、コーヒーはおかわり自由で何杯でも飲める。オーナーのこだわりのため苦味や渋みがなく極めて飲みやすい。
当然だが、サンドイッチも美味しく、店員さんに話したら、毎日午前1時から仕込みをして準備しているとのこと。
また、オーナーは三重県出身でとにかく美味しいサンドイッチを食べたくて店を始めたとのこと。関東では何故か野田店しかないそうだ。
店内には子育て世代のお母さんたちの談笑があちこちで聞かれた。    (2月2日)

人身事故の影響が、翌朝の駅立ちまで
今朝の駅立ちは、大袋駅東口で午前6時から開始したが、昨日就寝したのは午前2時で起床は午前5時なので睡眠時間3時間。
午前4時起きの事もあるのでそれほど珍しい事ではないのだが、昨夜は北越谷駅での人身事故のため、日本橋からの帰りの電車が大幅に乱れてしまった。午後10時37分事故発生。
この日は、日本橋のマニフェスト研究所で開催されたマニフェスト大賞を主催する実行委員会の委員長職を公募による選挙が実施された。二人の地方議員が立候補し、選挙演説と参加者からの質問に答えた後、電話やメールを含め投票の結果、委員長が公選された。
その後、居酒屋での総括会議(?)で今後のマニフェスト運動について語りあい、午後10時30分過ぎに最寄りの日本橋駅から地下鉄で帰路についた。
事故発生後に北千住駅に到着し、急行に乗り換えようと移動し待ったものの、事故情報の駅アナウンスとともに、一切電車が動かない。
再度各駅停車の電車にむかったが市民でホームは溢れかえっていた。寒さに震えながら、待ちに待ってやっと電車に乗ったのが12時近く。当然ラッシュ並みの込みよう。しかも新越谷駅で30分以上停車し、車内アナウンスが小声のため良く聞こえない。状況が掴めず、イライラがピークに達してしまう程。
当初北越谷駅まで、自家用車で迎えに来てもらった妻にラインのやり取りの後、越谷駅で下車してやっと自宅に着いたのが午前1時30分頃だった。散々の夜にうんざり。(2月3日)


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「がんばろう、日本!」国民協議会

http://www.ganbarou-nippon.ne.jp

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Index 

ご案内 イベント「憲法について議論しよう」ほか 

囲む会のご案内  「凡庸の善で考え続けるために」

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憲法について議論しよう

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「日本再生」でインタビューに登場していただいた、曽我部先生(京都大学)

宍戸先生(東京大学)が登壇されます。

2017年2月20日(月)
 17:00~憲法について議論しよう!対談イベント、質疑応答
 19:00~意見交換会(懇親会)

曽我部真裕 京都大学大学院法学研究科 教授
宍戸常寿  東京大学大学院法学政治学研究科 教授
清水真人  日本経済新聞社 編集委員
別所直哉  ヤフー株式会社 執行役員(政策企画等管掌)

ヤフー株式会社本社 17階コワーキングスペースLODGE
〒102-8282
東京都千代田区紀尾井町1-3
東京ガーデンテラス紀尾井町 紀尾井タワー

くわしくは

http://passmarket.yahoo.co.jp/event/show/detail/0176iyynwv43.html#detail

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めむろ“就労キャリア教育観光事業”発信イベント

―私たちは働いて生きていく―

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障害者の就労支援と農福連携にとりくむ、北海道・芽室(めむろ)町のイベント

■日時:2017年2月25日(土)12:00~17:15(11:30受付開始)
■会場:ベルサール新宿セントラルパーク 1階 ホール A 
■定員:400名 ■参加費:無料
※当日参加も可能ですが、来場者多数の場合、事前申込みをされた方を優先しますのでご了承下さい。
■主催:芽室町障がい者就労フェア開催実行委員会・
特定非営利法人プロジェクトめむろ ■事務局:芽室町企画財政課

くわしくは

http://project-memuro.com/news/

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東京・戸田代表を囲む会【会員限定】

「がんばろう、日本!」国民協議会事務所(市ヶ谷)

 同人1000円/購読会員2000円

◆第173回
「〝トランプのアメリカ〟と、どう向き合うか~先が見通せない時代の指針を考える」

3月6日(月) 午後6時45分から
ゲストスピーカー 大野元裕・参議院議員

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■第八回大会 第四回総会

3月20日(月・祝) 午前10時から午後6時

「がんばろう、日本!」国民協議会 事務所(市ヶ谷)

*今年は、立憲民主主義の歴史的な分岐点(新しいステージに進むか、 後退を強いられるか)となるような、重要な内外の選挙が予定されています。 トランプ政権の誕生につづく、フランス大統領選挙、ドイツ議会選挙。国内でも「ミニ統一地方選」といわれるような、各地の選挙が予定されており7月の東京都議選以降は、ブラフも含めて「解散風」が吹くと予想されます。
こうしたなかで浮き足立たず、よりいっそう自治に軸足を置いて フォロワーシップの集積・転換から、事態に向き合っていくための諸問題を 共有したいと思います。
民主主義がファシズムに転じた20世紀の教訓は、 21世紀のフォロワーシップの集積をめぐって決着をつけること、 そこから次世代に引き継ぐべき、立憲民主主義の新たな地平を創りだすべく。


石津美知子
「がんばろう、日本!」国民協議会

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□囲む会のご案内  「凡庸の善で考え続けるために」

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憲法について議論しよう

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「日本再生」でインタビューに登場していただいた、曽我部先生(京都大学)

宍戸先生(東京大学)が登壇されます。

2017年2月20日(月)
 17:00~憲法について議論しよう!対談イベント、質疑応答
 19:00~意見交換会(懇親会)

曽我部真裕 京都大学大学院法学研究科 教授
宍戸常寿  東京大学大学院法学政治学研究科 教授
清水真人  日本経済新聞社 編集委員
別所直哉  ヤフー株式会社 執行役員(政策企画等管掌)

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東京・戸田代表を囲む会【会員限定】

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 同人1000円/購読会員2000円

◆第171回
「TICAD Ⅵと日本のアフリカ政策」

2月13日(月) 午後6時45分から
ゲストスピーカー 坂井真紀子・東京外国語大学准教授

◆第172回
「どうなる トランプのアメリカと中国」

2月18日(土) 午後4時から
ゲストスピーカー 朱建榮・東洋学園大学教授

 
■第八回大会 第四回総会

3月20日(月・祝) 午前10時から午後6時

「がんばろう、日本!」国民協議会 事務所(市ヶ谷)

*今年は、立憲民主主義の歴史的な分岐点(新しいステージに進むか、
後退を強いられるか)となるような、重要な内外の選挙が予定されています。
トランプ政権の誕生につづく、フランス大統領選挙、ドイツ議会選挙
国内でも「ミニ統一地方選」といわれるような、各地の選挙が予定されており
7月の東京都議選以降は、ブラフも含めて「解散風」が吹くと予想されます。
こうしたなかで浮き足立たず、よりいっそう自治に軸足を置いて
フォロワーシップの集積・転換から、事態に向き合っていくための諸問題を
共有したいと思います。
民主主義がファシズムに転じた20世紀の教訓は、
21世紀のフォロワーシップの集積をめぐって決着をつけること、
そこから次世代に引き継ぐべき、立憲民主主義の新たな地平を創りだすべく。


石津美知子
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PDFファイル⇒17年1月天秤棒駅頭15

今年も正月3日間の街宣活動からスタート
例年通り、正月三が日(元旦、2日、3日)の越谷市内一円での、街頭市政報告会を実施した。今年もチーム白川の会員も元旦から行動を共にした。昨日は5人もの参加となり市政レポートの配布やマイクを順番に担当した。
また、別途街宣をしていた私と同じ会派(自治みらい)所属の菊地貴光議員にも急きょ参加して頂いた。ただ、市民から年々正月の華やかが失われて行く。女性の晴れ着姿や福袋を持っている市民が極端に少ない。
振袖姿の女性を唯一見かけたが、駅前のパチンコ店の呼び込みの従業員だった。それは仕事でのスタイルだったのだろうが、笑顔で対応して頂いた事で、束の間の小さな正月気分に浸れた。
               (1月4日)

まばらな人通りでも、関心のある市民が
今朝の駅立ちは、せんげん台駅西口で、午前5時30分から開始したが、昨日とはうって変って強風と寒波に震え上がる。
直ぐに60代後半の男性から正月2日にせんげん台のスーパー・イオン前で街宣をしてましたね、と話しかけられた。
その日は人通りが少なく演説をしていても聞く市民は、当然少なかった。
それでも、やはり聞いて頂いている市民がいる事に、寒さへのホッカイロになった。
また午前7時前には50代の女性から温かな缶コーヒーを頂いた。いつ買って来られたのか分からなかったが、新年の挨拶とともに寒さへの防寒対策に。
更に新年のためか多くの馴染みの市民から、風邪をひかないように気を付けて、と励ましが。
   (1月7日)

うるせぃんだよー、と吐き捨てる背中に見えたもの
昨日の駅立ちは、午前5時30分から3時間、午後7時から午前0時までの5時間の合計8時間の長丁場となった。
それぞれ、せんげん台駅東口と西口で実施した。
特に夜の駅立ちに様々な市民の反応が。
午後10時過ぎ、階段から降りて来た団塊の男性が私に、「うるせぃんだよー」と吐き捨てる。またまた、例のごとくの対応。
「大変夜遅くまでお仕事、お疲れ様です。冷え込んでいますので、気をつけて帰って下さい」との、私の話しが何故うるさいのか?
直ぐに後を追いかけ、背中越しに近距離からちょっとあなた、あなたですよ、と何回も呼び掛けるが、足速に振り向きもせず逃げる様に去って行った。まともに話しをしようとしない。
その背中に、小心と卑屈さにねじ曲がった精神と人生が透けて見えた。憂さ晴らしなのか。
こんな嫌な空気感の中、馴染みの佐賀銀行の行員の方が階段を下りて来られた。
すぐに、1000円札を出して今日はカンパ箱はないのですか、と尋ねられた。
朝の駅立ちの時には、定期的に1000円のカンパをして頂いている。ただ、朝の街宣時には、演壇の机の上にカンパ箱を常設しているのだが、夜は演壇や幟その物を設置していない。
せんげん台地区には、佐賀銀行の社宅があり、私の父が佐賀銀行の行員だったこともあり、20年近く、親しくして頂いている。
午後11時頃、馴染みの40代の越谷生まれのサラリーマンが、20年近く私を見て来たが、顔の見える関係にしか信頼は生まれない、と会話が弾んだ。
また、高齢女性が階段を少し足を引きずりながらゆっくり降りて来て、笑顔であいさつされた。
しかし、暫くしてまたエレベーターを昇っていかれて、再度下りて来られた。そしてペットボトルとチョコレートの差し入れを頂いた。
午前0時過ぎ、春日部市から車でせんげん台駅に来て都内に通勤している女性から話し掛けられた。日本の古武道を練習しており、有段者で居合に取り組んでいるが、なかなか上達しない、とのこと。10年以上も前から支持している、との事だったが初めて話をすることが出来た。夜の駅立ちには気持ちが暗くなることも多々あるが、同時に救われることも多々ある。
見上げた月が静かに光っていた。(1月7日)
   
越谷市の敬老祝い金は、すでに廃止されているのだが
昨朝の駅立ちは、大袋駅東口で午前6時から開始。午前7時前に共産党の街宣活動と重なったが、何時もの様に譲ってそのまま実施して頂いた。
午前7時30分過ぎに通勤している馴染みの男性から、88歳の敬老祝い金は越谷市から贈呈されるのか、廃止されたとも聞くが、医者から申告を進められたのだが、とのお話。
廃止は77歳時での祝い金の事で、88歳には贈呈されるはずだが、よく調べてご返事します、と答えた。
88歳で3万円、99歳で5万円、100歳で7万円の規定になっている。嘗て77歳の敬老祝い金廃止を巡り議会では賛否が別れたが廃止を決定。私は賛成したが、廃止の議案を提案する前には、一切市民への説明をしなかった市長の姿勢に大きな問題を残した。説明すれば混乱するという言う稚拙な理由で。
(1月11日)

あまりの寒さにホッカイロの効果がない
今朝の駅立ちは、北越谷駅東口で午前6時前から開始。気温マイナス4度の冷凍庫状態。終了の午前8時30分までに、手足のしびれと共に、頭がキーンとして少し痛い感じ。
持参したホッカイロはあまり効果がない。
すると、午前7時頃馴染みの50代の女性から熱いペットボトルの差し入れが。これを、ポケットに入れて暖まって下さい、と付け加えて改札に向かわれた。
駅立ち終了後通常は自宅で朝食をとるが、あまりの体の冷え込みに、最寄りのデニーズに向かった。運ばれて来たコーヒーの器を両手で押さえて両ほほにあて暖をとる。顔に血の気が戻るような感じ。店内には、街頭活動を終えた公明党市議3名がコーヒーを飲んでおられた。
          (1月16日)

缶コヒーヒーを歩道に置きっぱなし
今朝の駅立ちは、越谷駅東口で、何時も様に到着して駅周辺の吸殻やゴミの清掃の後、午前6時から開始。まだ辺りは暗く寒さも身にしみる。
午前7時前20代の男性が自分のタバコの吸殻を、飲み干した缶コーヒーの中に入れて、そのまま歩道に置いて、注意する間もなくすたすたと立ち去って行った。
マナーなど微塵もない。身勝手そのものに朝から気分が悪くなった。しかし、その後馴染みのサラリーマンから今回もペットボトルを差し入れて頂いた。毎回同じ様にして貰っている。
更に50代の女性からも缶コーヒーを頂いた。
ベンチウォーマーの左右のポケットにいれたが、市民の気持ちの暖かさも詰まった。
精神的にも、物理的にも気持ちが前向きになった。終了の午前8時30分過ぎに、がんばろう越谷主催のグラウンドゴルフ大会の関係者の高齢女性に会った。仲間の皆さんと午前9時、越谷駅をスタートのウーキングに参加する、との事。私にこんな朝早くから活動しているのですね、と感心しきりに救われた。(1月17日)


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「がんばろう、日本!」国民協議会

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Index 

□問われているのは、われわれなんじゃないか

立憲民主主義のフォロワーシップの集積が試されている

~トランプのアメリカが問うもの

 ●トランプのアメリカが問うもの 中国が自由貿易を擁護し、アメリカが壁を築く

 ●課題の普遍性にどう向き合うか 課題先進国か衰退途上国か

 ●問われているのは、われわれなんじゃないか~質のよい悪口か、情動的な多数の暴走か

 ●立憲民主主義を支えるフォロワーの厚みと多様性 その主戦場は、くらしと自治の現場

□「囲む会」のご案内 

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問われているのは、われわれなんじゃないか

立憲民主主義のフォロワーシップの集積が試されている

~トランプのアメリカが問うもの

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【トランプのアメリカが問うもの 

 中国が自由貿易を擁護し、アメリカが壁を築く】

 トランプ第45代アメリカ大統領は就任直後から、TPPからの離脱、オバマケアの見直し、メキシコ国境の壁建設などの大統領令を連発し、「アメリカ第一」の姿勢を鮮明にしている。普遍的な価値を掲げて国際的な公共財を提供するという「責任ある大国」から、「理念なきアメリカ、自分のことしか考えないアメリカ」(西谷修「アメリカのない世界」 世界1月号)へのハードランディングが始まった。

 皮肉なことに、トランプのアメリカが国境に壁を築き、保護貿易へ舵を切ろうと宣言しているときに、中国の習近平国家主席は初めて出席したダボス会議で、自由貿易や世界経済秩序の最大の支持者としての存在感を見せつけた。政治リスク専門のコンサルティング会社、ユーラシア・グループのイアン・ブレマー社長は「世界の自由貿易のリーダーが中国とは、資本主義はピンチだ」とツイッターに投稿した。

 トランプ政権は温暖化対策に関しても明らかに後ろ向きだ。パリ協定からの離脱は規約上難しいだろうが、おそらく協定は不履行となり、オバマ政権下の環境規制は大幅に緩和されるだろう。その一方で、深刻な大気汚染問題が政権基盤にも影響を及ぼしかねない中国が、温暖化対策のリーダーに押し出される可能性もある。

 「中国は大気汚染が深刻で、これを解決しなければ、共産党統治の正当性が持たなくなってしまう。つまり大気汚染問題を解決することと、温暖化対策をセットで進めざるを得ない状況にあるわけです。ここはアメリカと大きく違うところかもしれません。今中国は十数都市で、排出量取引制度を実験的に実施しています。最終的には全国レベルの排出量取引制度を入れる計画で、ひょっとすると、中国がアメリカよりも先に行くかもしれないですね」(諸富徹・京都大学教授 2―5面)

 自由貿易や温暖化対策といった多国間の協調による枠組みに、中国が積極的に関わり、アメリカは背を向ける―そんな「前代未聞」の時代が始まりつつある。

 トランプのアメリカが問うのは国の生き方であり、われわれがどんな社会を次世代に引き継ぐのかということだ。

 「理念なきアメリカ、自分のことしか考えないアメリカという像は人をうろたえさせるかもしれませんが、その発想を持たなければ、世界はもはや未来をイメージできない。『日本の対米自立』と意気込む人もいるのでしょうが、右であれ左であれ、アメリカ的秩序に寄りかからずに自分の国はどうしていくのか、本格的に考えなければいけない時がきているということです」(西谷 前掲)。

 「トランプ氏の米国第一主義を理解し尊重する」と言いながら「TPP参加を働きかける」(安倍総理)というような、小手先の交渉術や当座しのぎの取り引きでは、とても対応できない。(「カモ」とみなされるかも。)日米二国間の貿易交渉では、かつての「貿易戦争」を思い起こさせるような対日圧力と、TPPを超えるような市場開放要求が想定される。

 またトランプ大統領就任を前後して、国連仲介の和平協議とは別に進められてきたロシア、トルコ、イランによるシリア和平協議が合意された。今後の行方にはまだ不安定な要素も少なくないが、「アメリカ抜き」の国際関係は確実に始まっている。それが人権や平和といった普遍的価値を尊重するものになるのか、むきだしの権力政治が前面に出てくるのか。 

 「むきだしの権力政治がいっそう前景にせりだすなか(自分のことしか考えないアメリカ/引用者)、右でも左でもない日本国が、いま一度人権や平和といった規範に則って国の針路を見定めることができるのかどうか、正念場を迎えている」(遠藤乾 朝日11/24)

【課題の普遍性にどう向き合うか 

 課題先進国か衰退途上国か】

 トランプ氏の言動は、きわめて短期的な利害を狙ったものだ。「トランプ氏の自己利益第一主義の言動は、経済学的にみても合理的なものではなく、極めて短期的な視野に基づいていると言える。経済合理性を貫けば、能力や生産性を無視した差別やエコヒイキは長期的に必ず利潤を低下させ、市場での敗退を招く」(猪木武徳・大阪大学名誉教授 日経1/4「経済教室」)。

 だからこそ長期的な視野、価値や理念に足場を置かなければ、短期的な利害に振り回され、自分を見失うことになる。渡辺靖・慶應大学教授によれば、トランプ氏の「自己利益第一主義の言動」にすぐに反応して妥協する相手は「カモ」と見なされるようだ(http://blogos.com/article/207007/)。

 例えばパリ協定の不履行は、米産業界にとって短期的には温暖化対策のコストを免れることになっても、長期的には産業の衰退を招くだろう。

「フィナンシャル・タイムズの観察は、図らずも共産党政権は温暖化対策の世界のリーダーに押し出され、また国内の強いプレッシャーの中で、実は中国の産業の現代化が図られていくのではないか、というものです。日本がかつて石油ショックでエネルギー価格が高騰して、図らずも世界でも最高水準の省エネを成し遂げ、なおかつ産業上の成功を成し遂げたのと同じ状況に、中国もなるかもしれないということです。

これに対して、アメリカは自らの手で規制を緩めてしまい、エネルギーをジャブジャブ使う経済構造をそのまま続けることになった場合、今は費用負担から免れて楽になったと思うかもしれないが、それは決して長期的な勝利を意味するわけではないということです」(諸富 前出)

 日経ビジネス1/23号の特集は、「トランプに負けるな! トヨタ、GE、ダノンの動じない経営」だ。「米国でトランプ新大統領が誕生し、これまでのグローバリゼーションが修正を迫られる。その根底には、大企業が主導する資本主義の恩恵にあずかれなかった、無数の市民の不満がある。格差の拡大や地球温暖化など、企業活動は様々な社会問題の原因となってきた。だが、『ESG』『SDGs』『パリ協定』をはじめ、企業がリーダーとなり課題を解決する指針は整った。近視眼的な利益追求は社会との分断を大きくする。〝トランプの時代〟に動じない、長期視点が必要だ。企業と社会が価値を共有する『サステナブル(持続可能な)経営』。これが、新時代の競争軸になる」と。【ESG:環境(Environment)、社会(Social)、企業統治(Governance) SDGs:持続可能な開発目標】

(http://business.nikkeibp.co.jp/atcl/NBD/15/special/011300558/?ST=pc)

 トランプ大統領の「つぶやき介入」で、目先の雇用は確保できるかもしれない。しかし例えば自動車産業では1999年から2015年の間に米自動車三社の生産規模は約300万台減ったのに対し、同時期に日韓欧の企業は米国内での生産も雇用も増やしている。米国勢の衰退はメキシコ移転よりも自国内の生産で海外勢に押された結果といえる(日経1/24)。

 その米自動車業界の新政権への要望は、オバマ政権での燃費規制の緩和とドル高是正(為替による輸出補助金に相当する)だ。ガソリンをジャブジャブ使う構造を温存したまま、輸出補助金に頼るようなやり方に未来はあるのか。柳川範之東京大学教授は「怠惰な4年になる予感がする」と述べている(日経 前出)。(これは日本にとっても同様。3―5面・諸富先生の講演参照。)

 エネルギーや環境の制約、あるいはグローバル化と再分配をめぐるガバナンスの再設計、人口減少・少子高齢化、脱工業化などの時代や社会構造の変化は、旧来型の産業やシステムの衰退をもたらすが、同時に新たな産業やシステムを生み出すイノベーションのチャンスでもある。イノベーションとは非連続性であり、従来の延長線上からの軌道の変更だ。規制や制約は、こうした軌道の変更へ向けたチャレンジを促す。

 今求められているイノベーションに共通するキーワードは、持続可能性といえるだろう。これに挑戦するなかからこそ、課題先進国への道は開ける。その挑戦に背を向けるなら、その先にあるのは衰退途上国への道だ。問われているのは、歴史的課題の普遍性にどう向き合うかだ。

  

【問われているのは、われわれなんじゃないか

 ~質のよい悪口か、情動的な多数の暴走か】

 大統領令を乱発するトランプ大統領だが、独裁者のように何でもできるわけではない。あくまで行政府のトップとしての法律運用の指令であり、法律を作れるわけではない。法律を作るのは議会だ。また最高裁で大統領令が憲法違反とされることもある。

 たとえばオバマケアも大統領令で廃止できるわけではない。立法措置が必要であり、それは議会の権限だ。共和党は上下両院で過半数を占めているが、上院の議席は民主党のフィリバスターを封じるには足りない。また廃止すれば二千万人が無保険者になるといわれるが、代替案については共和党内の調整が難航している。代替案なしに廃止すれば、有権者の反発は必至だろう。

 シリアなどからのイスラム教徒の難民の入国を禁じる大統領令も検討されているようだが、国籍や宗教による選別は憲法違反とされる可能性があるし、当然国際的な反発も呼び起こすだろう。あるいは不法移民保護政策を理由とした、自治体政府に対する連邦政府からの資金カットについても、ニューヨーク市長は、実行されれば法廷に訴える方針を明らかにしている。

 つまり「人々の感情を動員して最高権力者の地位に就いても、アメリカの政治制度には『大統領が権力を行使しにくいようにするための手枷足枷』が芸術的と呼ぶべき統治制度(多重的なチェック・アンド・バランス/引用者)として待ち構えている。人々の感情の烈風を受けた政治家の人格に、政治が過度に左右されないための建国者たちの工夫」(岡田憲治 日経ビジネスオンライン11/15)であるところの立憲民主主義を機能させられるかが問われている、ということだ。

 イギリスの国民投票がウソが横行する「デマクラシー」と言われ、アメリカ大統領選挙が偽ニュースサイトが拡散される「ポスト真実の政治」と言われたように、「事実かどうかなんて、どうでもいい」という怒りや憤りが政治的に噴出されるなかで、立憲民主主義を機能させるために問われていることは何だろう。

 不満や憤りを抑えることはできない。民主主義はキレイゴトではない。意見の違い、利害の対立がある以上、激しく議論を戦わせることは当然だし、そこに感情が伴うのも自然なことだ。問題は、「敵」に仮託して感情を表出するのか、「顔の見える」関係性のなかで感情を表出できるのか、ではないか。

 不満や憤りが、民主主義を鍛えるために必要な「質のよい悪口」になるのか、「情動的な多数の暴走」になるのか。民主主義を分断や憎悪を増幅させるツールにしてしまうのか、連帯と尊厳のためのツールとして深化できるのか。

 

 これはリーダーではなくフォロワーシップの勝負だ。民主主義がファシズムに転じた20世紀の教訓を、 21世紀のフォロワーシップの集積をめぐって決着をつけること、そこから次世代に引き継ぐべき、立憲民主主義の新たな地平を創りだす―それが民主主義のイノベーションだろう。

 「不安はある。ただ、問われているのは、われわれなんじゃないか、と。『私たちが彼を導く』ということなのかもしれません。大統領である彼が私たちを導くのではなく、私たちが彼をしっかり導くことが重要なんだ、と」。トランプ大統領の就任式に参加した元軍楽隊員(32年間で計7回、大統領就任式でファンファーレを鳴らしてきた)の感想だ。

 続けて彼はこう言う。「考え方はそれぞれ違う。私も大統領とは考えが違う。でも、私は彼を大統領として受け容れようと思う。考えの違う人も『だから(トランプ氏は)』と言って逃げず、もっと積極的に政治に参加して議論する必要がある。この就任式に民主党の議員が大量に欠席したのを、私は最初、仕方ないと思った。だけど今は違う。彼らは出席すべきだった。そして声を出すべきです。私ももっと政治には参加しないといけない。そう考えています」(立岩陽一郎/Yahoo!ニュース編集部 http://news.yahoo.co.jp/feature/489)

 大統領就任式でヒラリー・クリントンに執拗にブーイングを浴びせる人々がいる一方で、翌日のウイメンズ・マーチで同じ場所を埋め尽くした人々は、「彼は大統領になったんだから、退陣を求めるべきじゃない。でも、『彼とは違う』ということを私たちは示さないといけないんだ」、「トランプが勝って、恐ろしくて悔しくて悲しくて。でも、大統領になったんだから、しっかりやってもらわないと」と言う。(同前)

 これは「多様な人々の共生を可能とする基礎的条件である『寛容』と『知恵の交換』」(佐藤幸治「立憲主義について」放送大学叢書)という立憲民主主義の基本的精神を体現する、フォロワーの厚みと多様性をめぐる勝負だ。そしてそのためにこそ、中間層の厚みのある社会を目指さなければならない。

【立憲民主主義を支えるフォロワーの厚みと多様性 

 その主戦場は、くらしと自治の現場】

 立憲民主主義の基本精神を体現するフォロワーの厚みと多様性をめぐる勝負。その主戦場は、くらしと自治の現場だろう。

 20世紀の工業化社会は太い大きな対立軸で成り立っており、それに沿って形成された政党を媒介に民主政治のモデルが形づくられた。しかし現代の脱工業化社会では、たとえば一口に労働者といっても、いくつもの利害に分断されている。それらをまとめるような大きな対立軸は存在せず、細かく小さな対立軸しか存在しない。ここから生じる意見の違いや利害の対立にどう向き合うか。

 たとえば「保育園落ちた、日本死ね」は、待機児童問題という、すでに深刻だったにもかかわらず政治(永田町・霞ヶ関)が光をあてようとしてこなかった問題に注目させる契機にはなった。しかし国会論戦で何か深まったか? 

 保育園建設ひとつとっても現場では、周辺住民をはじめさまざまな人々の合意形成が不可欠になる。保育を必要としている保護者のニーズも、じつは多様だ。そして言うまでもなく、「子育て支援」は保育園だけで完結するものではない。「保育園落ちた、日本死ね」が提起した問題、そこに関わる「賛成・反対」や単純な多数決では決着のつかない多様で複雑な利害や意見の違い、そこから生じる感情の対立やギャップ…。こうした細かくて小さないくつもの対立や摩擦を、どういう場・共同性のなかで表出していくのか。

 異なる意見を否定したり、論破したり、排斥したりする―閉鎖性・同質性を求めることで成り立つ共同性なのか。忖度でも同調圧力でもなく、単なる多数決でもなく、利害の対立、意見の相違を、まずは「そういうものだ」と認め合うところから互いに議論できる―そういう関係性で成り立つ共同性なのか。こうしたことが、くらしと自治の現場では次第にリアルになっているはずだ。

 たとえば一昨年の安保法制をめぐって始まった「野党共闘」が、単なる選挙のための数合わせではなく、立憲民主主義の運動として地域で続いているところでは、こうした組織感覚がリアルな実践感覚になりつつあるのではないか。これまで接点がなかった、場合によっては対立した経緯もある組織や団体、個人が場を共有し、それを維持し続けようとすれば、「異なる他者」をまずは認め、その意識活動をとらえようとしなければ継続しない。

 また地方議会の会派は必ずしも、国政政党の下請け・上意下達だけで作られているわけではない。そうしたところでは、安保法制に限らず国政マターについての意見書の採択、あるいは地域の課題、予算案の修正や議会運営などをめぐって、会派間の連携がさまざまな形で試みられる。会派が違うのだから、考え方が違うのは当たり前。だからこそ「決め付け」ではなく徹底的に議論して、相手はなぜそう考えるのかを理解する必要があるし、その上で一致できるところを見出す努力をしなければならない。

 そこからは、単なる多数決ではなく、意見が違うからこそ、そこに政治(合意形成)の必要性があるんだ、という立憲民主主義の感覚が生まれるはずだ。何分の一という「頭数」としてではない議員の役割、決定過程―合意形成の重要性、「政治家は合意形成のプロ」(大島敦衆院議員 「日本再生」452号)などの意味がリアルになる。

 会派のマネジメントも「一致団結」「全会一致」を求めるのではなく、議論を尽くしたうえでなお残る違いを理由に関係性を断つことはしない、というものになっていくだろう。これは「ゆるい」関係性ではなく、主体を問いあうからこそ成り立つ信頼とリスペクトの関係性だ。

 コラム「一灯照隅」は、くらしと自治の現場での、こうした立憲民主主義の実践をめぐる試行錯誤を共有する場でもある。

 世代間のギャップや摩擦を世代間対立にしてしまうのか、お互いの理解への糸口にしていくのか。どうすれば分断的になる問いの発し方になり、どうすれば関係性を深める問いの発し方になるのか。無責任連鎖から生じるさまざまなマイナスの反応に、めげずに「あきらめない」持続性はどのように育まれるのか。「消費者として文句を言う」ところから始まるお任せ民主主義、消費者民主主義からの「参加」の分解のなかに、自治の当事者性をどう涵養していくか。その試行錯誤をどのように伝え、共有していくかetc。

 立憲民主主義のフォロワーシップを、くらしと自治の現場から着実に集積していこう。

(「日本再生」453号 2/1 より)

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 ゲストスピーカー 朱建榮・東洋学園大学教授

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 コープイン京都

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             泉健太・衆院議員(予定)、隠塚功・京都市会議員

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石津美知子
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2月18日(土) 1600から
ゲストスピーカー 朱建榮・東洋学園大学教授

 
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 2月8日(水) 午後6時30分より

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 講演とディスカッション 曽我部真裕・京都大学教授、福山哲郎・参院議員

             泉健太・衆院議員、隠塚功・京都市会議員

 参加費 1000円


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